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2006年01月06日

ピンボケです、ピンボケぇ~


ピンボケ写真 写しました。

 スワロSTS65HDの最短距離実験撮影をしていたとき、接眼レンズを変え、比較実験をしました。ちょっと自慢しちゃいますが私はピント合わせにはかなりの技術をもっていると思っています(笑)。しかし、20倍(低倍率)アイピースで撮影していると被写体にピントが合わない・・・なんどやってもAFが上手くいかない。ん~~まいった。下手になったのだろうか・・・・
 同じ距離からの撮影で30倍、45倍の接眼レンズでは快適にAFが使えました。20倍だけワイド側も望遠側もうまくいかず結局苦労しながらマニュアルフォーカスで撮影しちゃいました。
原因は背景のテストチャートと被写体モデルの距離を10cmにしたことにあると考えることにしました。これが1m離れていればFAも迷うことなく合うと思います。
この条件では被写界深度が深くなる低倍率接眼レンズを使うことにより、コントラストが高い背景にAFがひきつけられた結果と考えられます。

ここで、いろいろ考えてみると・・・

 被写界深度が深いとピントの合うレンジが広いのでその中でコントラストの高い場所にAFは合ってしまいます。被写界深度が浅ければその狭い範囲でAFが働きます。高倍率にするとAFの範囲は狭いけど、そのレンジに合わせたい場所を入れさえすれば意図に合わせたAFとなるわけで上級者には良いでしょう。低倍率の場合はAFの効くレンジが広いのでAFインジケーターは合焦を表示するけれど撮影意図とは異なる位置に合うことになる可能性があるわけです。
「思った位置にピントが合わない」と初心者の方は言うことが多いようですが、いままで私はピント合わせに苦労したことがあまりありません、私の作風から大口径&高倍率のシステムが多いので被写界深度が非常に浅いことにあると思います。
 口径の大小、倍率の大小、もちろんカメラの絞りなど被写界深度に影響する要素はシャッター速度向上&ブレ防止と裏腹な面が多いので一概に何が良いとは言えないけれど、こんな観点からシステムを考えて見るのも面白いなぁ~なんて思いました。

 そー言えばパンフォーカスの使い捨てカメラって失敗は少ないけどこを写したいか良くわからない写真になりますよね、それに対して大口径レンズのカメラって写したい場所が見る側にわかってしまうので、ピンが外れていると「ぴんぼけ」ってすぐバレバレ。

 わかってはいることですが、改めて気になってしまったので書いてみました。

投稿者 turbo : 2006年01月06日 22:00

コメント

参考資料:デジスコ通信の連載「デジスコなんでもクリニック」

オートフォーカスの上手な使い方
http://www.digisco.com/dt_5/toku12.htm

意図する位置で確実にピントを合わせるには
http://www.digisco.com/dt_6/toku3.htm

投稿者 冨田 : 2006年01月08日 00:16

ターボ♪さん、ブログにコメントいただいてたのに気が付いてませんでした。失礼しました(反省)。

倍率による被写界深度とピントの関係、奥が深い・・・・頭が混乱してきました・・・・・
昨日は60/75XWDSの一本勝負!!
この記事を見た後だったので絞りをどうしようかと思ったのですが、絞りのことを考えると夜も眠れなくなるので安直な考えですが中間の5.0に固定しての撮影でした。

結果は良好!75倍好きになりました。
これからも頭を混乱させてください(笑)。

投稿者 あにょ : 2006年01月08日 11:52

冨田さん わかりやすいサポートありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。

あにょさん あはは、引続きどうぞ宜しくお願いします。
60/75は素敵なアイピースですね。
結構ハマリますよぉ~~

投稿者 たーぼ♪ : 2006年01月09日 02:25