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2006年05月25日

ジンバルについて思うこと 2

G_4506.jpg

ジンバル構造の難しさは小さなガタだけではない。機械精度が高くなればなるほど、振動の減衰する部位が減り、振動が残りやすいという欠点もある。たとえばビクセン社のポルタのように大きく重くすれば出にくいものではありますが、実用的には大きく重過ぎるものは機動性に影響する。特に使用頻度の高いユーザーには切実な問題となってくる。小型、軽量という要素を残しながら剛性をキープし、微振動を制振し、適正な三脚を含め振動の減衰が起こりやすい状態にしなければならない。今回の試作の中でジンバル雲台内部を剛性の高い金属素材だけで構成すると振動は納まり難いことがわかった。ここに樹脂層を数層加えるとかなり減衰力が高まった。さらに粘性油を介在させることではっきりわかる効果が得られた。三脚のゆり戻し振源はフリクションを低くするか、三脚剛性を上げれば少なくできる。結構やっかいなのがパーン棒が振動源となることだったりする。バーン棒は結構重要なパーツで、フリクションとの関係で場合によってはたわみの反力で振動が起こるケースもある。パーン棒を短くするか太くするか、棒自体をダンピング特性の高いものにするなどの対策が考えられる。

続く・・・

投稿者 turbo : 2006年05月25日 23:27

コメント

この部品数、このベアリング、そして精度・・・・
想像するのも怖いくらいの金額が・・・・

でも・・・・
車にしても、戦闘機にしても、優れたものは綺麗なんですよね\(◎o◎)/!

投稿者 大矢 : 2006年05月26日 22:27

あはは、これ、微妙に違うんです。個人でなら道楽も良いのですが・・・会社の経費で道楽・・こんなことをさせて頂けるのも皆さんのお力添えと、同僚の期待&あきらめ(笑)と感謝感謝です。
で、高いから生産しないっていうのは撤回。コストダウンして少しでも安くする努力をしてみます。
良いのができたら付き合ってくださいね(^-^)/

投稿者 たーぼ♪ : 2006年05月27日 03:25

前回高くて製品化出来ないかも、とのコメントでとうとう私もCADでジンバル雲台の設計をしはじめちゃいました。知り合いに機械設計をしている人いるので、自分のアイデアと専門知識を教えてもらい画いてします。とてもオイルフリュードとはいきませんが、私が画いて夢を見ているうちに○万円くらいで製品化してくださ~い。お願いします。!!

投稿者 ポウズ : 2006年05月27日 07:54

ボウズさん 設計できるのですね、私はスケッチです。CADは理詰めでいかないとごまかしが効かないので苦手です(^^;私はどうしても決めたい寸法をスケッチに記入して、絵と寸法は一致しない図がほとんどです(笑)
今、一生懸命合理的に設計しなおしています。この道楽がまだまだ続くのか・・・それともお仕事にするかはもう少し先のお話になりそうです。

投稿者 たーぼ♪ : 2006年05月30日 00:13