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2010年07月07日

【CANON IXY 30S 作例】 高ISO撮影にチャレンジ

裏面照射型CMOSのデジスコでの特長は「連写」と「高ISO」でしょう。今回は、石垣島の売れっ子ツアーガイドの小林さんをキープして、半日ツアーと夜間観察ツアーのガイドをお願いしました。
デジスコでの夜間撮影は無理だろうと、思い込んでいましたが「前に懐中電灯で照らしてデジスコで写していた方がいましたよ」という話を聞き・・・「ん?30Sなら・・」とチャレンジしてみました。
超強力なストロボで写す夜間撮影は、瞳孔が開いている時に強烈な光を浴びせるために野鳥にも悪い影響があるでしょうし、仕上がった写真も緑の目玉になって変ですから全く興味がわかないのですが、高ISOでのデジスコなら普通の懐中電灯でもいけるのではないだろうか・・・と思って、写してみました。

照明器具は市販のタングステン懐中電灯。足元用に借りたLED懐中電灯は色が青すぎて適度なホワイトバランスの適合ができないのでNG。カメラISOはなんとなくISO800に固定(;^_^A 結果が良かったのでOKとしました。

狙いはフクロウ!!しかも、昼間に寝ているフクロウではなくしっかり活動しているイキイキとしたフクロウです。
この日は鳥運も良かったようで、Rコノハズク・アオバズク。Rコノハズクは鳴き声を頼りに探します。アオバズクは姿を見つけて写します。

この写真は街路灯に集まる虫を狙って飛んできたアオバズクを、街路灯の明かりだけで写しました。デジスコは10m以上離れて写せるので神経質なアオバズクも写すことができます。
露出時間 0.4 s
F ナンバー f/2.5
ISO スピード レート ISO 800
露出補正値 -1.67 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ フラッシュ発光なし、発光禁止モード
ホワイトバランス 手動ホワイトバランス



こちらはリュウキュウコノハズク。3個体が姿を見せてくれました。固体が小さいので照準器が狂っているとかなり苦戦しますが、準備ができていればバッチリ写せます。懐中電灯でも1/4秒程度のシャッター速度が稼げるのですからデジスコの「無振動撮影」なら大きくクッキリと写すことができますよ。
画質面もISO800なら「いける」感じです。

露出時間 1/4 s
F ナンバー f/3.2
ISO スピード レート ISO 800
露出補正値 -1.67 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ フラッシュ発光なし、発光禁止モード
露出モード 手動露出
ホワイトバランス 手動ホワイトバランス


但し、こんなの(サキシマハブ)が私たちの足元に・・・・コワイコワイ・・・

石垣島の野鳥はまだまだ良いシーズンが続きます。
行きたくなったらガイドの小林さんに即相談してください。
きっと、忘れられない素晴らしい体験ができると思います。

■SEA BEANS(シ-ビーンズ) 代表小林さんまでお問い合わせください。

投稿者 たーぼ♪ : 2010年07月07日 00:32

コメント

IXY30Sでデジスコの可能性が更に広がっていいですね!
思ってもみなかった夜の撮影のアオバズクさんとコンハズクさんの写真が素晴らしいです。

投稿者 nobu : 2010年07月07日 09:03

nobuさん

30Sの心配事だった低感度での画質ですが、デジスコの場合はシャープネスのパラメータを下限にすればいい感じに表現されるのでちょっとホッとしたところです。高感度はISO800でもいけるので、高速連写を含めて楽しみが増えますね。
懐中電灯でフクロウが写せるとは思いませんでした。IXY30S・・・すごいかも(爆)

投稿者 たーぼ♪ : 2010年07月12日 11:00