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2010年12月10日

【新製品】興和テレフォトレンズ500mmf5.6 その2 ②

※ 画像をクリックすると原画が表示されます。

aP1000303 700mm40.jpg
■テレフォトレンズ/TX07/マイクロフォーサーズ 700mmf4.0
メーカー名 Panasonic
モデル名 DMC-GH2
露出プログラム 絞り優先度
ISO スピード レート ISO 160
シャッタースピード 1/100 s
露出補正値 -0.33 eV

aP1000358 1000mm56.jpg
■テレフォトレンズ/TX10/マイクロフォーサーズ 1000mmf5.6
メーカー名 Panasonic
モデル名 DMC-GH2
露出プログラム 絞り優先度
ISO スピード レート ISO 160
シャッタースピード 1/50 s
露出補正値 0.00 eV

aIMG_7334 750mm56.jpg
■テレフォトレンズ/TX10/デジイチ 750mmf5.6
 メーカー名 Canon
モデル名 Canon EOS 50D
露出プログラム 絞り優先度
ISO スピード レート ISO 400
シャッタースピード 1/128 s
絞り値 f/0
露出補正値 0.00 eV

aIMG_1288.jpg
■TSN-884/TE-17W/コンデジ(ワイド側) 1500mm f3.2
メーカー名 Canon
モデル名 Canon IXY 30S
ISO スピード レート ISO 125
シャッタースピード 1/125 s
絞り値 f/3.2
露出補正値 -1.33 eV

aIMG_1340.jpg
■TSN-884/TE-17W/コンデジ(テレ側) 3000mm f5.3
メーカー名 Canon
モデル名 Canon IXY 30S
ISO スピード レート ISO 125
シャッタースピード 1/60 s
絞り値 f/5.3
露出補正値 -1.33 eV

とりあえず同じ場所で同じ条件でネコのお人形を写してみました。
EOS50Dはシャッター速度をあげないと機材ブレが起こってしまうのでISO400まであげての撮影となりました。
天候は晴れ、撮影場所は日陰、距離は5mです。画質面については互角と言っても良いかな~
このデータだけで重箱の隅をつつくような議論をしてもはじまらないので、Fastインプレッションとして感じたことを書いてみます。

テレフォトレンズは基本的にはカメラレンズです。カメラ本体を取り付け撮影するので、日常、デジイチを使っている人であればなんの違和感も無く楽しめると思います。
但し、AFもAEも装備されていません。私はAFを使わずに写すことが多いのでまったく気になりませんが、AFでないと写せないという方はAF付のカメラレンズを選ぶことをオススメします。
このレンズには絞りがついています。カメラに装着して「絞り優先」にセットすれば自動的にシャッタースピードが設定されます。あとは、被写体と背景の明るさの関係などで露出補正すれば良いと思います。
今回使用したGH2は液晶画面、または液晶ビューファインダー(EVF)で撮影状況を把握しながら写せるので簡単です。EOS50Dなどデジタル一眼レフではある程度の明るさを補正する読みが必要なので、経験の少ない方は、再生画面をいちいちチェックしながら確認~補正が良いでしょう。

マイクロフォーサーズについては、今まであまり連写速度が速くなかったのでテレフォトレンズとのセットについては意義を感じなかったのですが、秒間5コマまで進化したので倍率あたりの明るさと相まって急に魅力が出てきました。
実際にはデジスコと同じくプレビュー画面が連写の中に表示されるので、簡単撮影になります。しかし、思った以上にフォーカルプレーンシャッターの振動が大きく、望遠撮影においてはかなり気になる部分です。撮影方法としては、しっかりカメラを持って、揺れを手のひらで吸収しながら写す作業が必要になります。シャッター速度も1/50秒を下回ると運が良い悪いの領域にはいってしまいます。
もちろん、ISO感度をあげればシャッター速度もあげられるのですが画質の低下とのバーターになってしまいます。
実際にマイクロフォーサーズで野鳥を写すとしたら、700mmf4.0で飛翔写真にチャレンジしてみたいと思っています。もちろん1000mmf5.6でも写せるのですが、画角が狭くなって野鳥を画面に留めることが難しくなります。1600万画素もあるのですからトリミング耐性も使える気がします。

しかし、f値そのままで焦点距離が2倍になるというのは嬉しいですね。


デジイチについては、やっぱ自己発生振動がでかい(^^; セルフタイマーにして手を離して写したらブレブレ・・(ジンバルのためかも)マイクロフォーサーズ以上にしっかり機材を抑えたまま写さないと良い画質になりません。例え高いシャッタースピードであっても傾向として同様の現象があるはずですから、しっかりしたビデオ雲台に装着すること、手で振動を押さえ込む操作、シャッター速度が1/100以上になるISO設定が必要になると思います。
但し、やっぱ大きな撮像素子はダイナミックレンジが広いので画質面で魅力ですね。


参考までにデジスコ。ケラレが消える3ステップ目とテレ端の画像をUPしました。飛翔写真にはワイド側でも画角が狭いので、秒間4コマで写せても不向きと思います。もちろん、距離を離して、遠くから小さく写すのであれば飛翔写真もOKと思います(画質が落ちます)
TSN-884が良いということもありますが、静止画ならデジスコですね(笑)大きさ、明るさとも比較になりません。恐らく解像感/拡大率もぶっちぎりで良いといえます。
画角の狭さを生かして、背景のうるささを切り取り、適度なボケで絵を作る。
プリズムユニットを早く入手したいです。

次回は、興和テレフォトレンズの立ち位置について考えてみたいと思います。

投稿者 たーぼ♪ : 2010年12月10日 12:12

コメント

雲台、三脚も教えてください。

投稿者 45 : 2010年12月10日 17:52

45さん

デジイチ系を使うならジッツォ3型&マンフロット503ぐらいの組み合わせが欲しいですね。
今回は2型&ジンバルだったので役不足ですね。
セット重量は7~8kgになりそうです。

投稿者 たーぼ♪ : 2010年12月10日 18:19