« 【RX100作例】 ワイド端、テレ端 | メイン | 【RX100作例】 カメラブラケット試作品 »

2012年07月16日

【G1X作例】 画質で選ぶならこのシステムがお勧めです

TSN-884/VA3/G1X

シャッタースピード 1/79 s
絞り値 f/5.8
ISO スピード レート ISO 200
露出補正値 -0.67 eV
レンズ焦点距離 60.4 mm

いよいよ北海道遠征シリーズもおしまいに近くなりました。
今回の目的はG1XとRX100の実力評価。
比較対象するものでみないのですが、2機種をいろいろな要素から経験的に見ることができ、
メリット・デメリットがはっきりしてきました。

このモデルさんの顔、よーく見てください。いかにも「オオジュリン顔」ですよねぇ~(笑)
葦原の貴公子たるオーラをこんな小さな時からもっています。
原生花園を歩いていると、この季節にはいろいろな「コッコ」に出会えます。
木道で撮影者の行動は制約されているので写せる範囲での撮影しかできません。
この写真で10m弱ですね。G1Xシステムの焦点距離はテレ端の1600mm。
「後でトリミングして使う」と思って撮影しているので構図はど真ん中が多くなります。
G1Xの画素数は1430万画素、大きなCMOSセンサーで小さめの画素数での設定。
こんなに余裕のあるセンサーの使い方をしているデジタルカメラなんてそうは見当たりません。


上の画像をピクセル等倍(クリックしてください)になるようにトリミングしました。
被写体の解像感や背景のボケ味やノイズ感、私が特に好きなのは記憶色にぴったりの緑、そして全体の発色です。

シャッタースピード 1/30 s
絞り値 f/5.8
ISO スピード レート ISO 200
露出補正値 0.00 eV
レンズ焦点距離 60.4 mm

原画は近い距離で写してもこんなバランスになります。デジイチや引き系のデジスコではあたりまえの構図ですが、焦点距離ジャンキーの私にとっては「小さいなぁ~」って心でつぶやきながらの撮影です。
ここでは被写体の解像感と前ボケに注目してみてください。どうやって調理しているのかわかりませんが、テレ端でこのディテールをバランスよく表現できているって、今までのコンデジに無無かった画質重視の逸品であると思います。
ピンと立った草の水滴や枝、脚に薄っすらとブルーの色収差が見えますが、このレンズは素晴らしい性能をもっていると思います。4000枚程度の撮影ですが、どんな失敗写真でも画質の良さの片鱗は見せていることが不思議です。


上の画像をピクセル等倍(クリックしてください)になるようにトリミングしました。
未処理画質でこのポテンシャルを持っていますから画像処理をしてお化粧すればWEB用途なら素晴らしい画像を作ることができると思います。
この時もそうなんですが、遠征中、私の目の調子が悪く、ピントなどが良く見えていなかったのですが、概ねカメラのAFを頼って写していてもAFターゲットを目玉に置けば簡単に「ジャスピン」をもらうことができました。もちろん、システムの「短めの焦点距離」の影響もありますが、ピンが来ているというのは目の不調をカメラがカバーしてくれていると実感でき、本当に助かりました。


【G1Xまとめ】
このシステムはVA3の長さとG1Xの長さ、そして両方の重さ、というデメリットが間違いなくあります。システム全体で15cm長くなり、1kg以上重くなります。私はデジスコ本体のメリットである軽薄短小という要素を満足できなかったこともあり、開発販売することに逡巡していましたが、試しに作ったアダプターでも「おおお!」と驚く画質を出した経緯もありちゃんとしたアダプターを作りました。ただ、通常の最低ロット(100個)はなかなか売れないと判断し、32個のみ(ほとんど原価)で製造販売することにしました。社内では「道楽」と言われましたが(笑)
大きくて重いG1Xシステムですがそこを克服できるなら、総合的には何の不満も無く楽しい撮影ができるということを確認することができました。焦点距離は最大1600mmと短めですがトリミング耐性がビックリするほど高いので3000mmの焦点距離で写したのと同じような出力も可能です。このシステムのメリットは画質で圧倒的な良さを楽しめることだと思います。PCで画像を開く楽しみは今までに無い快感であったりします。
決してオールマイティーなシステムではありませんが、環境の綺麗なフィールドでの撮影や近くでしかも定点で写せる可能性の高い場合には「作品作り」に使いたいと思います。
今日も33℃を越える猛暑の中、ココペリ君はG1Xをかついで撮影に出かけました。
この画質を見たら、私も写したいという気になってしまう魅力あるデジスコシステムであると思います。
まだ20個ぐらい在庫があります(笑)
もし、興味のある方は、是非、↓こちらにお問合わせください。

■発売元  【でじすこや】

投稿者 たーぼ♪ : 2012年07月16日 13:44

コメント

たーぼ♪さん、こんにちは。
BR-G1Xの件、最初は、33本全部捌けるかどうかに余計な「責任」を感じたりしていましたが、いまや心配の焦点が変わってきました。
G1Xのほんとうの良さに気づいて、さてブラケットの購入となったとき、品物が残っているかどうか・・・
¥18,800と、ちょっと考える価格ですが、セットになっている照準器ステイは汎用で使えますし、ご関心のある方は、いまのうちですよ。
それにしても、あの重厚なG1Xシステムを、北海道にまで運搬された、たーぼ♪さんには、頭が下がります。
サンプルの1枚1枚が、どんな宣伝よりも説得的です。責任って、こういうふうに果たすものなのですね(笑)。脱帽です。

投稿者 NonBird : 2012年07月16日 22:34

はじめまして。
いつも素敵な写真を見せて頂いてます、
お聞きしたいのですが、
このシステムで、VA3の変わりにVA2Bでは何か不都合が有るのでしょうか?
デジスコシステムの一つですが、
VA2BにCASIOのEX-F1を繫いで使ってます、
G1Xへ比較的簡単に変更可能ならば良いと思いましたので。

投稿者 黒猫 : 2012年07月18日 12:12

NonBirdさん

お世話になります(笑)営業、ありがとうございます。
このブラケットは完売すると思います。
このシステムは賞味期限が5年ぐらいありそうです(爆)いやいや、楽しいカメラですよ。
写している時は「もうちょっと大きく写したい」と思うのですが、PCで絵を見るとついつい笑顔が出てしまうv(^o^)
どうぞ、お楽しみください。

投稿者 たーぼ♪ : 2012年07月19日 00:53

黒猫さん はじめまして

VA2Bですか・・・・当社にサンプルが無いのですぐにはマッチング作業ができませんが、どこかで借りれるようであれば実機で合わせてご報告します。
ただ、アイレリーフには余裕がありますが、見かけ視界が狭いのであまり良い結果が期待できません(ごめんなさい)。
とにかく、実機で合わせてみないと(^^;

投稿者 たーぼ♪ : 2012年07月19日 01:01