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2015年05月15日

液晶画面の見え方  【実験その2】見え味

液晶画面の見え方 【実験その1】大きさに続いて、液晶画面の見え味について実験してみました。

まずは、液晶画面の精細度によって見え方がどう変わるかという実験です。

1、23万画素代表は ニコン クールピクスP6000

2、46万画素代表は キヤノン PowerShot S90

3、92万画素代表は リコー GRX

何年か前、1.5インチ11.5万画素の液晶から2.7インチ23万画素に進化した時「わぁ~~!こんなに良く見えるんだ!」っとカルチャーショックを覚えたことを昨日のように思い出します。そして、S90の3インチ46万画素を見て・・更なるショックを受けました。
さらに、3インチ92万画素の高級機の液晶は光学ファインダーに引けをとらない高精細さを体験させてくれました。
もちろん、23万画素でも充分問題なく使えるわけですが、インターフェイスは情報量が多ければ多いほど「思ったとおり」の撮影ができるわけですから、3インチ92万画素はいわゆる「究極」ではないかと思っています。

さて、同じ精細度でも「液晶ビューファインダー」(画面が小さい)と「3インチ液晶」でも見え味が違います。画素数が同じであれば小さい画面のほうが、より「光学ファインダー」のように見えます。しかし、それは目の性能の良い、若い人に言えることで、「老眼」や「乱視」の人にとっては有利とはいえません。

4、液晶ビューファインダーVF-2画像を同じ大きさに拡大

(色合いが悪いのは、画面の周波数とカメラの干渉によるもので、肉眼ではきちんと見えています。)

5、光の映りこみ(人工的に液晶画面近傍に光源を置いてみました。

外光については液晶フードの場合、ゴムフードや接合部の密閉性でこのような現象はありません。まさに、映画館で映画を観るようにクッキリ見えます。

実はもう一点、見え味に大きな影響を与える要素は、光学ファインダーに比べての時間的な遅れです。液晶画面に見えている画像は実際に見えている少し前の影像であり、どんなに高精細な映像であってもリアルタイムではありません。
シャッターのタイムラグを含めて要素として配慮が必要ですね。
特に92万画素ともなると演算速度の影響が大きく、拡大された画像に鋭い振動を受けた場合、画面の乱れが気になりました。


さて、実験1、実験2、をレポートしてみました。デジスコではレフ板(ミラー)の上下動による振動がブレとして悪影響を及ぼすためミラーレス一眼が必須となります。必然的に液晶画面がインターフェイスとなります。
PENやGF1などミラーレスの小型・軽量一眼に人気が集まっています。「小型」という条件がある限り、液晶画面の大きさに限度があり、3インチという大きさは良い感じかな?って思います。さらに、高精細もより精度を高めれば、画像処理にエネルギーと時間が必要になります。従って、液晶画面は3インチ92万画素という度合いが良いように思います。
もし、今後、液晶画面の見え方についての競争があるとすれば演算速度の改善、または、緩急のついたメリハリある表示手法になるのではと思います。

以上のことから私なりの結論は


3インチルーペつき液晶フードはかなり「良いとこ」なアイテムであろうという結論です。
是非、実物を見てください。

投稿者 たーぼ♪ : 2015年05月15日 15:27

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