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2016年05月11日

【デジスコの特徴】入門編  ⑦明るいF値

【デジスコの特徴】 入門編シリーズ

デジスコは大きな焦点距離と同時に明るく写せる性質を持ったシステムでもあります。
これもわかりやすく表現してみましょう。スコープの接眼レンズを通して結ばれた像は小さくはなりますが、光を集めて明るい像となっています。この、充分に明るい像をコンデジで接写するわけです。
従って、集光力の大きいスコープであればコンデジのレンズの明るさと同じ明るさで写せることになります。

例えば、前述のシステムの明るさは

【合成F値】=【スコープの焦点距離/接眼レンズの焦点距離Xコンデジの焦点距離(レンズに書いてあるf値)】/【スコープ対物レンズ径】

(ワイド側)840mmではF1.7~(テレ側)3150mmではF6.3となります。実際にはコンデジの明るさ以上にはならないのでF2.0~F6.3での撮影となります。ちなみに、プロ用カメラレンズ撮影機材の場合、対物レンズ口径φ150mmの600mmF4.0/APSサイズカメラで780mmF4.0ですから、デジスコはいかに明るシステムであるかがわかると思います。(F値が小さいほど明るく写せるシステムとなります)


キヤノンEF600mm F4L IS USM 、重量5kgのヘビー級ですが、デジイチとの組み合わせで焦点距離600mm~900mm(CMOSサイズによって異なる)においてF4.0の明るさ。一番明るいとされている超望遠カメラレンズでもこのレベルです。


直径9cm弱の軽量なスコープで、840mmにおいてF2.0のデジスコ。

明るさにおいては敵なしと言っても過言ではないと思います。

投稿者 turbo : 2016年05月11日 14:43

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