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2007年09月03日

光の向きと写り具合

写真とは被写体に当たった光を写し撮るものです。従いまして光の射してくる方向と撮影者の位置には大きな影響があります。

大別すると順光と逆光があります。順光は撮影者の後ろ側から光が来ている状態です。逆光はその逆で被写体の後ろから光が来ている状態です。
順光で撮ることを基本としていますが、それには理由があります。被写体にしっかり光が当たることで細かい部分までしっかり描写されることによります。
逆光のときは細かい部分の描写が甘くなります。ピントの問題以外にも写真が甘くなる要素があるのです。

このことを実感したのはデジスコをはじめたころ、ある場所にカワセミを撮影しに行ったときのことです。カワセミのお気に入りの枝が朝早いうちは逆光で、太陽が回るにつれて徐々に順光になる場所です。
カワセミの出が非常に良い場所でしたので朝から昼にかけてたくさん撮影をしたのですが、ある時間を堺に急にしゃきっとした写真になったのです。良く確認してみるとそこを堺に順光の撮影になっていたのでした。皆様も一度試してみると面白いですよ。

投稿者 : 2007年09月03日 23:38