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2011年08月05日

デジスコ撮影でスムーズな被写体導入方法?

Q:デジスコ撮影で鳥を狙うは方法?


A:デジスコ撮影では人間の見ている画角の1/100より小さな範囲を切り取って

写すことになります。被写体がいる場所を見つけ、液晶(またはファインダー)に

導入することは極めて難しい作業となります。まして被写体の鳥はじっとしている

訳ではなく、尚更です。

そこで優れものが、ドットサイトと言うLEDやレーザー光を半反射ガラス面に照射して

光点を被写体に合わせれば液晶モニターに導入されると言う照準器です。

照準器には光点が写るものや、+や◎など光るパターンが写るものがあります。

輝度が高く見やすいものなら良いと思います。


照準器の取り付け位置としては、カメラ左側面、スコープ台座からステーを出して

取り付ける方法があります。まず、見やすい場所としてはカメラ左側面、または

スコープ左側面、この2箇所でしょう。なぜなら、それ以外の場所は照準合わせ時と

撮影時の目の位置が変わり、被写体を導入後その状態を維持しながら頭の位置を

動かして眼の位置を変えねばなりません。

この動作、人間工学上ものすごく難しい動きなのです。優れた身体能力を持つか、

繰り重ねた訓練が必要になります。



この左目照準器、右目液晶モニターというスタイルは「両眼視」という方法で、

1000ミリ以上でも飛翔写真を写してしまうほどのエキスパートたちも使っている

常套手段でもあります。極めて合理的で、効果の大きな手法です。


実際には、照準器を使って繰り返してのトレーニングをされ勘所を押さえるように

されたらと思います。

被写体の鳥にとっては、ライフルで狙われていると同じで、それを撮影する側

も真剣勝負で臨まないと取(鳥?)り逃がしてしまうことになります。


さて、忘れがちなものに、双眼鏡があります。デジスコマニアでも双眼鏡を

持っておられない方が見受けられます。

まず、鳥が何処にいるか、素早く見つけるには肉眼では難しいため、8倍程度の

双眼鏡で探し、位置が確認できたら、照準器で被写体

をスピーディに取り込むのがデジスコ撮影の基本です。


投稿者 岡ちゃん : 2011年08月05日 10:01