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2006年02月21日

ジンバル雲台 インプレッション

うふふ、市販品とはベツモノです・・・エヘヘ

なんて浮かれていますが、いろいろなことがわかってきました。
今回は条件出しを目的にいろいろ触れるようにデザインしてあります。アームの長さや角度。オイルフリュードによるフリクション。パーン棒のあり方。スライドシューのあり方。などなど・・・
まだ、条件をいろいろ振っているわけではないのですが感でセットした設計でも市販品ではありえないスムーズさや使いやすさを感じました。もちろん、先人の教えに従って設計したわけですが私自身が愛用していたBORGの赤道儀改での不足要素の追加が設計起点です。

・ジンバル全体に言えることですが前後重心・上下重心が同一ということの良さ。
 今回はアーム長セットで上下75°実用であることを条件に作りました。設計通り、ほぼ真上の野鳥も写せそうです。下方75°の意味が無いのでアームを手前にして90度まで使えるようにセットしてみましたが、パーン回転軸から液晶ファインダーまでが遠くなってしまい使い難いことがわかりました。逆に前方に少々振ってもいいかなっと考えましたが、それよりアーム高を落としたほうが安定性などで利点ありと考えています。なにはともあれ、重心調整をしっかりすればフリクション無しでティルトに関しては固定ダイヤルを使わずに角度保持できます。

・適度なフリクションをオイルフリュード粘性にて付与&フリクション調整機能。
 これがいいです(笑)フリクションをかけすぎるとパーン&ティルト時に三脚にテンションがかかり、弾性変形するため、手の力を抜けば若干のゆり戻しがでます。せっかく構図をとったものがゆり戻しで位置変化しちゃいます。ジンバル構造と滑らかな摺動、緩く適度なフリクションで構図が取り易く手の力を抜いても位置変化が起こりません。また、ちょっとだけ位置をずらしたいという操作も極めて円滑。もう、G2380には戻れません。

・パーン棒のありかた
 ジンバルの場合、軽くスムーズに動くのでカメラ本体を右手で持って動かせばそれでも良いのですが、パーン棒を付けてどのように使い勝手が変わるか試してみました。絶対にパーン棒はあったほうが微調整などなど使いやすいです。カメラの固定って結構つなぎ目や弾性変形しやすくここでも微細なゆり戻しが撮影の邪魔をします。私はパーン棒大好きです。取っ手の形状や棒の長さ、角度はこれから吟味します。

・スライドシューのあり方
 とりあえずKOWAのバランスプレートを使っていますが、どうも重量や使い勝手、操作時の安全性などで不満が多く、オリジナルで設計し直しかなぁ・・

これだけスムーズな動きと、軽いフリクションで使えるので・・・・ED78がジッツォ1型でも使えそうです(^^; もちろん重厚な三脚のほうが有利ですが・・・軽いのも良いですよね(笑)

投稿者 turbo : 2006年02月21日 03:10

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