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2015年12月30日

【エッセイessay】⑩ でっかく写すこと

何事も過ぎてはいけない・・ということで、オトコとしてでっかく生きるのは素晴らしいことですが、部分的にでっかくし過ぎるといろいろと支障がでてしまいます。って、下ネタ風のスタートをしてしまいましたが(笑)今回は身の丈に合った道具を「適度」な範囲で使いましょう。と結論が出るまでの旅に出た男たちの物語です。

でっかく写すことをお話しするには『焦点距離』について理解して頂かないと先に進まないので、説明します。日本人の眼は個人差はあるものの、概ね50㎜程度と言われます。15m離れた鴨を写した比較写真を見てください。肉眼では大豆ぐらいの大きさです。400㎜でもそんなに大きくは無いですよね。プロ用の大砲のようなレンズでも800㎜程度。デジスコの守備範囲は1000㎜~4000㎜。どうです。でっかく写るでしょ(笑)
焦点距離のついでに『倍率』の説明もしちゃいます。双眼鏡で8倍とか言うスペックがありますよね。まあ、▲▽倍の大きさで見えるということで良いのですが、別の見方をすれば、1/8の距離で見たのと同じ大きさで見えますということなんです。ちなみにデジスコは20倍~80倍で写せるわけです。
上の写真で言うと、15mの距離を20倍で写すと、肉眼で0.75mで見たのと同じ大きさで写せるということになります。80倍(4000㎜)だと20㎝‼ いやいや、近い。まあ、写す側からはくっつくぐらい近いのですが、写される側からは遠いのでこちらを気にしません。
人間は好きなものに近寄りたがる習性があります。遠すぎると疎遠だけど、近くなればなるほど親密になれる。野鳥でも女性でも、好きだから近寄りたいわけでございます。野鳥も女性も近づきすぎると「近い‼」と不快感を示し、逃げられてしまうわけです。野鳥撮影に関しては画角的に近寄っても罰せられることはないので、デジスコのような超望遠は撮影者・野鳥ともウインウインの関係になれるわけです。
だから、シツコイヨウデスケド人間はいろいろまずいことがあるので、本人の了承を得てから写しましょうね。

投稿者 たーぼ♪ : 2015年12月30日 18:13

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