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2007年07月02日

照準器 両眼視の具体的な方法

先週、究具02で照準器と画面の両方を同時に見ることが出来無いという相談があったことを書きました。
お客様よりアドバイス通りにしたら両方を同時に見ることが出来たとの回答が入りました。しかし、新たな質問として両眼視とは具体的にはどういうことか良くイメージが出来無いのでもっと詳しく説明をとのことでしたのでこちらでも紹介いたします。

両眼視とは
照準器と液晶モニターフードを通したカメラの画面を同時に見れる位置に顔を持っていき、顔の位置を動かすことなく照準とピント合わせをすることで無駄な動きを減らしすばやく撮影体制に入ることの出来る撮影方法です。

具体的な手順は
1.被写体を画面に導入する
  左目に意識を持っていき照準器で被写体を捉える
2.構図を作る
  照準器で被写体を捉えたときには画面にも被写体は映っているはずなので右目に意識を切り替えて画面上の被写体を確認し適切な構図をとる。
3.ピント合わせ
  画面上の被写体を右目で確認しながらピント合わせをする。
4.シャッターを切り撮影する
  被写体が動かなければそのままシャッターを切り撮影する。被写体が動いてしまった場合はまた、左目に意識を切り替えて照準器で被写体を捉えなおし1~4の動作を再度行う。

上記の手順となります。したがいまして左右の目に自由に意識を切り替える練習が必要になります。これを習得するまでは多少の時間が必要となります。最初は片目をつぶることで意識の切り替えがしやすくなると思います。
照準器を使って画面に被写体を導入してしまえば遠くを飛んでいる大型の鳥(サギや猛禽類)ならば画面を見ながら追いかけることは可能です。頭の位置を動かさなくてもすむ分無駄な動きが減り撮影できる可能性は高くなります。

この撮影方法は左右の視力が大きく違わない方であることが条件になるかもしれません。右目と左目の切り替えは最初はうまく出来無いと思いますが、おそらく練習次第でどなたでも出来ると思っております。

投稿者 : 2007年07月02日 22:50