« BR-W300生産状況 | メイン | BR-W300生産状況 続報 »

2008年05月24日

対物絞り

ビクセンのジオマ使いで有名な三藤さんの使いこなしのひとつを紹介します。先日、デジスコなんでも相談室に投稿していただいた記事を許可を得て、こちらのブログに転載することにしました。

三藤さんによるとProEDは67も82も対物レンズの中心部は非常にシャープな解像度を得る事が出来るのですが、周辺部分から像をボカすノイズが出るようだとのこと。そこでレンズの外周部分をマスキングすることで画質の向上を図るというものです。


このようなワッカ状のものでレンズの周辺1cmを隠すように作ります。材料は100円ショップのバインダーの表紙(PP製)などが具合が良いです。なるべく黒っぽいものを使います。
外径はスコープのフィルターネジ部にキチッと、はまるように。綺麗な丸でなくハサミなどでカクカクに切れていても大丈夫です。外す時の事を考え、取っ手部分を残して切り出して下さい。


こんなサークルカッターを使いますが、無ければコンパスと普通のカッターやハサミでも作れます。

この絞りを入れると解像度が上がり、コントラストもハッキリするので不思議です。


この対物絞りは他のスコープでも応用できます。例えばニコンED82やツァイスのディアスコープ85T*、コーワのTSN-884など大口径のスコープで被写界深度(ピントの合う範囲)が狭いことで苦労している方は試してみても良いかと思います。


投稿者 : 2008年05月24日 23:44