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2011年10月26日

ビデオ雲台とジンバル雲台の比較


デジスコ撮影に欠かせないものの一つに雲台があります。
なぜ、重要かと言いますと、デジスコの最大の特長であるコンパクト
デジタルカメラによる無振動を生かし、1,000mm~3,000mmの超望遠
の撮影をするのですが、動き回る対象物をすばやくカメラに導入できなければ
成功率はアップできません。

雲台の基本は、思い通りの位置にピタリと止まる。
それでは、いかに対象物をスムーズに導入するかの方法ですが、三脚は
当然のことながら、ねじれの少ないものを選択した前提で、良く
使われるビデオ雲台とお薦めのジンバル雲台を比較してみましょう。

ビデオ雲台はしゅう動部に高粘度のオイルを介在させて、粘りをもたせる
ことでシステムの急激な重心移動に緩やかに動かすことができる仕組み
をもったものです。
ただ、この粘性が移動させると時に、三脚をたわませ、反力が狭い画角
の中で、影響が出てきてしまいます。

ビデオ雲台のおすすめ701HDをご紹介いたします。
701HDVはビデオ雲台の中ではかなり優秀で上下左右(パン・チルト)
のレバーを締める際の揺り戻しなども少なく使いやすい雲台です。

野鳥撮影は一期一会、瞬間を切り取る事が重要となりますので、
出来るだけ早く導入が出来る(シャッターチャンスが増える)
ジンバル雲台を迷われているという事であれば、最初から
導入される事をおすすめいたします。

ジンバル雲台、特に究具01のジンバル雲台は上下・左右・前後の回転軸
が重心と一致した完全なジンバル構造を持ち、機材を動かしても重心の変化
は発生しません。そのため、雲台の基本である「思い通りの位置にピッタリ
止まる」を実現する究極の雲台です。

手前味噌になってしまいますが、他三脚メーカーのデジスコ
用途に使用するジンバル雲台とでは、思った位置でピタリと
止めるという機能自体は同じですが、使いやすさ(思った位置
で止める精度・フリクションの自由度・剛性など)は価格差以上
の価値があります。

投稿者 岡ちゃん : 2011年10月26日 13:42