« 【デジスコ講習】(15) コリメート法とは?[その1] | メイン | 【デジスコ講習】(17) F値とは? »

2012年05月01日

【デジスコ講習】(16) コリメート法とは?[その2]

前回はコリメート法と合成焦点距離を求める方程式を紹介しました。
では、今回はその方程式を使って実際に合成焦点距離を求めてみましょう。

下記写真のデジスコシステムを例にとってみましょう。

対物レンズ口径φ88mmのスコープの焦点距離は510mm、
30倍接眼レンズの焦点距離は17mm、
コンデジの焦点距離(ワイド側F4.9)は28mm~(テレ側F18.6)105mmとすると・・・

【合成焦点距離】=【スコープの焦点距離/接眼レンズ焦点距離】X【コンデジの焦点距離(35mmフィルムカメラ換算)】

510/17×28~105=840~3150

つまり、このシステムの合成焦点距離は、
(ワイド側)840mm~(テレ側)3150mmとなります!!

コリメート法はこの特性を生かして、
野鳥撮影や天体撮影、顕微鏡撮影など
撮影倍率を必要とされる用途に活用されています。

投稿者 turbo : 2012年05月01日 11:23