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2013年05月04日

【デジスコ用カメラ】 貴方はどれを選びますか?(ニコン COOLPIX P330)

現在、評判の高い最新デジスコ用カメラは次の4種類です。
もちろん、型落ちはしていても名機として活躍しているカメラもたくさんあります。
今回は、最新カメラの長所・短所についてメモしてみます。
機材選びの参考にして頂ければ幸いです。

■■■デジスコ用カメラシリーズ (短評)
①ニコン   Nikon1 1V2/J3+1Nikkor18.5f/1.8
②キヤノン  PowerShot S110
③ソニー   Cyber-Shot DSC-RX100
④ニコン COOLPIX P330


ニコン COOLPIX P330


Nikon COOLPIX P330は小型・軽量、1/1.7型原色フィルターCMOS搭載の1219万画素、新開発24-120㎜相当(F1.8-5.6)の5倍ズームNIKKORレンズ搭載。カワセミの飛翔写真なども狙える「先取り連写」機能なども装備されたニコンファン待望のコンパクトデジタルカメラです。先代のP310とはセンサーのサイズや画素数も異なり、似て非なる、かなり画質に重点を置いた新設計レンズ装備のフラグシップカメラです。
㈱デジスコドットコム製カメラブラケット(BR-P330)も完成し、P310時代とはカメラ単体、デジスコ用カメラユニットとしても別格なクォーリティーを持つアイテムになりました。久々にニコンらしい質実剛健でこだわりのあるカメラでのデジスコを楽しめる喜びを感じます。
このカメラのライバルはキヤノンPowershot S110。センサーサイズ、焦点距離、画素数、ISO感度、重量・嵩など良く似ています。画質面はそれぞれ個性があり好き好きのレベルですが、どちらもコンデジとしては頂点に位置するものであると言えます。S110に比べ優れていることは液晶画面が3型92万ドットと高精細であること、撮影条件をフルに設定できる10コマ/秒の高速連写を持っていること。そして最大のメリットはズーム起動ポジション、及びズーム範囲を設定できること。これは、デジスコに使用する場合レンズ間クリアランスを最適に設計できる大きな要素となり、ズームアイピースとの相性も最善な状況を作ることができます。
当初より不満とされていた点の検証もしてみました。高速連写は10コマ/秒の高速ですが最大10枚の制限つきで、フルに使った場合の書き込み待ち時間は25秒(実測)となります。書き込み待ち時間が長いというデメリットで敬遠していましたが。実際には高速で2~3コマ写し、5秒ぐらいで復帰させ、再度3コマ程度を撮影するという方法を使えば短時間に2~3枚高速で写せるというメリットで良い撮影につながることがわかりました。低速連写は1コマ/秒なのでそれなりの遅い連写です。主な撮影法は高速連写で2~3枚/回のインターバル撮影が良いでしょう。先取り連写はカワセミの飛び出しものであれば有効な機能ですが画像サイズは3Mとなります。この、連写性能はニコン1やソニーRX100には及ばないものの思いのほか実践的なものと思います。
オススメのアイピースTE-11WZの場合、カメラの焦点距離を50㎜~最大105㎜までセットすることができます。ズームアイピース25倍(1250㎜)~60倍(6300㎜)という範囲がシステム焦点距離となります。
一般的なデジスコ撮影であればカメラ焦点距離を50㎜に合わせ1250㎜~3000㎜を使うのが快適でしょう。
明るさや撮影距離のかかわりもありますが、ズーム25倍~40倍までを多用するのが良いでしょう。
周囲の環境を入れた引き画をお好みであれば、DIGISCO.COMの20XWFAとの組み合わせが良いと思います。

もちろん、KOWAスコープのみならず、ニコン・スワロ・ツァイス・ビクセンなどの幅広い選択肢もあります。

このレポートを書くにあたって、予備機のS110を一緒にフィールドに持ち込みましたが、5日間、一回も出番がありませんでした。筆者常用のS110を必要としないP330はかなり総合力の高いカメラであると思います。画質に関しては1/1.7型CMOS、1/1型CMOSカメラの中では間違いなくトップレベルに位置します。この発色・解像感・ボケ味なら継続して使い込んでみたくなるカメラであることは間違いありません。
自分で言うのも変ですが、カメラブラケットはすべての意味で今までのブラケットを凌駕したものができました。着脱・光軸調整もワンタッチ。超がつくほど簡単にできます。
P330、個人的に絶対オススメのカメラです。

作例については下記をご覧ください。
■作例1
■作例2
■作例3
■作例4

投稿者 たーぼ♪ : 2013年05月04日 16:04

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