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2014年06月09日

【作例】ニコン1V3 直焦点撮影


ニコン1V3の超高速電子シャッターとデジスコノウハウの無振動撮影法をコラボレートしたらどんな感じかということで、梅雨の信州で雨の合間を狙って撮影してきました。ミラーやフォーカルプレーンシャッターの振動が無い直焦点撮影。全域AFの簡単撮影はやっぱ楽ですね。しかし、小さな鳥や、手前の枝などにはAFが持っていかれるので手動修正が必要であることはデジイチと変わりません。しかし、このAFは速くて気持ちいいですね。
今回も秒間20コマに設定、ISOは400。ピクセル等倍にして滑らかに見えるのはここまでと思います。記録撮影であったりトビモノ狙いだったらISO1600までは使える範囲と思います。
露出補正は常時使うので自分が使いやすいように設定したり練習する必要があります。ダイヤルが小さいのでデジイチのように右手親指でグリグリという訳にはいかないので、ただただ慣れるしかないです。
Aモードにして絞り解放でAF撮影をすれば条件さえ良ければ初めてカメラを触る人でも野鳥が写せると思います。
被写界深度に関して300㎜のF2.8とF4を比べてみました。野鳥用には被写界深度の深い300㎜F4が私好みの絵になるようです。距離のある構図の場合はどちらでも差がありません。オススメは300㎜F4、トビモノなら70-300のニコン1レンズを待った方が良さそうですAF測距点や追従AFなどてんこ盛りで10万円ぐらいですから(笑)画質が良ければ私も買うと思います。

このシステムでの手持ちはちょっと重いし、ものすごく明るくないとブレます。三脚&雲台は必須でしょう。また、手押しのブレは大きく影響しますのでケーブルレリーズも必要。もちろん810㎜の焦点距離には照準器も不可欠でしょう。

液晶フードかEVFがあったほうが撮影を楽しめるでしょう。好みで選んでください。

Nikon1V3/FT1/BR-FT1/Nikkor 300mm F4/GIM-01(Special)/ジッツォ2型4段


モデル名 NIKON 1 V3
シャッタースピード 1/60 s
絞り値 f/5
ISO スピード レート ISO 400
露出補正値 1.33 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ フラッシュ発光なし、発光禁止モード
レンズ焦点距離 300 mm
距離15mぐらいでしょう。デジスコに比べると小さいのですが環境が良いところなら引きも良いです。



モデル名 NIKON 1 V3
シャッタースピード 1/60 s
絞り値 f/5
ISO スピード レート ISO 400
露出補正値 1.33 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ フラッシュ発光なし、発光禁止モード
レンズ焦点距離 300 mm
ホワイトバランス 手動ホワイトバランス
これも15mぐらい。とにかくジッとしてくれないので写すのが大変でした。



モデル名 NIKON 1 V3
シャッタースピード 1/80 s
絞り値 f/5
ISO スピード レート ISO 400
露出補正値 1.00 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ フラッシュ発光なし、発光禁止モード
レンズ焦点距離 300 mm
ホワイトバランス 手動ホワイトバランス
今回はキビタキが入れ食い状態(笑) 縄張り争いに夢中になって私を気にしていませんでした。これで7~8m。デジスコなら画面いっぱいでいけたと思います。


モデル名 NIKON 1 V3
シャッタースピード 1/200 s
絞り値 f/5
ISO スピード レート ISO 400
露出補正値 2.33 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ フラッシュ発光なし、発光禁止モード
レンズ焦点距離 300 mm
ホワイトバランス 手動ホワイトバランス

これは5mぐらい。瞬間の撮影ですが20~30枚一気に連写。書き込みは概ね2~3秒です。これだけの空抜けで大きな+補正をかけても黒つぶれが少なく諧調を示しているのはコンデジとは別物と思います。



モデル名 NIKON 1 V3
シャッタースピード 1/60 s
絞り値 f/5
ISO スピード レート ISO 400
露出補正値 1.00 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ フラッシュ発光なし、発光禁止モード
レンズ焦点距離 300 mm
ホワイトバランス 手動ホワイトバランス

夕方になってノジコも無防備(笑) 3mまで近づいてくれました。解像感に関してはデジスコのほうが上ですね。レンズの発色や収差の少なさはこちらのほうが良いかも知れません。

【まとめ】
こんな簡単に写せちゃうとデジスコいらないね・・・と言われそうですが(^^ゞ 写してて思うのは「ちっちゃいなぁ~」っと思ってしまいます。大きく写したくて近づいていってしまい何度も逃がしてしまいました。今回はズームが無いので近づいてズームアップしなければなりません。たぶんニコン1の70-300㎜が発売されても換算810㎜でも足りずに大きくするためには近づいて飛ばさないといけない状況になると思います。
コリメートデジスコの焦点距離はやはり圧倒的に有利で、1000㎜~3000㎜を自在にズーム撮影できるメリットは限りなくあります。
800㎜F5.6にV3を使えば2160㎜F5.6で凄いことができるでしょう・・・と言われる方もいらしゃいますが、大きさ・重さ、そして単焦点であることで定点で写せる場合を除いてデメリットのほうが多いように感じます。タムロンの150㎜-600㎜あたりが面白いかなぁ~なんて思っています。

私の方向性としてはメインカメラはニコン1V3として、コリメートデジスコをメインとして1000㎜-3000㎜をカバーする。そして、ニコン1NIKKOR70-300㎜(200㎜-810㎜)をサブシステムとして主にトビモノ用に使う。だってパスト連写を使わないと面白くないじゃないですか(笑) 高倍率コンデジは実際には低位の画質になってしまうのでそこそこしっかりした画質でデジイチを上回る高速連写とパスト連写でトビモノにチャレンジしたいと考えています。

投稿者 たーぼ♪ : 2014年06月09日 23:55

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