2016年10月27日

【液晶フード】レンズ交換作業 指が痛いです

2.7インチ液晶画面のデジカメが姿を消し、3インチが標準になりました。2.7インチ用液晶フードと3インチ液晶用HD-30WMCのゴム成形品は共用なので交換作業をすることにしました。
今日は3倍SCレンズ(シングルコート)を外し、MCコートレンズに入れ替えです。
ゴムフードのレンズ溝にはまっているレンズを取り出し、新たなMCレンズを入れます。


とりあえず30個やりましたが・・・指先が痛いです。

投稿者 たーぼ♪ : 15:21 | コメント (0)

2016年03月17日

【ルーペ付き液晶フード】の話 その⑤


その① 光学ファインダー&液晶ファインダーの話
その② 「見える」っていう意味
その③ 老眼って単語、ほんとに嫌
その④ 設計の薀蓄(うんちく)part1
その⑤ 設計の薀蓄(うんちく)part2

【ルーペ付き液晶フード】の話

設計の薀蓄(うんちく)part2

④なぜゴム製にしたの?
プラスチックにすると凄く安く作れたりするんだけれど、衝撃緩衝力が必要と感じて、弾性のある樹脂なども検討した結果「ゴム」にしました。例えば眉があたったり、メガネの縁があたったりしたときに少しでもソフトで冷たくない感じのものが欲しかったという経緯。また、撮影中に椅子に座って鳥を待っている時など居眠りで目玉をぶつける時なども衝撃を和らげてくれます(笑)
ゴム材質・硬度・厚み・形状などあまり実験はできないので経験者のアドバイスをもらって決めました。最終的な変数はゴム硬度で、3種作ってもらい決定。まあ、充分ではないけど型も高いし、多少は我慢して使って頂くことにしました。

⑤レンズの選び方、なぜ3倍?
まず、レンズの倍率。選択肢は3倍か4倍か。4倍だと全長を短くできるんだけど糸巻き型に変形してしまう。実は3倍でも少し糸巻き型の歪が出るのですが、レンズ径を調整して歪の出難いものにしました。大切なのは見やすいだけでなく「軽い」という要素もあります。フード先端に重いレンズを取り付けると装着固定に力が必要になります。樹脂レンズも考えましたがガラスの3倍レンズで許容値だったので決定。後に、ずべてのメーカーさんに真似されました(笑)重さと言う意味で「なんちゃって視度調整?」、レンズ距離を多少ずらすことができる機能も考えましたが、実験してみるとレンズから目を離したりくっつけたりすることで倍率は変わりますが概ね合わせることができるようでしたので省きました。一応、Nikon製の視度調整レンズがはめ込めるようにレンズ枠を設計してあります。表面強度や透過光強化のためにマルチコーティングしてあります。

⑥高いのはなぜ?
ごめんなさい。K社さん、U社さんのような「品質を適度?にして売れる価格で作れるもの」という発想ができないこと。たくさん作って量産効果を出すことなどができない弱小企業&職人肌が原因しています。一生懸命、商品を作りこんで、啓蒙活動して・・・市場ができあがったら安かろう〇かろうの商品で市場を荒らされて(^^;
と、多少はぼやいてもいいですよね(笑)
お値段は高いですが、それなりの薀蓄ある製品です。
宜しければご利用ください。

DIGISCO.COM製のルーペ付液晶フード


【ルーペ付き液晶フード】の話

その① 光学ファインダー&液晶ファインダーの話
その② 「見える」っていう意味
その③ 老眼って単語、ほんとに嫌
その④ 設計の薀蓄(うんちく)part1
その⑤ 設計の薀蓄(うんちく)part2

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2016年03月16日

【ルーペ付き液晶フード】の話 その④

設計の薀蓄(うんちく)・・・こんな字を書くんだ(^^;
・・思ったより長い、書ききれない・・・part1ということで

カメラの液晶画面に装着して「なんちゃってEVF」にするわけですがコンデジの背面に取り付けて使います。例えば再生画面を見るだけなら押し当てて見れば良いので取り付けなくても良いのですが、液晶画面を接眼して撮影するのですから「取付」なければなりません。
しかし、常時取付にすると図体が大きくなり持ち運びに邪魔です。そこで、着脱自在型にしました。
液晶画面に両面テープで固定枠を取り付けます。着脱は簡単にポキポキってできなくちゃいけないし、また、簡単にハズレすぎても使い物にならない難しい「塩梅」があります。
さて、そろそろ薀蓄(笑)

①両面テープを液晶面に貼る???やばくない?

多くの場合、デジタルカメラの液晶画面は薄い強化ガラスをカメラボディーに粘着剤固定されています。ここで使われている粘着剤は弾性のあるかなり強烈な接着力を持つものです。
液晶フード枠に採用している両面テープは弱粘着剤/PP紙/スポンジ/PP紙/弱粘着剤の5層構造を持った特殊なものです。弾性体で構成されているので引張り方向に伸び、力が抜ければ戻ります。この両面テープの粘着力・弾性・粘着面積の塩梅がカメラの表面強化ガラスの強度や固定力を上回らないことで役割を果たすことができます。また、両面テープは剥がして糊残りしないようにしなければなりません。そこで、PP紙が糊の保持の役目をしてガラス面に残さないように働きます。また、真ん中のスポンジ層が歯科用フロスなど糸を通すことで切れるようにしています。取り外し時には、残ったPP紙付糊を指先で丸めて取れば綺麗に処理できます。

②枠が取りつくと邪魔じゃないですか?

ここはすごく悩んだところです。できるだけ薄く、邪魔にならないものが良いので、当初は鉄板枠を貼りつけフードに永久磁石・・などというアイデアも試しましたが、かなり強い磁力が必要で電磁系はいろいろ故障の原因になるので没。プラスチックにカエシをつけてフードのゴム弾性で固定する・・うまくいかないので没。結局、一番お金のかかる4点プッシュロッド固定型樹脂枠に決定しました。これもまた『塩梅』が大事で、写真のように抵抗感はあるものの360°方向にもぎりとる感じで外せ、取り付けることができる。それには、フードにも硬い部分が必要になり、さらにお金がかかる結果になりました。実際に枠を取り付けた状態で手や衣服、鞄などにひっかかるカエシも無いので角の丸い高さ6㎜の厚み増加で納まりをつけました。

③4点プッシュロッド固定型樹脂枠って・・凄そうだけど

これ、スペック決めるまでに手がかかりました。白いのが削り出しのPOM製ロッド、裏側には押し出すためのコイルバネがちゃんと入ってます。固定は固定板を小ネジ2個で固定。なにせ全部ちっちゃいから組み立ても大変(笑)しかも「純国産」。
固定に関してはフード側の樹脂穴(プッシュロッド先端径より小さい)にロッド先端の半球が仮固定された状態で4点で固定する。と同時にフード樹脂部突端と枠の受けが面接触しているという状態です(メカ好きな人は面白い話と思いますが・・・それ以外の人にはごめんなさい)4辺(または4面)が接触している間はしっかり固定されますが、斜めの応力がかかって面接触から開放されるとプッシュロッド接触点がずれて全体を開放します。
通常に覗いて使用している時は、けっこうシッカリ感があるけど、外す時やぶつかった時には簡単にハズレるということになります。フード枠と固定枠の縦方向の隙間と面接触した時のロッドの穴に対する係り方・・・煮詰めるまで大変でした(^^;
まあ、楽しんで作っているわけで・・(これがいかん)安かろう悪かろうなら1/3ぐらいのコストで作れると思います。でも、大切なカメラにくっつけて使ってもらうんですから、中途半端なものは作りたくないですよね。


part2に続く。
DIGISCO.COM製のルーペ付液晶フード


その① 光学ファインダー&液晶ファインダーの話
その② 「見える」っていう意味
その③ 老眼って単語、ほんとに嫌
その④ 設計の薀蓄(うんちく)part1
その⑤ 設計の薀蓄(うんちく)part2

投稿者 たーぼ♪ : 13:30 | コメント (0)

2016年03月14日

【ルーペ付き液晶フード】の話 その③

老眼って単語、ほんとに嫌だね・・・で、ルーペの出番。

私は40歳ぐらいから始まって、現在に至りますが・・・電車の中でメガネなしで文庫本が読めなくなって「あれ?」って気が付きました。
デジタルカメラの液晶画面も3インチ(対角線で8㎝弱)までは大きくなりましたがカメラの大きさに限界がありそれ以上は大きくならないようです。
若い人(または近眼の人)は概ね10~15㎝の距離でピントが合うようですが、老眼と自覚している人たちは30~40㎝離れないとピントが合いません。では、それぞれの距離で見える液晶画面の大きさを比較してみましょう。

え”~~!!うそ~~!!っていうぐらい違う大きさで見ているんです。
そこで、天の助けが凸レンズ。
例えば30㎝離れないと見えない私が10㎝の距離で見ると、大きさはでっかく見えるのですがボケて見えません。ところが目の前に3倍レンズを置くと・・あら不思議!ピントが合うのです(多少レンズから眼の距離を調整しますが)つまり、大きな絵のままピントが合って見える。若くて健康な目に対抗できるのです(笑)

老眼、近くで大きく見るには適度な倍率の凸レンズを目と見るものの間に入れれば良いのです。そう、老眼鏡をフードにくっつけて覗けば若者と同じように大きく鮮明に見え、かつ、裸眼なら不思議と遠景が見えるのですから野鳥撮影にはピッタリの眼になれます。
※乱視や白内障など個人差に対応してはおりません(^^;

あ!カッコ悪く思わないのであれば、デジスコじゃなくて通常撮影でも使えますよ。液晶画面に近づいて見れればマクロ撮影のピン山なんか簡単に見れます。ちょっと欲しくなりませんか?

■DIGISCO.COM製のルーペ付液晶フードが絶対にオススメ。


その① 光学ファインダー&液晶ファインダーの話
その② 「見える」っていう意味
その③ 老眼って単語、ほんとに嫌
その④ 設計の薀蓄(うんちく)part1
その⑤ 設計の薀蓄(うんちく)part2

投稿者 たーぼ♪ : 18:55 | コメント (0)

2016年03月11日

【ルーペ付き液晶フード】の話 その②

「見える」っていう意味。

デジタルカメラの企画や開発をしている人たちとは十数年いろいろお話させて頂く機会がありましたが、彼らが本当の意味で理解していないことが一つだけあります。
液晶画面が1.5型10万画素程度の小さい時代には「小さくて見難いなぁ~」とたくさんの議論がなされ、いろいろな方向で改善が積み重ねられて今の姿になったようです。
しかし、今の姿では「見え難い」のです(^^;
これは老人の叫びなのですが・・・「見難い!」
デジタルカメラの開発&研究者達は優秀な若者が多く(ほんと優秀ですよ)話していても明るい未来を感じる人たちです。
しか~し、老眼の人はいないのです(笑)勉強し過ぎて近眼な人はいるのですが、老眼はいません・・・ここがダメ(^^;
で、できあがってくるのは若い人が使えば解像力や発色、ピント面表現力などその時点では完璧なものを作ってくれます。
しかし!残念ながら老人には見難いのです(しつこいようですが)だって、見えている面積が小さいのです。
200万画素以上あるEVFよりも100万画素しかなくても2倍の大きさに見える液晶画面ほうがピント合わせができるのです(^^;
お陰様で、3インチ液晶画面に取り付けるルーペ付き液晶フードが売れるのでありがたいのですが、下記レポートのようにEVFがついているのに小さいから液晶フードを使うという老眼な人が多いことも理解してもらえると、シルバーマーケットを手に入れることができると思います(笑)


左がG7の液晶ビューファインダー              右が液晶パネルに液晶フードを装着

■参考リンク


その① 光学ファインダー&液晶ファインダーの話
その② 「見える」っていう意味
その③ 老眼って単語、ほんとに嫌
その④ 設計の薀蓄(うんちく)part1
その⑤ 設計の薀蓄(うんちく)part2

投稿者 たーぼ♪ : 22:56 | コメント (0)

2016年03月10日

【ルーペ付き液晶フード】の話 その①

大変お待たせしました。液晶フード「HD-30WMC」がやっと入荷しました。
フード用のゴムの設定が厳しく難航していましたが、ゴム屋さんの協力を頂き再生産できました。
レンズを入れたり部品を組み立てたりするのはこれからですが、お待ちいただいたお客様に取り急ぎご連絡させて頂きます。(R1.5.27)


その① 光学ファインダー&液晶ファインダーの話
その② 「見える」っていう意味
その③ 老眼って単語、ほんとに嫌
その④ 設計の薀蓄(うんちく)part1
その⑤ 設計の薀蓄(うんちく)part2

その前に光学ファインダー&液晶ファインダーの話。

デジイチの光学ファインダーや液晶ビューファインダー(EVF)って良いものは本当に良く仕上がっているんですが、リアルタイムに見えるという意味では光学ファインダーが無敵ですね。EVFも最近のものは大変出来が良くなってきて、タイムラグも少なくなってきているようですが鳥屋さん達には「遅い」と不評です。
某メーカーの開発マンさんと以前に議論したことがあって、その時に盛り上がったのがEVFの将来性。映像が遅れて出力されることや視認&シャッター操作~実際の撮像までの遅れがあるのが現状の欠点ではあるけれど、一歩進んで考えると全体のタイムラグをプログラムに組み込んで、液晶に見えている実時間と操作して撮像するまでの実時間差を個人の遅れを計測し、結果的に映像が見えている実時間ジャストに撮像できるAI含みの機構を作れる可能性があるのはEVFなど液晶モニターにある。という話でした。
実際に、左目で実画像を見て、右目で編集画像を見ることになるのでちょっと変な感じでしょうが・・実はすでに遅れた映像を見ているEVFではこの現象が起きているんですが使えちゃっている。ですから、もう少しその差が大きくなっても不思議と慣れちゃうのかなって(笑)
さらにプリキャプチャーのタイムラグを手動で組み込めばタイムトラベラーの如く飛翔写真を写せるマジシャンになれそうな気がします。

宣伝:ルーペ付液晶フードHD-30WMC


その① 光学ファインダー&液晶ファインダーの話
その② 「見える」っていう意味
その③ 老眼って単語、ほんとに嫌
その④ 設計の薀蓄(うんちく)part1
その⑤ 設計の薀蓄(うんちく)part2

投稿者 たーぼ♪ : 18:05 | コメント (0)

2016年01月18日

【液晶フード】EVFとルーペ付液晶フードの見え方

EVF(電子ビューファインダー)とルーペ付液晶フード、どちらが良いかについては一長一短あるので一概には比較することはできません。ここでは実際の見え方について実証してみたいと思います。
まずは、EVF及びルーペを覗いた時の映像を撮影し比較してみることにしました。

左:電子ビューファインダー:0.47型TFT液晶、約144万ドット、視度調節機能付き、明るさ調整可能
右:3.0型TFTカラー液晶(約104万ドット)+3倍ルーペ付液晶フード

V2のEVFは144万ドットなのでV3の電子ビューファインダー DF-N1000の236万ドットに比べれば数値的には粗いのですが、実用上なんら問題ありません。もちろん液晶モニターは100万画素ですからより粗い勘定ですがこちらもピントの山も見やすく速度も速いので大きな差を感じません。しかし、大きさは明らかに異なり。2回りほど大きく見ることができます。個人的には大きく見えるメリットのほうが重要と感じます。
EVFのメリットは小さな装置であるため邪魔にならずカッコイイ。そして画素数も多いこと。但し、お値段はそれなりに高価であるというデメリットがあります。
デジスコにした場合は液晶フードのほうがシステムとして直線的に見えるので良い気がします。

液晶フードは3インチ液晶モニターに固定枠を両面テープで接着します。(取り外しが必要な時はデンタルフロスなどを使ってください)固定枠にはプッシュロッドが4か所装備され、最適な強度でフード本体を固定し、また、簡単に外せる絶妙な強度で調整されています。
ゴムをかぶせるタイプや磁石を使った固定方法を使った製品も市販されていますが、使い勝手においては間違いなく最良と言えます。
デジスコ撮影だけではなく、コンデジやミラーレスでEVFを使わずに液晶を大きく近く見たい方には絶対にお勧めの商品です。やっぱ、ファインダーを覗いて写す感じっていいですよねぇ~。

■デジタルカメラ用ルーペ付3インチ液晶モニターフード HD-30WMC

投稿者 たーぼ♪ : 20:44 | コメント (0)

2015年05月15日

液晶画面の見え方  【実験その2】見え味

液晶画面の見え方 【実験その1】大きさに続いて、液晶画面の見え味について実験してみました。

まずは、液晶画面の精細度によって見え方がどう変わるかという実験です。

1、23万画素代表は ニコン クールピクスP6000

2、46万画素代表は キヤノン PowerShot S90

3、92万画素代表は リコー GRX

何年か前、1.5インチ11.5万画素の液晶から2.7インチ23万画素に進化した時「わぁ~~!こんなに良く見えるんだ!」っとカルチャーショックを覚えたことを昨日のように思い出します。そして、S90の3インチ46万画素を見て・・更なるショックを受けました。
さらに、3インチ92万画素の高級機の液晶は光学ファインダーに引けをとらない高精細さを体験させてくれました。
もちろん、23万画素でも充分問題なく使えるわけですが、インターフェイスは情報量が多ければ多いほど「思ったとおり」の撮影ができるわけですから、3インチ92万画素はいわゆる「究極」ではないかと思っています。

さて、同じ精細度でも「液晶ビューファインダー」(画面が小さい)と「3インチ液晶」でも見え味が違います。画素数が同じであれば小さい画面のほうが、より「光学ファインダー」のように見えます。しかし、それは目の性能の良い、若い人に言えることで、「老眼」や「乱視」の人にとっては有利とはいえません。

4、液晶ビューファインダーVF-2画像を同じ大きさに拡大

(色合いが悪いのは、画面の周波数とカメラの干渉によるもので、肉眼ではきちんと見えています。)

5、光の映りこみ(人工的に液晶画面近傍に光源を置いてみました。

外光については液晶フードの場合、ゴムフードや接合部の密閉性でこのような現象はありません。まさに、映画館で映画を観るようにクッキリ見えます。

実はもう一点、見え味に大きな影響を与える要素は、光学ファインダーに比べての時間的な遅れです。液晶画面に見えている画像は実際に見えている少し前の影像であり、どんなに高精細な映像であってもリアルタイムではありません。
シャッターのタイムラグを含めて要素として配慮が必要ですね。
特に92万画素ともなると演算速度の影響が大きく、拡大された画像に鋭い振動を受けた場合、画面の乱れが気になりました。


さて、実験1、実験2、をレポートしてみました。デジスコではレフ板(ミラー)の上下動による振動がブレとして悪影響を及ぼすためミラーレス一眼が必須となります。必然的に液晶画面がインターフェイスとなります。
PENやGF1などミラーレスの小型・軽量一眼に人気が集まっています。「小型」という条件がある限り、液晶画面の大きさに限度があり、3インチという大きさは良い感じかな?って思います。さらに、高精細もより精度を高めれば、画像処理にエネルギーと時間が必要になります。従って、液晶画面は3インチ92万画素という度合いが良いように思います。
もし、今後、液晶画面の見え方についての競争があるとすれば演算速度の改善、または、緩急のついたメリハリある表示手法になるのではと思います。

以上のことから私なりの結論は


3インチルーペつき液晶フードはかなり「良いとこ」なアイテムであろうという結論です。
是非、実物を見てください。

投稿者 たーぼ♪ : 15:27 | コメント (0)

2015年05月13日

液晶画面の見え方 【実験その1】大きさ

だいぶ前のレポートなのですが、液晶フードで見える画像がEVFより格段に良いという話が多いので
もう一回レポートしてみます。

リコーGXRの液晶画面で比較検証してみました。
おおよそイメージはできているものの、実際に実験してみるとちょっとビックリでした。

【実験に使った機材】
リコーGXRの液晶画面は3インチ、92万ドット。
リコーGXR用 液晶ビューファインダーVF-2 92万ドット相当(¥23,100)
デジスコドットコム 3インチ液晶モニターフードHD-30WMC 3倍ルーペ付(¥15,000)

まず、当社社員2名をサンプルとして、3インチ液晶モニターが目からどのぐらいの距離で見えやすいのかを測定しました。40代社員は21cm、50代社員は45cm・・(ちなみに私の裸眼では53cm)。
3インチという大型液晶モニターなのでそこそこ見えますが昔のクールピクス4300(1.5インチ11万画素)の小ささは改めて驚かされます。
今回は同じカメラで焦点距離およそ50mmのズーム位置ですべてを撮影しています。概ね人間の裸眼と同じ倍率と考えてください。

最初の写真は21cmの距離からの撮影です。このぐらいの大きさで撮影dataやピントの山が見えるなんて・・若い人が羨ましい(;^_^A

続いて45cmの距離から・・・上の写真とはだいぶ大きさが違いますね。私の目ではもっと小さくしか見えないということですね(;^_^A しかも・・離れすぎるのでピントリングまで手が届き難くなることも(笑)


いやいや、歳はとりたくないですね・・・。

あ!近眼の人はどうなんだろう?老眼鏡をかけるとどうなんだろう?
近眼の人は近くで見えるので大きく見ることができるのでしょうね・・でも、野鳥を裸眼では探し難い悩みがあるとのことです。
老眼鏡(私)は近くが見やすくなりますが・・遠くがぼやけて見えません。近眼の方に似た感じになるのでしょうね。


次に、リコー純正の液晶ビューファインダーと3倍ルーペ付3インチ液晶フードの比較です。
画素数は92万ドットと同等なので実際に見える大きさの比較になります。

最初にリコー純正 液晶ビューファインダーVF-2

続いて3インチ液晶モニターフードHD-30WMC

いや~~、こんなに大きさが違うんですよ(笑)
液晶画面を見ながら写すデジスコですから、より大きく、そして鮮明に見えるほうが良いわけです。大きさだけでもこれだけ差があるわけですから、これに解像感や色合い、コントラストなどの要素が良い方向に行けば撮影時の優位さはさらに大きくなると思います。
 
見え味については続編で報告させて頂きます・・・手前味噌ですが、これは絶品です(爆)

(【実験その2】見え味 に続く)

投稿者 たーぼ♪ : 14:49 | コメント (0)