« Q.F値とは一体何なのですか?数字の大きい小さいで何がかわるのですか? | メイン | Q.絞りとはカメラの明るさの事というのはわかるのですが、どういう影響を及ぼすのかがわかりません教えてください。 »

2009年08月05日

Q.焦点距離には35mm換算とよく書かれていますが、 35mm換算とは一体何の事なのですか?

A.35mm換算とは正確に言うと「35mmフィルム換算」となります。
35mmフィルムとはいわゆる一般的な写真フィルムのことです。
デジタルカメラの場合、フィルムに当たる画像を取り込む部分(撮像素子)の大きさは数種類あります。
デジタル一眼レフカメラにおいて5種類あり、コンパクトデジタルカメラにも数種類あります。
この撮像素子の大きさが変わると、同じ焦点距離のレンズを用いて撮影した場合でも撮影される望遠度合いが変わります。
撮像素子が小さいほど望遠度合いが高くなります。つまり被写体が大きく撮れます。この望遠度合いを画角ともいいます。

画角を直感的に分かりやすく表す上でレンズの焦点距離で表記することが多いのですが、基準になる撮像素子の大きさを決定しな いと分かりにくくなるため古くから使われている35mmフィルムで撮影した場合を基準にしています。それで35mmフィルム換算と呼んでいます。

換算方法ですが撮像素子の面積比の逆数をレンズの焦点距離に掛けたものが35mmフィルム換算の焦点距離となります。
つまり、撮像素子の面積がが35mmフィルムの面積の1/2ならば2倍の大きさに写るのです。望遠率が2倍になるのでレンズの焦点距離に2倍をかけて35mmフィルム換算何mmと表します。

尚、CANONのIXY3000ISやSONYのDSC-W300で使われている撮像素子の場合は、35mmフィルムに対して約4.67倍になります。

投稿者 kasumi : 2009年08月05日 09:23