« 【デジスコ用雲台シリーズ】 ①デジスコにとっての雲台の役割 | メイン | 【ジンバル点検・整備品】 3台でます。 »
2013年07月04日
【デジスコ用雲台シリーズ】 ⑦ジンバル雲台 製品紹介
ジンバル雲台にも使用用途に応じていろいろな製品が販売されています。
●デジイチ用ブランコ式
デジスコの場合は回転軸とシステム重心が一致したものでないと使い物になりません。
一眼レフ用に設計されたものにブランコ形式で手を放すと水平になるものがあります。
自動的に水平になる機構は手で支えて写すデジイチには有効ですが、デジスコには不向きです。
このブランコ形式のものはブランコの高さを調整すれば回転軸と重心を一致させることはできますが
構造が複雑になり、無駄な振動発生の要因にもなります。
●デジイチ用横型ジンバル
基本は600㎜Ｆ４システムまで搭載可能なもの。重量に対応できるようにしっかりとした構造のものが多く、雲台自体の重量も大きくなり仰角に対応するため大きなパーツになります。もちろん、デジスコに転用は可能ですが日常使うシステムとしては大きくてアンバランスになります。回転軸を支える部分は多くの場合高密度ポリエチレンなどしゅう動性の高い樹脂成型品を使っています。機材の一端を手で持って写す場合、ここの精度や耐久性は見なくても良いのかも知れません。樹脂パーツの弾性変形と時間とともに進む塑性変形は「ガタ」につながるのでデジスコでは心配な部分です。
●デジスコ専用ジンバル雲台
デジスコ撮影をする場合、すべての面に配慮した専用設計がなされています。小型・軽量でありながら高剛性なボディー、年月を経ても精度が狂わない縦・横方向の荷重をしっかり支える「アンギュラベアリング」の2重支持。デジスコに必要な最低限のフリクションをコントロールできる多層テフロンプレートとステンレス丸棒から削り出した一体型メインシャフト。回転軸と重心が上下・左右とも一致して、フリクションをはずしての撮影でもピタリと静止し、構図作りのための1㎜以下のわずかな移動もスムーズにできる唯一無二の雲台です。
2006年製の初代の製品も、ハンドル部分のゴムをシリコン成形品に変更すれば、まだ10年以上使えそうなものばかりです。
製品価格は高価ですが、最近は程度の良い中古品が４～５万円で手に入るので「中古」を気にされない方にはオススメです。
この製品に使われているアンギュラベアリングの生産が中止され、現状、市場に出ている製品しかありません。良い物件に巡り合えたら即注文が宜しいでしょう。
●デジスコ・デジイチ併用可能なジンバル雲台
カメラレンズ300㎜Ｆ2.8のシステム程度なら使用でき、デジスコにも使えるタイプの雲台です。軸を支える部分が金属ベアリングのものであれば良品と考えて良いでしょう。
また、デジイチでの使用であればフリクション（抵抗感）もＯＮかＯＦＦしかないものでも使えますが、デジスコでは微細な調整ができず、樹脂で支えていることからガタがすぐに出て使えなくなることが欠点です。
但し、デジスコ用途をを中心にデジイチも使えるという位置づけのジンバル雲台は、仰角をたっぷり設計し、軸はダブルベアリングで支え複層に重ねたプレートでフリクションコントロールをするタイプのものはデジスコ専用に設計されたジンバル雲台に匹敵する使い勝手や耐久性を持っています。
②大きさと耐荷重
③軽量・高剛性
④ワンアクションの簡単操作
⑤パーン棒と微細調整
⑥ビデオ雲台
⑦ジンバル雲台
投稿者 たーぼ♪ : 2013年07月04日 11:38
コメント
たーぼ♪さん、こんばんは。
機能性の高いものは美しい、これは私の私見です。
究具01ジンバル雲台は美しい、即ち機能性が高いです。
私がどれだけ究具01に惚れ込んでいるかは、
販売され、ユーザーカードを御覧になっている、
たーぼ♪さん、ここぺりさん、近さんしか分からないでしょう。
（私が馬鹿だと思われるから、詳細は内緒ですよ。）
> この製品に使われているアンギュラベアリングの生産が中止され、現状、市場に出ている製品しかありません。
購入して悔い無しです！
10年使えるということは、私は一生使えるということでしょう。
とにかく、究具01の操作性、機能性、精度を体験すると、
一生、他の雲台には戻れないでしょう。
投稿者 きになる君 : 2013年07月04日 20:55
きになる君さん
究具01は別格ですね。仕事上GIM-01も使うのですが、GIMの動きですら滑らかに思えないほどです。
中国製が悪いとは言いませんが、商品企画・設計・部品製造・アッセンブリー・・・すべての段階で魂が入っていないものばかりです。
しかも、最近では売れ残り在庫をOEMでたたき売り。可愛そうな消費者がたくさんいます。
究具01はまさに一生もの、大切にしてやってください。
使った人にしかわからない快感をお楽しみ頂ければ嬉しいです。
投稿者 たーぼ♪ : 2013年07月05日 07:50