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2009年06月30日

Q.デジスコ撮影用途(スコープの口径別)としての三脚を選ぶ際のポイントを教えてく ださい。

A.三脚選びの一番のポイントは強度と軽さです。
強度はブレ写真にならないために、軽さは機動性のために必要です。
両方の条件を満たす強靭で軽量なカーボン三脚がデジスコシステムには適しています。
強度の面では大は小をかねますが、スコープの口径により三脚を選ぶことで機動性が上がります。
三脚上に載せる重量によって最低限必要な強度が変わりますので口径別の目安を示します。

大口径システム(レンズ口径77mm以上)
三脚の脚部の太さ カーボン製28mm以上

中口径システム(レンズ口径60mm~67mm)※1
三脚の脚部の太さ カーボン製25mm以上

小口径システム(レンズ口径50mm~52mm)※2
三脚の脚部の太さ カーボン製22mm以上
          アルミ製  23mm以上

※1 でじすこやではKOWAの664は66mm口径ですが、三脚は大口径システムと同じ口径を選定しています。

※2 このクラスのアルミ三脚は比較的軽量なので、コスト優先でアルミ製の三脚をお選びいただいても使用できます。

投稿者 kasumi : 09:32

2009年06月29日

Q.画像編集用のオススメの編集ソフトで一番手軽にできる方法教えて頂けませんか?

A.画像編集ソフトはフリーソフトや市販品など多くのものがありますので悩みますよね。
市販品の画像編集ソフトでは「Adobe Photoshop Elements(アドビフォトショップ エレメンツ)」が一般的でお勧めです。
プロも使用しているPhotoshopがベースになっていますので、本格的な編集作業も可能です。
実際に使う編集機能ですが、野鳥の画像では全ての機能を使う必要はありません。
レベル補正、明るさ調整、トーンカーブ調整、アンシャープマスク
使いこなせれば見た目に近いイメージに仕上げることができます。
トリミングや小さいサイズへのリサイズも可能です。
最初はわかりにくいことがあるかもしれませんが、ソフトは習うより慣れろです。
失敗してもいいという気持ちで気軽に使ってみましょう!

投稿者 kasumi : 09:25

2009年06月26日

Q.デジスコ撮影では、一脚は使い易いのですか?それとも、使い難いのですか?

A.デジスコ撮影では、三脚の使用をお勧めします。

デジスコ撮影では、ブレブレ写真の原因となる機材ブレなどの影響を避けるため
シャッターを押す際は機材から手を離して撮影することが多く、三脚の使用を
お勧めしています。

一脚はその名の通り脚は1本だけですので、自立せず手離し撮影が出来ません。
手持ちでの撮影よりは使い易くなりますが、本格的なデジスコ撮影では結果的に
操作性など使い難いものとなってしまいますので、お勧めしていません。

投稿者 kasumi : 10:43

2009年06月25日

Q.三脚を1kg台の比較的軽いカーボンのものをセットにされているようですがその重さで撮影上十分ですか?

A.カーボン三脚で十分な性能を発揮できます。

カーボン三脚は軽量でありながら剛性が高いことが最大の特長です。
デジスコシステムでは、軽量さと剛性、さらに振動の収まりも速いことから
カーボン三脚をチョイスしています。
わずか1kg台で大丈夫と思われるかもしれませんが、撮影上十分な性能を
発揮できます。

投稿者 kasumi : 09:37

2009年06月23日

Q.照準器と液晶フード等は必ず必要ですか?

A.照準器システムと液晶フードは、あるととても便利なパーツ類です。

デジスコ撮影では、野鳥を見つけた後スコープをおおよその目分量や勘で
向けてもほとんど導入することができないと思ってください。
そこで、照準器システムを使用することで、すばやく楽に野鳥を導入する
ことができます。

また、屋外での撮影では液晶画面に直射日光などが当たると見にくく
なりますが、液晶フードを使うことで外光を遮光し見やすくなり、
さらに液晶ビューファインダーのように覗くことでピント確認もできます。

操作性が抜群に向上しますので、是非お勧めいたします。

投稿者 kasumi : 09:31

2009年06月22日

Q.あまり細かい事は覚えられません。デジスコに使ってるカメラは簡単に使えますか?

A.カメラ設定表をご参考にしてみてください。

デジスコで野鳥撮影をする時、カメラ設定をどんな風にすればよいか不安ですよね。
そんな時には、デジスコ専門店【でじすこや】のホームページに掲載されている
カメラ別の設定表をご参考にしてみてください。

・Nikon COOLPIX P6000の場合
http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_br_p6000cs_set.htm#camera
・キヤノン IXY 3000ISの場合
http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_br_ixy_su2_3000set.htm#camera
・SONY DSC-W300の場合
http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_br_w300_set.htm#camera

まずは上記のカメラ設定を試してみて、野鳥本体の写りを確認します。
綺麗な色が出ていればOKです。もし、野鳥が暗く色もはっきりしない場合は
露出補正という設定を±0.0~+1.0の範囲で調整すると成功率が上がります。
カメラの操作は、設定する箇所が少ないので慣れてしまえば簡単です。

投稿者 kasumi : 09:42

2009年06月18日

Q.どのデジスコセットを見ても30倍のアイピースが多いのですがどうしてなのですか?

A.30倍のアイピースは綺麗に撮れる標準レンスです!

Digisco_com30XWFA_b_120.jpgKowa-TE-17W_120.jpgNikonFEP38W_120.jpg

野鳥を大きく撮りたい!という気持ちから、もっと倍率の高いアイピースは
ダメなの?と思ってしまいますよね。
実は、デジスコ撮影の場合、倍率が高いほどブレブレ写真になりやすく、
なんとなく甘い画像となってしまいますので、結果的に綺麗な画像が撮れない
ということが多くなります。

逆に30~38倍のアイピースは、倍率が低いと思われるかもしれませんが、扱い
やすい大きさに野鳥が写り描写能力も優秀なので、とても綺麗に撮れます。
また、様々なシーンに対応できますので、標準レンズ的な存在として使うことが
できます。

アイピースをまず1本!という時にはオールマイティに使える30~38倍クラスの
ものをお勧めいたします。

尚、野鳥観察に使いやすいズームアイピースは、ケラレが多く発生してしまう
ので、デジスコ用にはお勧めしません。


投稿者 kasumi : 09:24

2009年06月17日

Q.デジスコに使うレンズにフローライトレンズやEDレンズがありますがなぜこれらを撮影にオススメしているのですか?

A.フローライトレンズやEDレンズをお勧めしている最大の理由は、光学性能が優秀で綺麗な画像が撮れやすいからです。特に色収差が少ないのが特長です。

色収差とは、枝や野鳥のエッジ部分に現れる色ニジミ(青系や赤系のニジミ)のことで解像感にも影響を与えます。
ノーマルレンズでも撮影は可能ですが、枝や鳥のエッジ部分などに色収差が出てしまい像も甘い感じになりますので、お勧めしていません。

対物レンズのみを比較すれば、フローライトレンズの方が断然有利です。
EDレンズと言えども色収差に関しては完全に補正はしきれません。
しかし、収差には色収差の他にもいろいろあり、スコープのプリズムの優秀さ、アイピースとの相性、更にはデジカメのレンズとの相性などシステム全体バランスが大切になります。

【作例】ノーマルレンズとフローライトレンズの比較画像
・ノーマルレンズ
IMG_3779r_380.JPG

・フローライトレンズ
IMG_3779rps_380.jpg

輪郭部の色ニジミ(青や赤系の色)の出方に差がでます。
画像全体の解像力の違いが出てきます。

投稿者 kasumi : 09:39

2009年06月16日

Q.【でじすこや】のセットに指定されているカメラではなく自分の持っているカメラは接続できないのでしょうか?

A.お手持ちのコンパクトデジタルカメラの機種名をお知らせください!

Nikon_COOLPIX_P6000_120.jpgCanon_IXY3000IS_120.jpgSONY_W300_120.jpg
デジスコシステムの場合、使用できるコンパクトデジタルカメラが限定されますので
まずは、お手持ちのカメラ機種名をお知らせください。
【でじすこや】スタッフが、接続可能かどうかご説明させていただきます。

-----
【でじすこや】ホームページ
http://www.digiscoshop.com/
== お問い合わせ窓口 ==
電話:042-498-5111
FAX:042-498-5114
メールアドレス:info@digiscoshop.com

-----

※デジスコに最適なカメラの選定ポイント
1)カメラ専用の高精度な接続パーツがある
2)画質が良く綺麗な写真が撮れる
3)ケラレ、周辺減光が少ない

【でじすこや】では、上記条件を満たし、さらに使いやすいものを選別して
デジスコセットを設定しております。

投稿者 kasumi : 09:36

2009年06月15日

Q.露出とは一体何なのですか?

A.露出とは、デジカメで撮影する時に画像の明るさをコントロールすることです。

絞りとシャッタースピード、ISO感度の組み合わせによって、CCDが受け取る光量を調節して適正な光量になるように設定します。
実際には、デジスコ用として最適なデジカメはプログラムオートのモードしかないものが多いため、露出補正の値を変えながら明るさを調整して適正な露出を決めます。

■露出補正値別作例
1)露出オーバー(露出補正値:+0.3)
DSCN0206r_380.JPG

2)適正露出(露出補正値:-0.7)
DSCN0209r_380.JPG

3)露出アンダー(露出補正値:-1.7)
DSCN0205r_380.JPG


投稿者 kasumi : 09:27

2009年06月12日

Q.でじすこやのセットならばワンタッチで観察にも撮影にも使えますか?

A.【でじすこや】オリジナルデジスコセットは観察と撮影の移行が簡単です!
Kowa_774-1_380.jpg
【でじすこや】オリジナルデジスコセットは観察派の方にも配慮しています。
カメラユニットは固定ネジ1本でスコープユニットへ固定しているだけなので
着脱はワンタッチでとっても簡単に行えます。観察への移行もスムーズです。

※使いこなしのコツ
観察のためにカメラユニットを外しますとスコープユニットの重量バランスが
前寄りとなりますので、再度バランス調整を行うと操作性が良くなります。

投稿者 kasumi : 09:34

2009年06月11日

Q.初めてデジスコを選ぶ時のヒントを下さい。

A.ご使用目的別にみると・・・

軽快な携帯性重視:スコープの口径50mmクラス。旅行のお供に最適です。
nikon_ed50_s.jpg


機動性を重視:スコープの口径60mmクラス。本格的な撮影が楽しめます。
nikon_ed3_s.jpg


画質、作風重視:スコープの口径80mmクラス。究極のシステムにチャレンジ!
kowa_774_s.jpg

その他、システム全体の重量や大きさなどを参考に、撮影スタイル合わせてご検討してみてください。

投稿者 kasumi : 09:52

2009年06月10日

Q.デジスコのメリット、デメリットって何ですか?

A.デジスコのメリットは軽量、安価、高倍率なシステムが組めます。
それでは、今流行しているデジタル一眼レフカメラシステムと比べて見ましょう。

【焦点距離】(数字が大きくなるほどアップで写せます)
≪デジタル一眼レフシステム≫
約1,200mm、最大で1,600mm(ただしズームはできません。)

≪デジスコシステム≫
約1080mm~約3200mm(カメラ側のズームで調節可能)

【重量】(レンズ、カメラ本体、雲台、三脚含む)
≪デジタル一眼レフシステム≫
約20kg

≪デジスコシステム≫
約3kg~5kg


【コストパフォーマンスの比較】(野鳥を大きく写そうと思った場合)
≪デジタル一眼レフシステム≫
約150万円超(1,600mmのシステムとした場合)

≪デジスコシステム≫
約25万円~60万円

更にコンパクトデジタルカメラはシャッターを押した際の
自己振動が少なく高倍率の撮影に非常に適しています。
止まっている野鳥の細部の写真や表情を捉えるのは
デジスコの得意技です。


デジスコのデメリット

【連写速度】(多い方が飛翔写真等が得意)
≪デジタル一眼レフシステム≫
1秒間に3枚~10枚を30枚~50枚連続で撮影できます。

≪デジスコシステム≫
1秒間に1枚~3枚をシャッターボタンを離すまで撮影できます。
(機種によっては7枚程で止まる場合もあります。)

飛翔写真では一眼レフシステムが有利です。
練習を積めばデジスコでも飛翔写真が撮れますので
チャレンジしてみるのも一つの楽しみです。

投稿者 kasumi : 11:05