« 【 ご相談の解答例】 「軽量でリーズナブルな入門機」 | メイン | 【新製品】Nikon DLシリーズ DL24-85 f/1.8-2.8 »

2016年02月23日

デジスコが野鳥撮影に有利な理由 その3

③焦点距離1000mmを超える領域から3倍程度のズーム撮影ができる。

例えばNikonのCOOLPIX P900という高倍率カメラ。35㎜判換算で24㎜~2000㎜まで光学83倍での撮影がオートフォーカスで写せる。まさに、カタログ的にはその通りなんですが、野鳥撮影で小さな鳥を写すのはかなりな好条件が揃わないと難しいことです。結果的には野鳥までの距離を勘案して500~1000㎜程度が常用範囲と考えるべきです。但し、すぐ手前に来た鳥に即座に対応できたり、被写体がマッタリしてくれた時など引きの絵からドアップまで同じ位置で写せることはとても便利です。
 野鳥撮影の場合、いったん構えた場所を移動すると鳥が逃げてしまう確率が高いということを理解しなければなりません。短い焦点距離の道具でより大きく写すには野鳥に近づかなければなりません。それをカバーしてくれるのがズーム機能です。

 デジイチでもNikonの200-400㎜F4(2倍ズーム)や200-500㎜F5.6(2.5倍ズーム)、CANONの200-400㎜F4(2倍ズーム)など、野鳥撮影用に使える良いレンズが発売されています。APS-C換算値をかけ合わせれば600~700㎜まで焦点距離を長くできます。AF精度・速度、画質の低下を我慢すればテレコンを入れて最長1000㎜ぐらいまでは守備範囲となります。厳密にいえば、トリミング耐性も付加できるでしょう。
やっぱり、ズームレンズは良いですね・・欲しい(200-500㎜5.6なら買えるかも(^^ゞ)
 
 デジイチで野鳥を写す場合も質の良い単焦点でバランスの良い大きさに写せるように撮影距離を決めて写すことができれば、より高画質な作例を作ることができます。しかし、画角の自由度は、自分が撮影距離を変えるか、テレコンをつけるかしかありません。動けば逃げる野鳥を写すには経験豊かなベテランカメラマンのように、臨機応変な撮影技術や予測と想定がきっちりできなくてはなりません。
大砲のようなレンズを使ったからと言って上級者のような写真はなかなか写せないのです。

 デジスコの場合は、スコープ(単焦点)に単焦点カメラを装着する場合を除き、ほとんどの場合がズーム撮影となります。ズーム接眼レンズに単焦点カメラ、単焦点接眼レンズにズームカメラ、ズーム接眼レンズにズームカメラと組み合わせの方法はいろいろですが、常用の撮影焦点距離1000~2000㎜に加えて、条件が良い場合には2000~7000㎜程度まで仕様範囲として加えることも可能です。正直なところ4000㎜以上は解像力も追いつかないので綺麗な画像で写すことはできませんが、デジスコのズーム撮影の焦点距離は1000㎜~4000㎜と言っても良いと思います。なんと基本の1000㎜から3~4倍ズーム(撮影距離を同じ位置にいながら1/4の距離まで近づいて撮影できるという意味です)の力を持っています。

野鳥撮影現場において、定位置から動かずに画角を簡単に変えられるズーム。しかも、デジスコならば基本焦点距離1000㎜から4倍にズームアップできる機材なのです。他の撮影方法が”精一杯で1000㎜まで”のズームに比べて異次元の画角変化をすることができます。
自分が画角を変えるために動いたことが原因で、待ちに待った鳥を逃がしてしまったら元も子もありません。

この理由はデジスコを体験してみて、ひょっとすると一番「すげー!」と驚く要素かも知れません。
チャンスがあったら、他の撮影方法と並べて比較してみてください。

デジスコが野鳥撮影に有利な理由(リンク)

①野鳥の出現率の高い朝夕、薄暗い場所での撮影に適している。
②遠くから野鳥を写せる焦点距離を持っている。
③焦点距離1000mmを超える領域から3倍程度のズーム撮影ができる。
④セミオートフォーカス撮影ができる。

投稿者 たーぼ♪ : 2016年02月23日 10:03

コメント