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2015年06月29日

接続技術の工夫 『カプラー進化論』

16_1dwswaa.gif

DIGISCO.COMの製品にはいろいろな技術的工夫がなされています。
光学機器にとって軽視できない正確な光軸、適切なレンズ間クリアランス。
撮影機材として求められる着脱性の良さや小型・軽量であることなど可能な限り技術を折込み、
ユーザーが「写すこと」だけに専念できるように作りこんであります。

例えば、究具04バリアブルカプラーVCA-1は後に説明するTA4接合方式、側面固定方法、抜け落ち防止ストッパー付レンズクリアランス調整インナーチューブなど『究具』の名前にふさわしい技術がバランスよく取り入れられて、他では真似のできない製品になっています。もちろん、接合カプラーのTA4シリーズが特殊な接合方式の原点ですので、お時間がありましたら『カプラー進化論』をお読みください。
一見、なんの変哲もなさそうなTA3シリーズでも可能な限りの技術が盛り込まれています。
皆様がお使いのパーツのウンチクを知っておくことも良いことと思います。

■カプラー進化論

投稿者 たーぼ♪ : 11:29 | コメント (0)

2015年06月26日

【撮影スタンス】 写し方シリーズ

撮影時の状況に応じて、どのように写すかいろいろ思っていることをまとめてみます。

①座って写す
②立って写す
③野鳥までの距離
④撮影できる隙間を探そう
⑤追いかけないで待つ
⑥だんだん接近法
⑦背景の選び方
⑧雨の日の写し方
⑨車の中から写す
⑩ブラインドから写す
⑪ハイドから写す

投稿者 たーぼ♪ : 11:19 | コメント (0)

2015年06月24日

【デジスコの特徴】 入門編  目次

焦点距離3000mm超の望遠撮影ができるデジスコ。

主に野鳥撮影に使われるデジスコは、どんな特徴があり良い撮影ができるのかを考えてみましょう。
焦点距離300mm以上の望遠カメラレンズを使ったデジイチシステムや天体望遠鏡をベースにした直焦点レンズシステム、地上望遠鏡をカメラレンズ代わりに使うリレーレンズシステムなどいろいろな機材があるなかでの特徴を考えてみます。

①デジスコとは
②こんなに大きく写せます
③こんなに遠くから写せます
④こんなに鮮明に写せます
⑤撮影時間帯・条件が広がります
⑥コリメート法
⑦明るいF値
⑧軽量・コンパクト・安価なシステム

投稿者 たーぼ♪ : 17:30 | コメント (0)

2015年06月22日

静と動 


Canon EF600F4.0/x1.6/Canon EOS1Dmk2



TSN-884/TE-11WZ/12-32/LUMIX GM1

デジイチ(写真 上)とデジスコ(写真 下)の代表的な作例を見てください。もちろん、条件が揃えば上下逆転の作例もありえますが普通はこんな感じでしょう。

シャッター速度が1/1000秒出せればカメラの応答性の速いデジイチならこんな瞬間を切り取ることができます。たまたま画角いっぱいいっぱいを使った構図になっていますが、これを2倍ぐらい引いて(半分の大きさで)写しても絵的には充分使えるし、撮影は数段簡単になります。やはり、超望遠レンズ(長玉)での野鳥撮影には他に真似のできない優れた機能を持っています。

デジスコの特徴はデジイチの数倍の焦点距離から写せるというメリットです。同じような距離から写せば下のような写真を写すことができます。まあ、ここまで大きく写す必要もありませんが、デジスコ普及をライフワークにしている私の作例はついついこんな風になってしまいます。

最近はデジスコシステムで動きのある撮影を具現化している方も何人かいらっしゃいます。もともと光学システムが明るく、大口径カメラレンズを上回る明るさをもっているデジスコですから、理屈から言えば動きのある被写体の撮影もできるはずなのです。
しかし、ここで2つの問題にぶつかります。

【画角が狭い】
コンデジを使ったデジスコシステムは対物レンズとCCD(CMOS)の面積比がデジイチ以上に(明るく)有利なのですが、使用可能な焦点距離が1000mm以上というケースが多いので画角が狭く被写体が大きくなってしまいます。デジイチで横飛びをする被写体を狙う場合は、止まっている場所を飛ぶであろう反対側の端に置き、通るであろう場所に置きピンをして半押しのまま待ちます。飛ぶ瞬間から連写をして運よく狙い通りに画面の中に収まれば成功です。
デジイチの場合、実用的には500mm程度の画角であれば被写体との距離・被写体の大きさ・飛んだ時の反応などいい感じのような気がします。
上級者ほど画角を狭くしても写せますし、近づいての撮影・適度な画角の判断など成功率をあげる要素が増えます。
デジスコの場合は、コンデジを使わずに短い焦点距離で大きなCMOSを持つデジイチを使い、光学系の焦点距離を短くするコリメート設計をしたシステムで写すのが良いと思います。これで、そこそこの明るさを保ち、画角を狭くすることができるので一つの方法になると思います。

【カメラの応答性が遅い】
最近のコンデジは驚くほど応答性が良くなりました。しかし、インターフェイスである液晶画面の映像は相変わらず少し前の時間を映し出しています。仮にデジイチのように半押しで置きピンをして飛び出した瞬間にシャッターを押してもほとんどの場合、画角に入っていないことが多いと思います。
シャッターを押した瞬間の0.5秒~1秒前まで遡って記録する機能をもったカメラもありますが、もう少し使いやすくなれば良いのですが・・・
これは、デジイチのライブビュー撮影でも同様なことが起こるはずですから光学ファインダーで写すデジイチ撮影には敵わないでしょう。
デジスコでトビモノを写している人々は(苦労しながら)ファインダーやシャッターラグなどの遅れ以上の先読み撮影をしているのだと思います。
デジイチ撮影ですら飛び出す瞬間を予測して写すわけですから(笑)

静と動、両方を同じ道具で写せたら撮影も楽しいと思います。しかし、なかなか思うようには行かないようです。経済的な面・体力的な面・技能的な面など個人差もありますが、「静」にはデジスコ、「動」にはデジイチと道具を使い分けることができれば撮影の幅が広がるのだと思います。

上級者はデジイチで「静」を写します。決してドアップではありません。「写真」としての美しさをカメラレンズ・デジイチボディーで表現します。実は「静」の中にも奥深いものがあります。もちろん、デジスコは「静」が得意なわけですからデジイチ上級者に負けないような写真にチャレンジしてもらいたいと思います。


もちろん デジスコらしい「ドアップ」も忘れずに(笑)

投稿者 たーぼ♪ : 07:57 | コメント (0)

2015年06月16日

【実験】Nikon1V3 18.5/F1.7でのISO感度作例

少し前までのコンデジであればシャッター速度1/10秒での撮影など常識レベルでしたが、
最近のミラーレスなどは連写速度をキープするため1/60秒以上にする必要があり、
処置をしなければ露光不足でアンダーな画像のまま撮影されてしまいます。
ISO感度を上げることでシャッター速度を上げることはできますが、コンデジより大きなセンサーとはいえ、それほどISO耐性があるわけではありません。
但し、ユーザーが画像の使用用途を限定すればかなりの高ISO(ISO3200とか)でも満足する画質の場合もあります。
facebookなどで拝見する一眼レフ画像のザラツキなどを考えるとデジスコでも低ISOに拘る必要もないのかな?って思ったりします。
もちろん、「プリント画質」が基本なのでせめてA3印刷でも充分満足できる低ISO撮影が理想なのですが・・・

とりあえずISO200.400.800.3200の作例をアップしました。600×480ピクセルで表示していますが、クリックすることで1200×800ピクセルで見ることができます。一般的なSNSでは充分な大きさなので、ご自分が求めている画質レベルを決める参考にしてみてください。

概ね同条件でISO感度を変えて撮影をしてみました。
TSN-884/TE-11WZ/Nikon1V3/1Nikkor18.5㎜F1.7


ISO200作例

モデル名 NIKON 1 V3
シャッタースピード 1/60 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 200
露出補正値 -0.33 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ オフ、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 18.5 mm
レンズ モデル 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
オリジナルの日時 2015/06/13 10:51:20

ISO400作例

モデル名 NIKON 1 V3
シャッタースピード 1/60 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 400
露出補正値 0.00 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ オフ、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 18.5 mm
レンズ モデル 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
オリジナルの日時 2015/06/13 9:57:05

ISO800作例

モデル名 NIKON 1 V3
シャッタースピード 1/60 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 800
露出補正値 0.00 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ オフ、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 18.5 mm
レンズ モデル 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
オリジナルの日時 2015/06/13 6:13:42

ISO3200作例

モデル名 NIKON 1 V3
シャッタースピード 1/60 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 3200
露出補正値 0.00 eV
測光方式 中央部重点測光
フラッシュ オフ、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 18.5 mm
レンズ モデル 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8
オリジナルの日時 2015/06/13 6:08:36


投稿者 たーぼ♪ : 14:05 | コメント (0)

2015年06月11日

【情報】ソニー RX100 IV 海外発表(デジカメウォッチ記事)

RX100 IVが発表された。IIIに比べ4K動画が搭載されたことが特徴。
これに伴い、電子シャッター関連の機能アップ、連写速度(16コマ/秒)など期待できる。

現状、対応するカメラブラケットは無いが、興味深いカメラであることは事実です。


■詳しい情報はこちら

投稿者 たーぼ♪ : 23:54 | コメント (0)

2015年06月05日

【動画】Nikon1でスーパースロー動画撮影

最近のデジカメには4K動画を筆頭にHD動画、スローモーション動画、早送り動画、ジャンプカット動画など多彩な動画機能が装備されています。
今回はスローモーション動画を楽しんでみました。

スローモーション動画は1秒の瞬間を4倍の4秒に引き延ばしたり、13倍の13秒、40倍の120秒にできる機能です(V3の場合)但し、引き延ばすためには1秒間に120フレーム、400フレーム、1200フレームのカットを入れなくてはいけません。メカニカルシャッターではできないので電子シャッターの世界になります。
V3の撮影時間は3秒間ですから、360カット、1200カット、3600カットの撮影ができます。必然的に記録能力の限界があり、画像の大きさが変化します。つまり、スローであるほど小さくなるということです。
最初の3点は400fps、4点目が120fpsです。

割に簡単に楽しめるので、LUMIXやNikon1を使っている方は是非、試してみてください。

投稿者 たーぼ♪ : 13:46 | コメント (0)

2015年06月03日

【富士山情報】五合目は忙しいぐらい出ます

毎年6月になると富士山五合目の奥庭に行きたくなります。
鳥の種類によっても多少異なりますが、繁殖期前の恋の季節。
毎日いろいろな変化があります。
本当なら4~5日通いたいところなのですが・・・・

ルリビタキ、メボソムシクイ、ウソ、ヒガラ、ホシガラス、キクイタダキ(声だけ)

種類は限られていますが、出現の頻度は高く退屈することはないでしょう(水場)
奥庭の周遊路にも頻繁に表れて面白そうでしたが、強風で撮影にならず諦めました。

今年は7月10日からマイカー規制が施行されます。
車で行かれる方は早めに計画してください。





投稿者 たーぼ♪ : 14:17 | コメント (0)