メイン | 2007年07月 »

2007年06月29日

照準器 両眼視撮影


照準器の紹介をしたときに両眼視の話をしました。DOS-FSBシリーズや究具02を使うと出来ると紹介を致しました。
ところが究具02を導入なさったお客様より両方をいっぺんに見ることが出来ないと相談を受けましたので今日はそのことについて書いてみます。

具体的には画面を見ながらドットサイトの赤いドットを探しても視界の中に赤いドットが入ってこないとのご相談でした。
普段当たり前のように使っていてあまり想定をしていないご相談でしたので早速検証をしてみました。私だけでなく近店長やpouさんも一緒に検証しました。

普段の撮影時にはそのような事態になったことが無いので、どうしたらそのようになるのか試行錯誤をしてみました。
結果、顔の位置が上方あるいは横方向などに少しずれたところで液晶モニターを見ているため照準器の点が見えない位置に左目が行ってしまっているのではないかと判断いたしました。
お二人の方に相談を受けているのですが、お二人に共通することはデジスコのベテランで今までは照準器を愛用していなかった方であることです。つまり、今まで照準器が無くてもそれほど不便を感じずに撮影をこなされていたということですね。

そのことから判断をしますと撮影時はまずカメラのモニター画面を見る目から位置決めをして、それから照準器という手順なのでは無いかと想像しています。HD-2027Wや究具02はワイドタイプのレンズになったことで真後ろから少々ずれたところでも画面が見えます。このことにより照準器のドットが見えない位置になってしまったのではないかと思います。
お客様と同じ状態かどうかはまだ確認をしていませんが、同時に見えない状態を作り出すことが出来ましたのでおそらくはそういうことと判断しています。

では、どのようにすれば良いか考えてみました。
1.撮影体制に入るときに、まず左目を照準器のドットが見える位置に持っていきます。
2.ドットが見えなくならないように気をつけながら液晶モニターが見える位置に顔をの位置を調整。

これで顔の位置をずらすことなく両方を見ることが出来るのではないかと思っています。同じように感じていらっしゃる方はお試しください。
また、それでもダメだとおっしゃる方はサポートデスクまでご相談ください。

投稿者 : 23:28

2007年06月28日

ドアップ撮影について

昨日に引き続きドアップ撮影についてです。
ドアップ撮影ってどうすればいいのでしょう? ズームを目いっぱいする? そうすればでっかく写りますね。
では、鮮明度合いはどうでしょう。残念ながらなんとなく甘くなってしまいますね。そうなんです、カメラズームってたくさんすると画像が甘くなってしまうんです。
カメラにもよりますがほとんどのカメラにおいて2倍ズームを超えると画質が明らかに落ちてきますね。
せっかくある3倍ズームですが、ここはぐっと我慢して2倍程度まででズームは抑えましょう。

えっ、2倍ではドアップにならない? そんなときは無理にドアップにするのは諦めてください。ドアップはたまたま鳥が近くに来てくれたときに鳥さんに感謝しながら撮影しましょう。無理に追ったりするのはダメですよ。
撮影は状況に合わせてその条件の中で一番良い雰囲気に撮れる様に考えればよいのではないかと思っています。

投稿者 : 22:41

2007年06月27日

デジスコらしい撮影ってなんでしょう。

デジスコらしい撮影って何かと考えてみました。
別にデジスコ撮影はこうあるべきであるということではなく、単純にイメージですがこれはドアップ撮影でしょうね。
このイメージを作り上げたのはturbo氏でしょうね。デジスコ初期のころからうわっと思うような写真をたくさん見せてくれましたからね。
私もそんなドアップ撮影にあこがれてどっぷりデジスコ沼に浸ってしまった一人です。

私の場合、一眼でトマリモノを撮っていてもあまり楽しく感じないんです。でもデジスコだとわくわくしちゃうんですよ。やっぱり細部まで鮮明に写るので表情も生き生きとして見えて可愛く感じちゃうんです。

でも、今はA3印刷が出来るようになってきたので、多少引きの絵でも迫力を失わないので画面いっぱいのドアップよりも少し引きの絵が好まれる傾向がありますね。いろんな写真を撮って楽しめばよいと思います。(^.^)

投稿者 : 18:03

2007年06月26日

照準器

昨日はトビモノ撮影について少し書きました。
そのトビモノ撮影では不可欠(少なくとも私にとって)な製品があります。それが照準器です。

私はデジスコをやり始めた初期のころから照準器を使っているのでこれが無いとまともに撮影が出来無い体です。(笑)
この照準器の必要性を私に感じさせてくれたのが何を隠そうでじすこやの近店長なのです。別に口でこれがいいよと言ったわけではありませんが、初心者だった私の目の前でバッチリなトビモノを撮影して見せつけてくれたのです。^_^;

そのときに彼の機材をなめるようにチェックし撮影している姿を後ろからチェックした結果、自分の機材に足りないものがいくつかありました。そのひとつが照準器でした。速攻で導入したのは言うまでもありません。

これで近店長と同じような写真が撮れるようになったか?さすがにそんなに甘くはありませんが、数ヵ月後に別の仲間から撮影が素早くなったねと言われたときはうれしかった記憶があります。
照準器の取り付け位置はいろいろと考えましたが最終的には左目で照準器、右目で液晶モニターフードという両眼視のできる位置につけました。まだ、DOS-FSB1は無かったころです。結構早くからこのやり方は実践しておりました。トビモノマスターと呼ばれるような何人かの方もこの方法を使っていましたね。

照準器はトビモノ撮影だけに有効なわけではなく、通常の撮影においても素早く被写体を画面に導入できるという意味で非常に有効です。照準器をお使いで無い方も是非検討してみてはいかがですか。
今、品薄で手に入りにくい究具02が5個、でじすこやに入荷したそうです。早い者勝ちですよ。

http://www.digiscoshop.com/digisco_mart/digisco_qgu02_sight.htm

投稿者 : 23:26

2007年06月25日

デジスコでトビモノ写真


これからデジスコをはじめるのだがトビモノ(飛翔写真)を中心に撮影したい。どのようなシステムが良いか?という質問をされることがあります。

まず、第一にデジスコシステムはトビモノの撮影向きのシステムでは無いということです。不可能ではありませんが撮りやすいシステムとはいえません。
貼り付けたホバリングのような写真はトビモノとはいってもほぼ静止していますからAFを使って撮影できます。
しかし、横とびの写真はそうは行きませんので、シャッター半押しのまま照準器で追いつつピントリングを調整し連写するしかありません。
シャッターを切るとカメラの画面がブラックアウトしてしまいピントを追い続けることが出来ないので難しいのです。

今までトビモノにも執念を燃やして撮っていた時期もありますが、良く撮れたトマリモノと同じクオリティーのトビモノは一枚もありません。
ブレが無くピントもバッチリで構図や鳥の表情や向きがよいという全てがバッチリの条件が重なることは非常にまれです。
撮影する過程を楽しむ気持ちでやられるのであれば楽しめます。撮影結果だけを重視するのでは少し厳しいですね。そういった目的にはハイエンドのデジ一眼と高価な超望遠レンズが一番合っています。

投稿者 : 23:03

2007年06月23日

デジスコ用カメラの選択

サポートデスクに入る相談で上位に入るのが手持ちのカメラがつくかどうかの質問です。

心情的にはどんなカメラでも使えますとお答えしたいのですが、現実としてはそうは行きません。
現時点での回答としてはとてもシンプルです。CANONのIXY1000かNIKONのP5000しか簡単にセットが出来るカメラが無いとお伝えしています。(もしかしたら、近いうちにSONYのW200も加わるかもしれませんね。)

もちろんご自分でアダプターを作って接続が出来る方はいろいろとチャレンジされておられる方も多いと思いますので、この回答にはガッカリと思われる方もいらっしゃいますね。
しかし、私の考え方はこうです。

1.カメラズーム全域でほぼケラレナシのシステムが構築できること。
2.ユーザーがあれこれ調整することなくベストセッティングが出来ること。

上記の二つがクリア出来無いとこれからデジスコを始められる方にはお奨めが出来ません。できるだけ簡単に撮影が出来ることというのがポリシーとなります。

投稿者 : 00:40

2007年06月21日

デジスコでスポーツの撮影がしたい

こんばんは。
先日、少し珍しい問い合わせをいただきましたので、差し支えの無い範囲でお知らせします。

学校の先生から部活動や体育祭、対外試合などでの撮影用にデジスコを使いたいので適したものを薦めて欲しいと問い合わせをいただきました。

自校のグランドでの撮影と競技場では条件がだいぶ異なるので一概には言えないが望遠レンズ代わりにデジスコを選ぶことは厳しいのではないかとお話をさせていただきました。

困難な点を考えて見ますと。
1.かなり熟練しないと移動する被写体の撮影は難しいこと。
2.天気などの条件にもよるがシャッタースピードは上がりにくいのでサッカーや陸上の競技中の写真は困難である。
3.室内スポーツは絶対的な光量が足りないのでかなり厳しい。
4.公共の競技場などでの撮影では三脚の使用が前提で許可の問題もあるのではないか。

上記のような問題点によりうまく撮れない事が予想されるが、学校としての記録や生徒の思い出のためには失敗が出来無いと思うので、もっと確実性の高い方法が好ましいのではないかとお話をしました。

望遠が効くということで一眼レフの代わりにとお考えのようでしたが、さすがにこれは厳しいと思いましたのでそのようにお話をしました。
デジスコが威力を発揮すると思われるシーンとしては、陸上のスタート前の選手の表情などはアップで撮れる可能性があるのでもしかしたら、一眼レフよりも迫力のある写真が取れるかもしれません。でも限られてしまいますね。
機材には適した条件がありますので特性を考慮して選ばないとがっかりすることが考えられます。
同じような事例としてはトビモノを撮ることを目的に導入されるのはやはりハードルが高いですね。これを中心に素晴らしい写真を連発されておられる方もいらっしゃいますが一般的には難しいと思います。
まずはきちんとトマリモノを撮影し、トビモノは時間があるときや余裕のあるときに挑戦すると楽しいと思います。

投稿者 : 23:56

2007年06月20日

SONY W200試作ブラケットでの相性テスト その2


昨日に引き続きW200と各種スコープとの相性テストをお知らせいたします。
今日は海外スコープとの相性についてです。一部所有していない接眼レンズがありテストが出来ていないものありますがご容赦ください。

W200の光学ズームは全9ステップです。(ワイド端、テレ端含む)

W200用のカメラブラケットの情報については「野鳥写真研究室
をご参照ください。

スワロフスキーSTS HD80/HD65
20XSW
 TA4   ワイド端~4ステップ、7ステップ~テレ端周辺減光アリ
30XSW
 TA4+2mmOリング 8ステップ~テレ端周辺減光アリ
45XSW
 TA4   7ステップ~テレ端周辺減光アリ

ライカ APO-TELEVID77
20XWW
 TA4+3    全域端周辺減光アリ
32XWW
 TA4     7ステップ~テレ端周辺減光アリ

ライカ APO-TELEVID62
20XWW
 TA4+3+1.5mmOリング    ワイド端ケラレアリ、2ステップ、6ステップ~テレ端周辺減光アリ
32XWW
 TA4     ワイド端、6ステップ~テレ端周辺減光アリ

カールツァイス ディアスコープ65
23X/30XBWW
 TA4     7ステップ~テレ端周辺減光アリ

投稿者 : 14:18

2007年06月19日

SONY W200試作ブラケットでの相性テスト その1


今日からサポートデスクでのよくある相談や気になる話について色々と
書いていこうと思います。初日の今日はホットな話題としてW200につい
ての情報をお知らせします。

デジスコドットコム開発T氏よりW200と試作ブラケットを借り、各種スコープ
との簡単な相性テストをしました。とりあえず国産主要メーカーのスコープ
との相性を先行して報告します。
海外メーカーのものは後日お知らせします。

尚、W200の光学ズームは全9ステップです。(ワイド端、テレ端含む)

W200用のカメラブラケットの情報については「野鳥写真研究室
をご参照ください。

ニコンED82/EDⅢ
20XWFA
 TA4+3 ワイド端ケラレアリ 全域わずかに周辺減光アリ
28XWDA  
 TA4 ワイド端~3ステップ、8ステップ~テレ端わずかに周辺減光アリ
30XWFA
 TA4 6ステップ~テレ端わずかに周辺減光アリ
16/24/30 WIDE DS
 TA4+2mm 7ステップ~テレ端わずかに周辺減光アリ
27/40/50 WIDE DS
 TA4   テレ端わずかに周辺減光アリ
40/60/75 WIDE DS
 TA4   ワイド端~3ステップ、8ステップ~テレ端周辺減光アリ

コーワ TSN-884/774
TE-17W
 TA4     7ステップ~テレ端わずかに周辺減光アリ

コーワ TSN-664/604
TE-21WD
 TA4+5   7ステップ~テレ端わずかに周辺減光アリ
TE-14WD
 TA4+3   7ステップ~テレ端わずかに周辺減光アリ

VIXEN ジオマPRO ED67-S
GLH-20
 TA4   ワイド端ケラレアリ、6ステップ~テレ端わずかに周辺減光アリ
GLH-20D
 TA4   ワイド端、6ステップ~テレ端わずかに周辺減光アリ

投稿者 : 19:46