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2017年05月31日

【デジスコ用雲台シリーズ】 ①デジスコにとっての雲台の役割

★★デジスコ用雲台シリーズ★★


実際の撮影では、野鳥を見つけて照準器で導入し、目にピントを合わせてそのまま構図を作る・・という一連の作業を瞬時にしなくてはなりません。
もちろん、移動時に影響する重さや大きさ、上に載る光学ユニットの重量に耐えられる剛性も選択時の大きな要素です。
デジスコの経験者ならたぶん体験していると思いますが、スコープが御辞儀をして指を挟んだり、首の皮を挟んだり・・冗談ではすまされないような事象も注意しなければなりません。

デジスコシステムの中で雲台の重要性は操作面では最重要と言っても過言ではありません。システムをしっかり保持するための剛直さ、機動力に重要な軽量でコンパクトな可搬性、滑らかな操作性、微動操作、操作回数の少ない機構など要求されていることが多く、一般的な撮影に使用される2~3軸のレバー式雲台やボールヘッド(自由雲台)等は不向きです。デジスコ機材が細長く角度による重心変化が変わること、撮影の瞬間は機材から手を離すことなど特殊な事情からジンバル雲台とビデオ雲台が主流となります。

デジスコ用の雲台選びは、撮影成功率に大きく影響します。
このシリーズはデジスコ用雲台について次の順に説明します。

まず、一眼レフでの野鳥撮影とデジスコでの野鳥撮影の違いを知って頂きます。

一眼レフでの野鳥撮影の場合、基本は機材を雲台を軸にしっかり両手や目の周りで抑えて写す。
ミラーやシャッターの振動を雲台と体で「質量」と「ダンピング」で抑え込むことがポイントとなります。
さらに多くの場合は「指」でレリーズボタンを押すのですからその振動にも対策が必要です。

従って、雲台の役割も自体が大きな質量をもつことや粘性の高いオイルなどを有用に活用して防振や制振を行う機構が求められます。

デジスコ用の雲台はどうでしょう。

写真のように撮影する瞬間は機材から手や目をすべて離し、撮影者の発生する振動を機材に使えない写し方をします。焦点距離が長かったり、暗くてシャッター速度が稼げない場合は特に慎重に静かに写します。
機材に振動発生源が無い「コリメートデジスコ」の場合は、焦点距離1000㎜の場合、振動により発生するブレは1/10以下と言われています。
このメリットを生かすための撮影方法に合わせて設計された雲台がデジスコに適しています。
小型のビデオ雲台も「転用」としてデジスコにも使えますが、やはり、専用設計されたジンバル雲台が最良です。
稼働時にフリクション(抵抗)がかかる構造はデジスコの焦点距離では「揺り戻し」というブレにつながります。それを避けるためにフリクションを緩くすれば仰角がある場合はカックン現象が起こってしまいます。さらにカウンターバランスを使ってもスムーズで反力の発生しない動きは作れません。従って、ビデオ雲台を転用する場合は、デジスコシステムの重量に負けない大型で精緻なフリクションコントロールを持つものが必要となり、それを支えるためにより大きな質量・剛性を持つ三脚が必要となります。

答えとしてはデジスコ用途に合わせて設計されたジンバル雲台が良い。となります。

 ②大きさと耐荷重
 ③軽量・高剛性
 ④ワンアクションの簡単操作
 ⑤パーン棒と微細調整
 ⑥ビデオ雲台
 ⑦ジンバル雲台

投稿者 たーぼ♪ : 16:56 | コメント (0)

2017年05月29日

【新型カメラ・ブラケット】CANON Powershot G9X MarkIIデジスコ 作例


興和TSN-884 TE-11WZ CANON Powershot G9X MarkIIで撮影

狙いの鳥は出てきてくれなかったので、カルガモ親子にモデルになってもらいました。
液晶フードを改造して液晶画面が見やすく操作も楽になったので良い感じで写せました。
問題点はTE-11WZ、ズームアイピースでズームアップする場合、初期のレンズ間距離では周辺減光が出ること、つまり、25倍でセットしたらカメラズームで撮影することが良いということがわかりました。
そうなると、TE-17Wなど単焦点レンズでより切れの良い画像で撮影したくなります。

今回は光量もたっぷりの一日でしたが露出暴れは発生せず快適でした。



モデル名 Canon PowerShot G9 X Mark II
シャッタースピード 1/320 s
F ナンバー f/4.5
ISO ISO 200
露出補正値 0.00 eV
測光方式 中央部重点測光
レンズ焦点距離 19.743 mm
レンズ モデル 10.2-30.6 mm


モデル名 Canon PowerShot G9 X Mark II
シャッタースピード 1/400 s
F ナンバー f/4.5
ISO ISO 200
露出補正値 0.00 eV
測光方式 中央部重点測光
レンズ焦点距離 19.743 mm
レンズ モデル 10.2-30.6 mm



モデル名 Canon PowerShot G9 X Mark II
シャッタースピード 1/160 s
F ナンバー f/4.5
ISO ISO 200
露出補正値 0.00 eV
測光方式 中央部重点測光
レンズ焦点距離 19.743 mm
レンズ モデル 10.2-30.6 mm


良いところにキジバトがいたので、飛び出しものにチャレンジ。
ISOを一気に上げ、1/1000秒以上切れるように液晶画面をスライド。
ISOが2500、SSは1/1600、ちょっと上げすぎましたが4コマ画面に入ってました。
全身が入った絵をアップします。


モデル名 Canon PowerShot G9 X Mark II
シャッタースピード 1/1600 s
F ナンバー f/4.5
ISO ISO 2500
露出補正値 -0.67 eV
測光方式 中央部重点測光
レンズ焦点距離 13.946 mm
レンズ モデル 10.2-30.6 mm

投稿者 たーぼ♪ : 16:55 | コメント (0)

2017年05月27日

【新型カメラ・ブラケット】CANON Powershot G9X MarkIIデジスコ その2

PowerShot G9XMark2でデジスコ。ヘビー級のミラーレスカメラと異なり、小さくギューッと濃縮された機能が私好みで嬉しいです。かといって、トップエンド機たちには当たり前にできてもG9X2にはできないこともたくさんあります。
しかし、デジスコにおいて多機能な装備すべてが必要ではありません。
むしろ、必要な装備だけを質実剛健に作りこまれているコンパクトデジタルカメラに信頼性が持てるような気がします。

このカテゴリーで代表的なカメラはSONYのDSC-RX100/RX100M2です。4年前に発売されたモデルが現在も正規ラインアップにあります。当時、通常連写3コマ強/秒、ロット連写10コマ/秒は画期的でしたが、今は新製品たちに追い抜かれています。しかし、今でもしっかり通用するベーシック機であり、「質実剛健」に値するカメラと思っています。

Powershot G9X MarkIIに関しては上位機種にG1X/G3X/G5Xとグレードがあり、シンプルな機能重視で取りまとめられたカメラです。
18~84㎜(F2~4.9)の光学3倍ズーム概ね40㎜(F3.5)ぐらいが良さそうなのでズームアイピースではここが狙いどころになるでしょう。1000㎜F3.5が実用と考えるといろいろ使えそうです。

■液晶フードについて

前レポートで気になるところは「タッチパネル式液晶画面」
このクラスのコンデジにはコスト的にはEVF(液晶ビューファインダー)が装着できません。
そこで、快適に使うためにはルーペ付液晶フードを使うのですが・・・
タッチパネルであり、操作の集中のある部分をフードで隠すわけにもいきません。
「老眼鏡」「裸眼」をオススメしていますが、
ちょっと悔しかったので液晶フードを改造加工してみました。

結果。基本操作は問題なくできます。(加工はお客様の責任でDIY願います)




■露出の表示暴れについて

高度な露出管理プログラムが組み込まれており、
光量が多くコントラストが強い環境の場合、
スコープを通すと適度な演算にカメラが迷う現象がでます。
この場合、液晶画面は暗く表現されることが多いと思います。

その場合は、半押しで露出(レンズリング)を回して絞り、シャッター速度の表示色 が
赤文字>>白文字になるように調整頂く操作が必要と思います。
TE-11WZの場合はズームアップして光量を落とすなども一手段かも知れません。
またNDフィルターという光量を減らす装置も内蔵されていますが個人的にこなせていません。

それ以外の環境では、多少薄暗い時間帯でもカメラが対応してくれます。
色味や解像感に関しては歴代コンデジの中でもトップと言っても過言ではありません 。


■まとめ 
売れ残りのBR-S90などを改造してブラケットを作りました。露出暴れの現象や液晶タッチパネルの問題などがありますが、解決できる目途がたち、ホッとしています。カメラ価格が5万円台でありながらスコープとの相性が良いカメラはなかなか見つからないので嬉しく思っています。
静止画を狙う場合は、私はこれを持っていく気がします。

あと4個はお分けできるのでお問い合わせください

【でじすこや】
http://store.shopping.yahoo.co.jp/digisco-ya/

投稿者 たーぼ♪ : 09:40 | コメント (0)

2017年05月15日

【新製品レポート】OM-D EM-1Mark2/M.ZUIKO DIGITAL 25mmF1.8インプレッション②

OM-D EM-1 MarkIIでのデジスコ撮影のポイント

■1 素早いAFを生かした撮影 
超望遠撮影のデジスコでは追従型のAFは効果が無いと思い込んでいましたが、スコープでのピント調整範囲内では追従型AF/AEが効いているように思える連写撮影データを多数見ることができました。しかも18枚/秒という高速で撮影できるのでジャストピントで写る機会も増えているのでしょう。AF固定なら60枚/秒の撮影がAF追従同様に20Mフルサイズでできるのでこれもまた撮影成功枚数の増加につながります。この機能は間違いなくデジイチを超えている部分と思います。


■2 低速シャッター速度連写
メカニカルシャッターであれば1/10秒を下回るような超低速シャッターで撮影もできますが、超望遠撮影におけるカメラ発生振動(フォーカルプレーンシャッター振動)は画質にブレを生じさせます。従って電子シャッターを選択するのが良いのですが、電子処理の関係で暗いときの連写は(例えば1/60秒以上)ある速度以上でなければ露光時間が短いまま連写するので真っ暗な写真になってしまう結果とまります。
このカメラの場合、露出優先(Aモード)にした場合、電子シャッターにおいても露光時間を長くして連写できるように設計されています。実は最新のミラーレスカメラはほとんど暗い時は電子シャッターで連写ができないことが多かったのですが、カメラブレ無く無振動低速シャッター連写ができるのでデジスコファンにとってはありがたい結果となりました。

■3 プロキャプチャー撮影
プリキャプチャー機能の一種なのですが、どうやらNikon・CASIO・Panasonicのものとは違ったもののようです。他社のものは4K/6Kなどでデジスコに使えるものは60枚の一括撮影をして必要なものだけ処理するというような個別の撮影方法であったように思います。このプロキャプチャーはシャッタータイムラグ分だけ遡って撮影する機能で、半押しして待機していれば飛び出したタイミングでシャッターを全押しすれば設定に応じて最大14枚まで遡って写せます。従来のプリキャプチャーは例えば60枚を1shotとして写したものから必要なものを選択してから次の撮影に移る必要があり、手間と時間がかかります。プロキャプチャーは押した分+遡った写真しか写さないので、多少の記録待ち時間だけで普通に連写撮影している感じです。
いわゆる「飛び出しもの」がかなり高い確率で、機会を少なくすることなく写せます。


■4 状況に応じて使えるISO感度
4/3型CMOSということもありダイナミックレンジは従来のコンデジより進化しているのは予想できましたが、今回のレポートで改めて耐ISO性能が格段に向上していることがわかりました。状況に応じて適正値は異なりますが「ISO640でもノイズ感は極小」と言っても過言ではないと思えました。通常はISO200で写すことを推奨しますが、薄暗い環境ならISO800や1600も使ってみるのも良いと思います。ノイズは乗ってきますが、解像感や発色がキープされているのはローパスフィルターレスならではでしょう。

■5 無振動・無音撮影
本来は舞台撮影などでカシャカシャいうシャッター音を出さないことを目的にした「無音」ですが、野鳥撮影でも静かなことは画像メリットだけではなく動画撮影している方など周りの方への配慮として重要な要件と思います。
無振動&無音撮影ができるということは画質に与えるメカ振動が無いので本来光学系が持つ解像性能を引き出すことができるということにつながります。
このカメラはボディー内手ブレ補正が効いているようなのでさらに効果的であると思われます。

■6 まとめ ~欲しい機能を選ぶとこれになる
デジスコで使いたい機能を選択していくと、このハイエンドカメラになってしまいます。今現在はイチオシです。しかし、ボディーとレンズで20万円を超えてしまうので交換レンズを複数持ち、有用にボディーを活用されることをお考えの方にお勧めします。
 簡単に・シンプルに写したい場合は他の機種を選びましょう。EM-1MarkIIは単純な撮影技能だけだは良い写真は得られ難いので機能を制限されて難しくない機種を選択するのが良いと思われます。


作例 <後篇> 
プロキャプチャーと素早い連写機能を活かせば動きのある写真も可能です。

プロキャプチャーで写した画像。下記20コマの11コマ目です。
Aモード(露出優先)で写していますが、夕暮れで光量も無くシャッター速度は1/1000欲しかったので
ISOは2500となりました。この20コマの前に5コマほど待機している絵があり、この20コマ以降で10コマほど空白、その後若干前ピンで20コマ程度ありました。ちなみに秒間60コマでの撮影なので1秒程度の連写結果です。
※下記サムネールはクリックすると1枚ずつ大きく見ることができます。

モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/1000 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 2500
露出補正値 0.00 eV
測光方式 中央部重点測光
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8
オリジナルの日時 2017/05/14 17:08:48



左右どちらに飛ぶかわからない場合は中央よりに置きピンをして待ちます。距離が20m以上離れていれば1250㎜(ワイド端)でこの程度の大きさになります。
飛び出した瞬間にレリーズを押せばその9枚前(私の場合)から撮影されます。
この場合、手前方向に飛んだので追いピンは難しく、出だしの4~5枚が合焦範囲です。
結果論から言えば1/4000秒もシャッター速度が出ているのでISO800程度で良かったかも知れません。

モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/4000 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 2500
露出補正値 0.00 eV
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8

プロキャプチャーは連写速度を15/20/30/60fps(秒間何コマ)を好みで調整でき
今回は60fpsに設定して10コマ手前から写せるように設定しました。
羽の開き確率が高いであろう最速を選びましたが、カワセミの場合は20~30fps程度が良いでしょう。
調子に乗って長押しするとバッファが大きいので3秒程度続けられますが、処理時間が長くなるので次の撮影に待ちが必要となります。


モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/1250 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 1600
露出補正値 0.00 eV
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8

投稿者 たーぼ♪ : 14:56 | コメント (0)

2017年05月13日

【新製品レポート】OM-D EM-1Mark2/M.ZUIKO DIGITAL 25mmF1.8インプレッション①

今回は、OLYMPUS OM-D EM-1 MarkII というマイクロフォーサーズのトップエンドカメラとM.ZUIKO DIGITAL 25mmF1.8という標準単焦点レンズの組み合わせのレポートです。

作例は下記機材で撮影しています。

①スコープ       KOWA         TSN-884/TSN-774
②アイピース      KOWA        TE-11WZ
③アダプター  デジスコドットコム     TurboAdapter P2
【でじすこや】オリジナル  M.ZUIKO 25㎜F1.8 カメラユニット
④カメラ        OLYMPUS       OM-D EM-1 MarkII
⑤交換レンズ      OLYMPUS      M.ZUIKO DIGITAL 25mmF1.8
⑥レリーズ   デジスコドットコム     デジスコケーブル455US
⑦照準器    デジスコドットコム     DOS-CS2
⑧雲台     デジスコドットコム     ジンバル雲台 GIM-01
⑨三脚     GITZO           2型カーボン三脚 GT2531

OLYMPUS OM-D EM-1 MarkIIはマイクロフォーサーズカメラとしてトップエンドに位置する最新(2017年5月現在)のカメラです。多才な機能の中で、デジスコに最適な機能を高度に装備していてレポート作成時にはすべてを検証することはできませんでした。
デジスコにとって明らかに有利な機能について、作例を含めて実証したいと思います。

■アイピースと交換レンズの組み合わせ

・TE-11WZとM.ZUIKO 25㎜F1.8の場合、ワイド端(25倍)からテレ端(60倍)までケラレや目立った周辺減光などはほとんど発生しません。総合焦点距離は1250㎜~3000㎜まで使えます。

・TE-11WZとPanasonic LUMIX G 20mmF1.7の場合、ワイド端(25倍)で若干周辺に陰りが出る傾向がありますが空などを写さない限り全域使えます。気になる場合はアイピースのズームをわずかにテレ側に動かせばキレイになります。総合焦点距離は1000㎜~2400㎜となりワイド側の陰りを気にすれば1200㎜~2000㎜となります。

・TE-11WZとPanasonic LUMIX G25mm F1.7の場合、ワイド端からテレ端までケラレが発生する傾向がありオススメできません。

・TE-11WZと標準ズームレンズ(Panasonic LUMIX G12-32mm F3.5-5.6,M.ZUIKO 14-42㎜F3.5-5.6など)レンズ焦点距離20㎜程度まではアイピース25倍でケラレが発生しますが、その後テレ端まで使用できまる場合がありますが、変数が多く一概には言えません。しかし、総合焦点距離は1200㎜~3000㎜以上と言えるでしょう。


画質面では単焦点交換レンズが優れていそうですが、ズーム交換レンズでも大きな差は無いように思います。デジスコで実質使用する焦点距離は1000㎜~3000㎜です。ワイド側はケラレや周辺減光が出ることが多いので1200㎜程度からテレ側は概ねスペックどおり写せるので3000㎜、汎用する範囲は1200㎜~2000㎜程度が多いので標準単焦点・ズーム交換レンズとも良いと言えます。明るさにおいては単焦点レンズが優れていると言えます。

レンズのオートフォーカスの正確性や速度には差があり、画質面では良いLUMIX G 20mmF1.7はAFが遅く、決めきれないことが多いので光量の少ない環境ではわりきってMFで使うことも配慮しなければなりません。

今回のM.ZUIKO 25㎜F1.8はケラレや周辺減光などの発生も少なく、AFも静かで速い。また、カメラユニットとしてほとんどすべてのマイクロフォーサーズカメラに対応できるので興和アイピースTE-11WZとの相性は抜群と言えるでしょう。

作例<前篇>
しっかりした基本性能があるのでとても写しやすく、薄暗い環境でも低速シャッターで写すことができます。

メジロ1500㎜相当での撮影 1/25秒の低速シャッターでも連写をします。

モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/25 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 400
露出補正値 -0.30 eV
測光方式 分割測光
フラッシュ オン、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8
オリジナルの日時 2017/05/09 10:09:29

メジロ 3000㎜相当 画面の端まで解像し、収差も見当たらず、1/13秒という低速シャッターでも写せます。

モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/13 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 400
露出補正値 -0.30 eV
測光方式 分割測光
フラッシュ オン、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8
オリジナルの日時 2017/05/09 10:10:35

エナガ 1250㎜相当 動きが速いエナガも写せます。カメラ内手振れ補正の効果を感じます。

モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/25 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 500
露出補正値 -0.30 eV
測光方式 分割測光
フラッシュ オン、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8
オリジナルの日時 2017/05/09 9:28:40

エナガ 1250㎜相当 薄暗い環境だったので常用ISOを400まで上げて使用。耐ISO性はさすがにマイクロフォーサーズ。ISO800でもプリントレベルと思います。

モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/25 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 400
露出補正値 -0.30 eV
測光方式 分割測光
フラッシュ オン、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8
オリジナルの日時 2017/05/09 9:53:09

後篇に続く。

投稿者 たーぼ♪ : 02:09 | コメント (0)

2017年05月12日

【新製品レポート】OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25㎜F1.8 カメラユニット

オリンパスの単焦点レンズ M.ZUIKO DIGITAL 25㎜F1.8のカメラ(レンズ)ユニットの発売を【でじすこや】オリジナルにて始めます。
 現行、マイクロフォーサーズ用にオススメしている単焦点システムはLUMIXの20㎜F1.7レンズです。
画質や固定方法には定評がありますが、レンズの外径寸法の関係で小型のマイクロフォーサーズカメラは使えませんでした。
固定方法でカメラベースを使用するため電池交換などメンテナンス性にも制約が出る場合もあります。
さらに、レンズ自体のAF機能が遅いので速度を求めるユーザーにはオススメできませんでした。


 今回のOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25㎜F1.8はオリンパス・LUMIXのほぼすべてのマイクロフォーサーズ機に使用することが形状的・マッチング的にも可能です。

 カメラのオデコ部分にあたる出っ張り(クラウン部分)の干渉を回避するためにレンズ取り付け部を出っ張らせて固定リングに接触しないようにすることでほぼすべてのカメラに装着が可能になりました。

 推奨アイピースはワイド&ロング&アイレリーフを持つズームアイピース。
例えば興和TE-11WZの場合、ワイド端からケラレ&減光なく使用できるため1250㎜~3000㎜まで全域が可能。(スワロフスキー・Nikonモナークは未検証)

■価格は下記を参照ください。 
TA4+3    7200円
F-009    1000円
F-007    8000円
F-003    3000円
F-001   10000円
F-002    6000円
-----------------------
合計    35200円(税込)

オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 25mmF1.8  参考価格 34000円(5/10現在)
F-011 別売り 5000円(リモコン利用の場合は不要)
F-011用スペーサー 1㎝アルミスペーサー(手作りご要望あれば作ります)1000円 別売り
455US   別売り
DOS-CS2  別売り

■■ご注文・ご相談につきましては【でじすこや】まで

投稿者 たーぼ♪ : 00:00 | コメント (0)

2017年05月07日

【カメラ・レンズ情報】Olympus OM-D EM-1II/25㎜F1.8

OLYMPUS OM-D EM1II というカメラとM.ZUIKO 25mmF1.8というレンズの組み合わせです。

いわゆるプリキャプチャー機能なんですが「プロキャプチャー」という連写方法が普通に使えます。
良いのが出るのは良いけど・・お小遣いがヤバイ

カメラもシャッターボタンが押されてから画像として記録するまでにわずかですが時間がかかります。また、撮影者も「今だ!」と思ってから指が動いて写真が写せるまでにわずかですが時間がかかります。
このタイムラグ(時間の遅れ)分だけ0.5秒程度前に遡って写し始めるわけです。
今までは、普段は「連写」モードを使っていて飛翔写真の場合だけ「プリキャプチャー」モードにするという使い分けをしていましたが、このカメラの場合自分の遅れ分だけ常に先から写せるようにしておけば止まっている絵も、飛翔写真も関係なく常にリアルタイムな撮影ができます。

M.ZUIKO 25mmF1.8というレンズ。LUMIXの20㎜F1.7II という画質が優れたレンズはあるものの、AFが遅くて不自由していました。これ、画質もAFも凄く良さそうです。LUMIXでも使えます。

モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/320 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 200
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
フラッシュ オン、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8
オリジナルの日時 2017/05/05 11:24:03


モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/80 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 200
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
フラッシュ オン、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8
オリジナルの日時 2017/05/05 11:29:16


モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/1600 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 2000
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
フラッシュ オフ、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8
オリジナルの日時 2017/05/06 16:52:31


モデル名 E-M1MarkII
シャッタースピード 1/40 s
F ナンバー f/1.8
ISO ISO 200
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
フラッシュ オン、フラッシュ未発光
レンズ焦点距離 25 mm
レンズ モデル OLYMPUS M.25mm F1.8
オリジナルの日時 2017/05/06 16:10:27

投稿者 たーぼ♪ : 14:22 | コメント (0)