« 2011年08月 | メイン | 2011年10月 »

2011年09月30日

【新製品】 Nikon 1 V1 相性の良いのは・・・

今回はニコンさんのご好意で、じっくりと時間をかけてフィッティングさせて頂く機会を頂きました。
当然、ニコンフィールドスコープとの相性を中心に見てみました。持参したアイピースと交換レンズの相性が良かったのはこれです。
スコープはEDG65、これは85でも特性は変わらないと思います。交換レンズはVR10-30、適合アイピースはFEP30W(72度/25mm)。FEP20W(66度/20mm)も同様な結果でした。35mmフィルム換算35mmまではケラレが出ますが、それ以降テレ端まで使えそうな雰囲気です。例えばEDG85ならば1000mm~2400mmが使用範囲でF4-F7程度で写せそうです。
実際にはフィッティングしてみないとわかりませんが、KOWAのTE-17W(72度/20mm)も行けそうな気がします。

これはビデオ&フォトレンズ単体でのフィッティングなので確かではありませんがVR30-110とVA3ののマッチングは良さそうに思いました。1100mm~3400mmまで使えるので良いでしょう。但し、全長が長く、重そう(^^;

あと、10mmF2.8とEFP-75Wの組み合わせ・・・四隅に若干ケラレが残るのですが絵が良さそう。

VR10-100についての当たり実験では適合接眼レンズなしでした。

カメラについて詳しい説明もしようかと思ったのですが、デジカメWatchに詳しくReportされているのでこちらを御参照ください。

シャッターについて補足です。
メカニカルシャッターM、エレクトロニクスシャッターE、エレクトロニクスシャッターhi Ehiの3種類があります。
Mは明るければ秒間5コマ(追従AF)、マイクロフォーサーズほどではないが、若干振動を伴う。ISO感度の設定ができます。
Eは秒間10コマ まったくの無振動。ISO感度調整可能。
Ehiは10コマ・30コマ・60コマの選択ができます。無振動。但し、ISO感度設定はオートとなります。屋内ではISO3200/1600のケースが多かった。
記録時間も早く、2~3秒で復帰。バッファもたっぷりあるので写しすぎに注意です。
RAW+JPEGの記録でもサクサク写せることに驚かされました。

投稿者 たーぼ♪ : 00:16 | コメント (6)

2011年09月29日

【デジスコツアー】 kokopelli君 ランカウイ参戦です!

kokopelli君こと【でじすこや】冨野君もデジスコツアーに参加することになりました。

なにせ、もともと少人数ツアーなのに・・・突然のキャンセルが入り(^^; 
私の講習費を彼の旅費に充当して、(彼の少ない貯金で)急遽参加することになりました。
kokopelli君もデジスコ暦3年ではありますが新進気鋭のデジスコ写真家です。
腕前もなかなかですよ(笑)

仕事でもお世話になっている参加者の皆様に撮影指導もしっかりできますので、
今回は超ラッキーな講師2人体勢で手厚いサポートが受けられることになりました。

一生懸命、お手伝いさせていただきます。
参加者の皆様、どうぞ宜しくお願いします。


ナンヨウショウビン この子たちはたくさんいます。シェラトンの庭にもいますし、芝生が見える見通しの良い所から地面にいる生物を狙っています。カワセミの仲間は「アオショウビン」「カワセミ」「チャバネコウハシショウビン」「ヤマショウビン」の撮影をデジスコツアーで経験しています。


尚、ツアー申し込みは10月3日まで可能です。
デジスコの撮影と勉強をこの際しっかりやってみたいと思っている方、今回は最高のチャンスです。
是非、ご一緒しましょう(^_-)-☆


カササギサイチョウ 宿泊先のリゾートホテル(シェラトン)のレストランから見えることもあります。良い所に彼らの好きな木の実がなっているんです。もちろん、別の撮影ポイントでも写せると思います。


チャバネコウハシショウビン でっかいアカショウビン(笑)存在感、凄いですよ~。運が良いとカニや魚を捕まえるためにダイブしてくれることもあります。驚かせなければわりに近い距離でじっくり写させてくれます。

■ツアーの詳しい内容はこちらをご覧ください。

投稿者 たーぼ♪ : 10:48 | コメント (0)

2011年09月28日

【新製品】 Nikon 1 V1 フィッティングしてきました。

このカメラ、デジスコに、いや、野鳥撮影に大きな変化をもたらす・・・

ニューヒーローになる予感がします。


【結論】コリメート方式で、30倍ロングアイレリーフ&ワイドなアイピースなら使えます。秒間10コマ~60コマのエレクトロ連写はバッファも豊かで、いけますね。36mmフィルムカメラ換算で27mm~35mmはケラレますが、概ねそこからテレ端までは使える組み合わせがありました。
カメラ発生振動が無いので、コリメートで3000mmまでバッチリ写せます。すべてが「速い」カメラです。

カメラブラケットBR-1V1(仮称)作ります(笑) 皆さん、お小遣い貯めておいてくださいね(^_-)-☆

詳細は明日以降・・・・(^^;

投稿者 たーぼ♪ : 23:27 | コメント (13)

2011年09月27日

【でじすこや】決算セールあと3日! と、今日の成果(^^;

今朝は4時過ぎに出発、青い服を着たヘルメット姿のドライバーが乗った車とからみながら(私を追い越した車がつかまりました)5時半にはフィールドに到着。
まだ、真っ暗なので懐中電灯で足元を照らしながらの移動です。
天気予報は「曇りのち晴れ」・・・ところが到着後まさかの雨、しかも1~2時間降り続き、
これって・・水場での撮影には致命的な状況です。
というワケで、コサメビタキを60枚ほど写しましたのが唯一の成果でした。
上の写真は、こんなのが撮りたかったという悔しさを表現したエゾビタキのスナップです。

そそ、今月いっぱい【でじすこや】の決算セールです。
どうせ買うなら、絶対にこの3日間がお得です。

あと3日ですよ~~♪

■詳しい情報はこちら

投稿者 たーぼ♪ : 23:26 | コメント (2)

2011年09月26日

普通種も楽しい!

狙いの野鳥が来なくても、いつも私たちを楽しませてくれる普通種。
ベテランのカメラマンは写さないこともあるようですが、
この子たちの美しさをちゃんと写せることこそエキスパートの道と思います。

私もがんばらねば(^_-)-☆

投稿者 たーぼ♪ : 08:05 | コメント (4)

2011年09月25日

起こしたのは私ではありません(^^;

この季節はいろいろな珍客に出会えます。これは神奈川県のとある公園の大木。
他に人影もなく、私も黙々と写していたのですが・・・
突然、大きな目をパッチリ開けたので私がビックリ。すぐまた、お休みになりました(笑)

投稿者 たーぼ♪ : 03:17 | コメント (2)

2011年09月23日

男の子は何処?

この季節は、秋の渡り。フィールドは急激に慌しい空気になってきます。
ただ、今年は・・・え?って思うぐらい静かです。
遅れているのか、コースが変わったのか?


投稿者 たーぼ♪ : 23:45 | コメント (0)

2011年09月21日

ニコン 1 V1 発表されました。

デジスコ待望のカメラになって欲しい「ニコン1」が発表になりました。
1/2サイズCMOS採用の1000万画素レンズ交換式カメラです。
焦点距離はレンズの表示焦点距離を2.7倍すれば35mmフィルム換算となります。

レンズ内シャッターではなさそうなので、小さな機械式シャッターが着くと思います。
シャッター作動振動、シャッター巻上げ振動が少ないことを祈りたいところです。

連写はさすがに高性能のようです。
通常連写は5.5コマ/秒、電子シャッターと思われる高速連写は10コマ/秒~60コマ/秒(画素数変動)

レンズでデジスコ向きと思われるものは
10-30mm/F3.5-5.6ズーム(27mm~81mm)で30倍アイピースとマッチするかどうか。
30-110mm /F3.8-5.6(81mm~297mm)でVA3との相性はいかに・・・・

情報が見えていないことが多いので、詳しくはニコンWabsiteを参照してください。

■ニコン ニュースリリース

■ニコンイメージング 製品情報

■ヨドバシさんの特集です。わかりやすいかも。

え?人柱ですか?(笑)

投稿者 たーぼ♪ : 17:15 | コメント (6)

2011年09月20日

キヤノン PowerShot S100 海外で発表されました!

20110915_thumbL_powershots100_bfront_380.jpg
20110915_thumbL_powershots100_sfront_380.jpg
デジスコ用定番カメラ「キヤノン PowerShot S95」の後継
機種とみられる「キヤノン PowerShot S100」が今月15日に
海外で発表されました。

※キヤノン 米国公式サイト(英文)
http://usa.canon.com/cusa/consumer/products/cameras/digital_cameras/powershot_s100#Overview

米国では11月初旬の発売予定とのことです。
日本ではまだ正式なリリースはありませんが、今後の動向が
気なるところですね。

デジスコ用途としてはどうなのか英文を読み込んでみました。

・裏面照射ではない1/1.7型有効1,210万画素CMOS
キヤノン独自設計でEOSの技術が投入されいてる?

・24-120mm F2-5.9 5倍ズーム
5倍ズームがデジスコ用途としては気になります。
ケラレ、周辺減光が多め?アイピースとの相性に制約が
出るかもしれません。

・約46.1万ドット3型TFT液晶モニター
ここはS95と同じスペックですね。HD-30WMCの使用も大丈夫
でしょう。

・DIGIC5搭載
画像処理エンジンがバージョンアップしました。
ハイビジョン動画の強化?ノイズ軽減?連写アップ?

・9.6コマ/秒 最大連続8コマまで
高速連写が可能となりました。連写後待機時間あり?
・GPS機能搭載
Google earthとの連携が可能かもしれません。

・AFフレーム9点のうち1点選択可
過去のキャノンのコンデジでは搭載されていませんでした。
これは本当に欲しかった機能です。

・ブラックの他、シルバーボディあり
シルバーが追加されました。質感がどうか?

実機を触らないと不明な点が多いですが、国内発表されて
ショールームで触れる機会があれば検証したいと思います。
ブラケットを開発するかどうかは、今後開発Tと相談です。(笑)

新機種の情報が流れると気になるのは、S95の在庫状況です。
当店では、なんとか5台ほど確保済み。即納可能です。
11月初旬まで待てない、また、野鳥シーズンの始まりを
逃したくないという方はまだまだS95をお勧めいたします。
カメラブラケットBR-S95も在庫は20個を切り始めました。
決算セールでお得なセットも用意しております。
ご検討の方は、どうぞお早めに!!

※決算感謝セール
お得なカメラユニットセットはこちら!

http://www.digiscoshop.com/fair/201108kessan/003.htm

投稿者 たーぼ♪ : 23:29 | コメント (0)

2011年09月19日

裏磐梯探索 野鳥も暑くて・・姿見せず(^^;

福島県、裏磐梯高原桧原湖畔にある四季の森山荘にお世話になりました。
散策して秋の野鳥をと思っていたのですが・・・・
今回はウグイス・コガラ・ヒガラしか見れませんでした。
全国的に秋の渡りも遅れているのでしょう。

裏磐梯の自然は季節的に5月下旬がオススメとのこと。
来年はこの季節にリベンジしたいと思います。

ちなみに、こちらは犬連れOKなホテル。犬が苦手な方にはオススメできません。
この食事、これ、朝食です(笑)
ご主人が和食の達人で、朝夕素敵な食事を味合わせてくださいます。
お料理目当てでも良いですね。

投稿者 たーぼ♪ : 10:55 | コメント (2)

2011年09月15日

【製品情報】 ニコンP300用ブラケットFSB-8(改)

伝統あるニコンのクールピクスシリーズ。ハイエンド機のP300。
1/2.3型裏面CMOSの性能を生かし、1270万画素の画像を秒間10コマ(8コマ連続)で写し出す高速カメラです。連写だけでなくAFやレリーズ応答性、液晶画面の表示速度などハイエンドならではの切れ味です。
デジスコ用カメラとしてニコンよりFSB-8という専用ブラケットが発売されています。コスト面などの関係から接続で得られるべき画質をキープできる設計にはなっていませんが、P300をデジスコに使えるように低コストで準備してくれたという意味ではありがたい製品です。

このP300+FSB-8の組み合わせに不足している要素は次の2つ。

1、光軸性能を調整・維持できる機構

2、照準器の取り付けができない

お客様からの御相談も多く、デジスコ専門ショップ【でじすこや】が不足している要素を補うパーツと仕組みを製品化しました。

FSB-8にジュラコンを切削加工した光軸保持リングを追加。常にカメラの鏡筒の位置を中心から逃がさない工夫をしました。
また、照準器を取り付けるステーを追加し、撮影の成功率を格段に向上させることに成功しました。

P300にFSB-8(改)を取り付け、照準器をセットしたクールピクスP-300カメラユニットです。

DIGISCO.COMオリジナルのカメラブラケットBRシリーズに比べると充分な性能ではありませんが
P300の質の良さをデジスコに反映できるシステムになっていると思います。

【でじすこや】では、純正のFSB-8をお持ちのお客様に部品代+取り付け調整工賃で9000円で改造加工を承っています。
もちろん、新規にお買い求めのお客様にはよりお得な価格で販売・取り付け調整加工をいたします。

■詳しい情報はこちら

投稿者 たーぼ♪ : 23:13 | コメント (6)

2011年09月14日

【お知らせ】デジスコツアー ランカウイ 5日間 締め切り間近

この写真はアオショウビン。マレーシア・ランカウイ島の田園にはたくさんいます。ほぼ間違いなく出会えるカワセミの一種です。チャバネコウハシショウビン・ナンヨウショウビン・普通のカワセミ・運がよければヤマショウビン。カワセミだけでもこれだけの種類に合える可能性があります。もちろん、オオサイチョウなどマレーシアを代表する野鳥たちにも逢えます。

■マレーシアの野鳥写真、スライドショウでご覧ください。

2011年11月2日(水)~ 11月6日(日)の5日間、私が皆様をしっかりサポートさせて頂きます。

お申し込みの締め切りが迫っています。今回は10名以下のツアーとなりそうなので、撮影の機会も増えると思います。
是非、お誘い合わせの上、ご参加ください。(お申し込みは15日までです)

■詳しいツアー内容はこちら

投稿者 たーぼ♪ : 00:38 | コメント (2)

2011年09月13日

【デジスコの特徴を活かした撮影】 ⑨苦手な撮影

【デジスコの特徴を活かした撮影】シリーズ


野鳥撮影の中でも飛翔写真など動きのある撮影条件では使いにくい面があります。私が飛翔写真を写す必要があるとしたら、迷うことなくロクヨン(またはヨンニッパ)を持ち出します。
何故かと言うと、一番大きな要因はデジスコは焦点距離が長過ぎるからという答えになります。飛翔している野鳥を写すには広い画画であればあるほど画面に入りやすくなります。あまりワイドに写すと被写体が小さくなりすぎるので、カワセミやヤマセミをイメージすると500~1000mmが良いように思います。どうしても被写体を大きくしたければ撮影後にトリミングをすれば良いわけですから。写しやすさを優先すべきと思います。

 また、デジスコの静止画のように羽の一本一本の筋まで見えなくてはならない必然性もないのでAFを利かせて高速連写で数多く写すことが良いと思います。
 デジスコでも飛翔写真に熱中されている方もいらっしゃいます。あえて、焦点距離を800mm程度に落としてシャッター速度を高めて広い目の画画の中に被写体を入れるという方法をとっているようです。
 最近は液晶画面や液晶ビューファインダー(EVF)も速度・表示画質ともよくなってきましたが、残念ながら光学ファインダーには追いついていないのが現状です。

投稿者 たーぼ♪ : 23:10 | コメント (0)

2011年09月12日

【デジスコの特徴を活かした撮影】 ⑦手軽に超望遠ハイビジョン撮影

【デジスコの特徴を活かした撮影】シリーズ

最近のコンデジにはハイビジョン動画も装備されています。デジスコはスチルと同様に動画も写せます。静かな森での撮影ならばステレオ録音ができるものもあります。デジタルビデオをセットしたビデスコでの撮影も良いとは思いますが、機材の補強などが必要で、重量や嵩が大きくなるというデメリットもあり、「手軽に」というわけにはいきません。その点、デジスコならば1000mm~3000mmのズーム機能もあり、画角いっぱいの野鳥の仕草をハイビジョンでおさえることができます。スチルも動画も同じ機材で写せ、操作もデジスコで慣れているので簡単です。

投稿者 たーぼ♪ : 17:12 | コメント (0)

【デジスコの特徴を活かした撮影】 ⑧得意な撮影

【デジスコの特徴を活かした撮影】シリーズ

やはり野鳥撮影が得意でしょう。野生の小動物や危険な動物(クマなど)にも良いと思います
。月の撮影程度の簡易な天体撮影は可能です。散策路からの少し離れた植物の撮影、昆虫の撮影も活躍できます。サーフィンなどの近づきにくいスポーツなどにも適性はありますが、ほとんど使われていません。また、高圧電線の鉄塔の検査や探偵業務などでも使われています。

 被写体までの距離があること、ドアップで写したいこと、薄暗い場所でも写せることなどに対応する撮影技術であることが言えます。

投稿者 たーぼ♪ : 17:07 | コメント (0)

2011年09月09日

【デジスコの特徴を活かした撮影】 ⑥取り回しの良さから生まれる作風

【デジスコの特徴を活かした撮影】シリーズ

デジスコの重量は重くても6kg。片手でとりあえず持って小さな移動ができます。撮影現場でもこのハンドリングの良さは重宝します。例えば、デジスコの位置を1mずらせば枝かぶりが回避されるとか、高さを低くすれば樹木の空隙から野鳥を写せるなど簡単に三脚操作もできるので、撮影時に面倒に思わずに都度調整できます。
これがロクヨンなどですと、三脚操作に手間取ることと、手間取っている間に逃げちゃうなどと諦めて撮影機会を自ら捨てていることがあります。
デジスコは画角が狭いので、ちょっと動かすだけで作風が大きく変わることがあります。
撮影者の撮影アイデアやセンスを活かしやすい撮影法と言えます。

投稿者 たーぼ♪ : 06:45 | コメント (0)

2011年09月08日

【デジスコの特徴を活かした撮影】 ⑤軽量・コンパクトが活かせる撮影

【デジスコの特徴を活かした撮影】シリーズ

デジスコの機材総重量は3kg~6kg程度です。決して軽くはありませんが、肩に担いで歩けない重量ではありません。重量で問題となるのは、担ぐ重さよりも三脚を伸ばしたり縮めたりする操作時の腕などにかかる重量です。腕力の少ない女性が3kgの小さいデジスコを選ぶ理由はそこにあります。

 デジイチの場合をイメージすると、300mmF4(サンヨン)での手持ちシステムで約2kg。カメラ倍率を含めて450mmF4となります。デジスコのワイド側と比較すると同じ大きさに写そうと思えば被写体までの距離は概ね半分にしなければなりません。同じ距離からだと半分の大きさにしか写せません。いかんせん、通常の野鳥撮影には焦点距離不足です。デジスコ3kg、サンヨン2kg、この差は1kgもあるので小さいとは言えませんが、撮影中にずっと持って(首にぶら下げて)いる2kgと半分以上の時間三脚に乗せて自立している状態とでは明らかにデジスコのほうが楽になります。もちろん、サンニッパや50‐500ズームなどとの比較であればよりデジスコのほうが楽をすることができるわけです。
デジスコは1000mmF3から3000mmF6のズーム機ですから焦点距離による楽も合わせ考えるとなおさら女性にもオススメできます。
 画質重視の作品狙いとなるとデジイチシステムも600mmF4や400mmF2.8という巨大なレンズの登場となります。こんなレンズにも1.5倍テレコンつけるわけですから、野鳥撮影では明るさと焦点距離の両方が如何に必要かということがわかります。ちなみに、ロクヨンシステムで三脚・雲台を含めた重量は14kg(新型は2kgほど軽くなっています)。テレコン、カメラ倍率を含めて1200mmF5.6となります。画質重視のデジスコシステムの重量は6kg。1000mmF2.8~3000mmF6です。
 撮影機会は圧倒的にデジスコが多いことは前述のとおりですが、この重量差と実際の大きさ、扱いやすさの差は撮影スタイルに大きく影響を与えます。男性なら片手でも持つことができるデジスコは搬送のみならず三脚の伸縮や瞬時の移動も簡単にできます。私も体力はあるほうですが、さすがにロクヨンを持って日がな一日歩き回って撮影するなど苦痛以外のなにものでもありません。カワセミ・ヤマセミのトビモノ狙い以外でロクヨンを使うことはここ数年ありません。やはり、大砲は定点撮影用と割切ったほうが良いと思います。
 私の友人(ロクヨン使い)と何回も海外撮影をしています。彼はカワセミ系のトビモノでは天才的な才能のあるカメラマンです。10年近く、ロクヨンひとすじで出かけていましたが、現地ではカワセミが飛翔するシーンが極めて少ないこと、機材が重いこと、焦点距離が不足していること、明るさが足りないことを理由に、先回からロクヨンを諦め、デジスコをメインに海外にでかけるようになりました。もともとロクヨンを駆使できる実力者です。デジスコでの作品は腰が抜けるほど素晴らしい成果を出してきました。

投稿者 たーぼ♪ : 01:34 | コメント (0)

2011年09月07日

【デジスコの特徴を活かした撮影】 ④無振動が活かせる撮影

【デジスコの特徴を活かした撮影】シリーズ

デジイチの場合、「三脚を使うのが面倒なんだよ」「手持ちで手ぶれ補正かけてバシバシ写せばいいんだよ」とおっしゃる方もいらっしゃいます。事実、私もサブ機で同様な写し方をすることもあります。しかし、焦点距離500mmを超えるシステムで手持ち撮影をする場合、シャッター速度を1/500秒以上にしなければブレが画質に強く影響してしまいます。画質を気にするベテランカメラマンは手ぶれ補正がついていても【ブレが起きにくいシャッター速度=1/焦点距離】という公式に当てはまるような機材・撮影設定をしていると思います。つまり、焦点距離が長ければ長いほど光量が必要ということになります。直射日光が当たり、野鳥にものすごく近づける条件であれば手持ちで500mmも可能でしょう。しかし、そんな良い条件はなかなか無いので、多くの場合は撮影機会を無駄にしていると言えます。
 そこで、三脚を使うのですが手ぶれはかなり軽減できますが、次に起こる障害は「レフミラーの振動」「フォーカルプレーンシャッターの振動」「巻き上げモーターの回転慣性」が画質に悪影響を及ぼします。撮影者のスキルや三脚・雲台の性能にも左右されますが、1/100秒以下のシャッター速度ではボヤッとした眠い絵になることが多いと思います。これは、カメラ自体が数十ミクロンの振幅を持って振動することによって撮影倍率と比例してシステム全体が増幅振動することが原因です。結果として微細なブレとして画質を劣化させる原因になり鮮明さに欠ける眠たい写真になります。

 デジスコに使われるカメラはコンパクトデジカメと呼ばれるレンズ付きの小さな撮像素子を持つものです。1画素当たりの受光容量が小さいので同じ画素数の大きな撮像素子には画質面で不利と考えられますが、実際の作例を見て頂ければわかるとおり、鮮明で色鮮やかな写真が写せます。これは、レンズ内に配置されたシャッターが極めて小型軽量で、画質に影響を及ぼす振動を発生しないため、シャープでクリアな画質を提供することができるからです。また、この無振動であることが、従来の野鳥撮影では考えられなかった3000mm超の焦点距離での撮影を可能にしました。接眼レンズの倍率を高めれば10000mmに及ぶ撮影も可能となります。
 シャッター速度を上げるためにISO感度を上げなければならないデジイチに比べ、デジスコは無振動撮影ができるため画質の良い最低ISOに設定して超低速シャッターで写すことができます。デジイチが1/100秒以上のシャッター速度でしか写せない条件下でも被写体が動かなければ1/1秒という驚くべき低速で写すことができます。薄暗い条件であっても鮮明で高画質な写真が写せるわけです。
 無振動撮影であることが、高倍率撮影においても鮮明で色鮮やかな作品を写せることの理由が理解できたと思います。

投稿者 たーぼ♪ : 10:33 | コメント (0)

2011年09月06日

【デジスコの特徴を活かした撮影】 ③明るいF値が活かせる撮影

【デジスコの特徴を活かした撮影】シリーズ

同じ焦点距離であれば他の野鳥撮影法に比べデジスコは、圧倒的に明るく写すことができます。この明るく写せる特性を活かして利得があるのは、何といっても撮影条件が従来の撮影法に比べて緩くなるということです。例えば、野鳥の出現率が高く警戒心の薄い朝夕の時間帯での撮影。そして、薄暗く日差しが差し込まない木陰や密林での撮影。今までは諦めていた条件でも十分に作品レベルで写せるデジスコは撮影者の撮影機会の飛躍的な増大につながるといえます。
 プロの野鳥写真家の撮影のように、季節季節、狙いを定めて何種類ものプロ用機材を前提とした撮影計画を時間と経費をかけて実行することはアマチュア写真家には難しいことです。自分の行動しやすい範囲のフィールドで野鳥との一期一会を楽しむ上ではデジスコのように撮影場所・撮影時間・撮影機会の多い撮影方法のほうが良いと思います。
 高名なプロの野鳥写真家も言われています「毎日、フィールドに通ってたくさん写しているアマチュア写真家にはかないません」と。つまり、野鳥撮影は写すチャンスを多くすることが素晴らしい作品を写せる秘訣だということを言われれるのだと思います。ましてや朝夕、薄暗い木陰などは野鳥のゴールデンタイムなのですから。


薄暗い木陰にいるオシドリ(メス)を1/8秒のシャッター速度で写しました。

投稿者 たーぼ♪ : 17:25 | コメント (0)

2011年09月05日

【デジスコの特徴を活かした撮影】 ②超望遠性能が活かせる撮影

【デジスコの特徴を活かした撮影】シリーズ

 野鳥や動物は人間との間に安全を確保する距離を持っています。当然、その警戒エリアに入り込めば「飛ぶ」「逃げる」「隠れる」、場合によっては「反撃」してくるというような行動を起こします。特に野鳥撮影の場合は逃してしまえば二度と出会えなくなるかも知れません。

 画角の中に野鳥の姿が認識できて、警戒エリアに入らないためにはより長い焦点距離があったほうが有利になります。一般的には1000mm以上の焦点距離が欲しいところです。デジスコなら1000mm~4000mmが守備範囲なので野鳥達の警戒エリアの外側から逃すことなく写すことができます。

 都市部の公園の野鳥や餌付けで人間に馴された野鳥の警戒エリアは田舎の野鳥に比べグッと小さくなりますが、特に餌付け撮影はなにかと物議をかもし出すことが多いのでオススメできません。

 昔ながらの野鳥写真家は「実際の大きさより大きな鳥の写真は邪道」と言われる方もいらっしゃいますが、機材の進化や新しいユニークな作風として恥ずかしいことなどなにもないと思います。もし、近くで撮影できるチャンスがあれば胸を張って「ドアップ」で野鳥写真を楽しみましょう。
 ドアップ撮影の良さには、周りのガサガサした汚い背景を選択して写さないことができるというメリットもあります。特に都市部の人工物の多い撮影ポイントで手近に楽しむためには重要なポイントといえます。

 せっかく出会うことができた野鳥を恐がらせず、逃すことなく確実に写すことができるデジスコ。
手軽に・身近に・気軽にたくさんの方に野鳥撮影を楽しんで頂けると思います。

投稿者 たーぼ♪ : 14:44 | コメント (2)

2011年09月04日

【デジスコの特徴を活かした撮影】 ①野鳥撮影が得意

【デジスコの特徴を活かした撮影】シリーズ

長い焦点距離と明るいf値、無振動撮影という特技を持つデジスコは「近づけない被写体」「大きく写したい」「薄暗い場所」「朝夕の時間帯」「鮮明に写したい」という撮影願望に答えられる唯一の機材といえます。
 しかも軽量・コンパクト・取り回しの良さ、安価な機材コストというメリットも「老若男女を問わず楽しめる」ことも特徴としてあげられます。
 これらの特徴を生かし、楽しめる被写体はやはり「野鳥」がメインとなります。もちろん、動物や植物、昆虫などの生物も写せますが被写体との出会いが少なかったり、他の方法で撮影できたりしますので、野鳥撮影を中心に考えるのが良いと思います。
 デジスコの歴史も、従来からある超望遠カメラレンズを使った野鳥撮影には不足していた機能・要素があるからこそ一つの撮影手法として成長して来たことからもわかります。 

投稿者 たーぼ♪ : 06:59 | コメント (0)

2011年09月03日

【デジスコの特徴を活かした撮影】 目次

他の撮影法では実現できないデジスコならではの特徴を活かした撮影についてまとめてみました。
もちろん、デジスコが苦手とする撮影もあります。撮影法・道具としてのメリットとデメリットを理解したうえで楽しく撮影してください。

①野鳥撮影が得意
②超望遠性能が活かせる撮影
③明るいF値が活かせる撮影
④無振動が活かせる撮影
⑤軽量・コンパクトが活かせる撮影
⑥取り回しの良さから生まれる作風
⑦手軽に超望遠ハイビジョン撮影
⑧得意な撮影
⑨苦手な撮影

投稿者 たーぼ♪ : 06:41 | コメント (0)

2011年09月01日

【お知らせ】 でじすこやの定休日が変わります

2011年9月より、【でじすこや】の定休日が変わります。
毎週土日、及び国民の祝日がお休みとなります。
お客様には御不便をおかけしますが、予めご了承くださいますようにお願いします。

休日を増やした主な理由は、撮影会・講習会・オフ会などイベントに充てるためです。
皆さんと、ご一緒に撮影などをさせて頂く曜日として、週末は最適であると考えました。

開催するイベントは、予め御連絡させて頂きますので、ふるって御参加ください。


尚、WEBでのお買い物は24時間無休です。たくさん、ポチッとしてやってください。

投稿者 たーぼ♪ : 09:48 | コメント (0)