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2007年09月28日

現在の一押しデジスコシステム

photo1_s.jpg

一押しのシステムはKOWA774とIXY1000のセットです。カメラはIXY2000ISに換えても良いですね。
このシステムの特徴はとにかく癖がなく撮影確率の高い撮影が楽しめることです。ベテランから初心者まで安心してお奨めできるシステムですね。
60mmクラスよりも口径が大きいのでピントの合う範囲は狭いのですが、実際の撮影ではそれを強く意識することはあまりありません。むしろピントのヤマが掴みやすいかなと思うこともあります。

よく初心者用の機材はなんでしょうか?と聞かれることがありますが私はベテランでも初心者でも使い易い機材は同じと思っています。
ベテランほど使い易いシステムを追及しているともいえますので、それをまねするのが一番では無いでしょうか。
写真のように雲台をジンバル雲台にすればさらに使い易い機材に仕上がります。

投稿者 : 23:32

2007年09月27日

最新カメラについて

最新カメラ3機種についての考察を石丸(turbo)のブログで公開しています。

私はまだ使い込んでいない機種があるので、もう少し使い込んでからコメントしたいと思います。

野鳥写真研究室

投稿者 : 23:30 | コメント (0)

2007年09月26日

カメラの相談

ここのところ、暑さも一段落してきたのと渡りの小鳥たちが平地に降りてきて鳥見のシーズンに入ってきたこともありお問い合わせが増えてきています。

その中で多いご質問は一眼レフのカメラをつけたいあるいはどうやったら接続が出来るかといったご質問です。
もうひとつは高倍率ズーム機の接続についてです。

どちらも厳しい組み合わせです。詳しくは過去ログをご覧下さい。

サポートデスクへの質問の過去ログ

投稿者 : 11:18

2007年09月25日

ビデオ雲台 スライドプレートの活用

ビデオ雲台は機材が水平状態でバランスするように設定することを基本設定としてお知らせしています。さらに一歩進めた使い方を紹介します。

実際の撮影では水平状態での撮影はあまり多くは無いと思います。上向きの方が多いでしょうか。そのような時は水平でバランスする位置よりも前に出すと少し上向きの状態でバランスします。このようにすることで雲台の締め込みを最小限にすることが出来ますので、操作をスムーズに行えます。
下向きでの撮影の場合は逆に手前側に引くと同じようにスムーズな操作が可能になります。スライドプレートの操作もうまく使いながら撮影をするとビデオ雲台の弱点を少し補うことが出来ますので、是非お試しください。

尚、ジンバル雲台(究具01)は完全バランスの雲台ですので、このような操作は必要なく、どこへ向けてもピタッと止まりますよ。

投稿者 : 23:13

2007年09月19日

ユニバーサルタイプのカメラアダプター

ここ数日の間でほぼ同じようなご相談をお受けしました。どういうわけかどの方もスワロフスキーのスコープをお持ちで観察派の方です。

相談内容
スワロフスキーのスコープでズームタイプの接眼レンズを使用しており、デジタルカメラベース(ユニバーサルタイプのカメラアダプター)を使用してW7でデジスコをしているがカメラを更新したい。レリーズステーが欲しいと考えているのだがカメラは何が良いのか?

回答
(デジタルカメラベースのほかにデジスコドットコムのSW1のような固定式のアダプターもあり、撮影品質はこちらのほうが上であることを説明させていただいた上で観察が主で撮影は証拠写真程度でも良いことを確認しましたのでそれに沿った回答です。)

デジスコ向きのカメラはCANONのIXY1000、2000IS、SONYのDSC-W200、ニコンのP5100、その他3倍ズームのカメラが適合しやすいことを紹介しました。レリーズステーはデジタルカメラベースとの組み合わせで使えるものは市販されていないので、自作で対応するしかないことを説明し冨田さんのサイトの自作簡易型レリーズステーを紹介しました。

Otomiのサイドカーとデジカメ

投稿者 : 23:59

2007年09月18日

CANON IXY DIGITAL 2000

気になっていたcanon IXY2000を、とある場所にて開発Tが触ってきました。ブラケットはBR-IXYsuの下部の設計変更することでとりあえず対応が出来そうです。
気になるデジスコ適性ですが、私が想像していたよりもずっと良いものになりそうです。試したカメラが製品版と全く同じなのか保証が無いので絶対では有りませんが少なくともKOWAのTE-17Wとの組み合わせでは3.7倍ズーム全域がケラレナシでいけそうです。これはうれしい誤算ですね。
連写スピードはIXY1000より若干落ちるようですが、レスポンスは良いようですので今後のデジスコ用カメラでは主力機種になるのかもしれません。
カメラの発売日以降、徹底的にテストをすることになりますので目が離せません。

尚、現在すぐに使ってみたいとお考えの方向けにBR-IXYsu改ということでBR-IXYsuに追加工を施したものを限定10個先行手配しています。9月26日ごろ用意できる見込みです。(9/19訂正)
ご予約は「でじすこや」の近店長までメールかお電話でお申し込みください。先着順ですので予約が一杯になり次第終了です。

尚、正式製品版発売までは1月ほどかかると思います。

でじすこや

投稿者 : 23:31

2007年09月14日

デジスコドットコムのレリーズケーブルはなぜ専用タイプなのか。

Dezisukoya455us_bs.jpg

デジスコドットコムのカメラブラケットやレリーズステーに使用するレリーズケーブルは先端がカメラ用のテーパーネジのほか5mmのネジが切った専用タイプになっています。
これには理由があり通常のカメラ用のテーパーネジでは深さが足りず外れやすいといった問題が起こりやすいこと。レリーズステーの材質がアルミであることもあってねじ山がつぶれやすいことによります。5mmのネジですとしっかりとまりますので安心して使用できます。

投稿者 : 23:42

2007年09月12日

動画撮影

動画(ムービー)というとビデオカメラが必要?
いえいえ、デジカメの動画機能も捨てたものではありません。音声についてはビデオカメラには及びませんが、パソコンでちょっと鑑賞する程度なら最近のデジカメの動画はなかなか奇麗に写ります。

私の場合は近くで撮影できる場合はしっかり写真を撮りたいと思う方ですので動画は考えていないのですが、ちょっと遠くに鳥がいてさえずっているときなどは動画も面白いなと思っています。キビタキやオオルリなど声の奇麗な鳥の場合などは特に楽しいですね。また、ムシクイ類など声が入っていれば鳥の特定が楽な場合もちょっと動画で撮っておけば後で何の鳥だったかを特定するのに役立ちますね。私の場合、姿だけではちょっと自信が無い場合もあるのです。^_^;

動画を発表するための仕組みも徐々に整ってきているようです。turboの野鳥研究室でもこの話題は取り上げられています。

野鳥研究室

投稿者 : 23:41

2007年09月11日

SONYのW200とCANONのIXY1000はどちらがいいのか?

どちらのカメラが良いのかと聞かれることが多くなっています。私の回答はデジスコ用途に限って言えば、IXY1000と答えています。

その一番の理由は
 ケラレや周辺減光の面において今までのデジスコ用カメラのなかでもスコープや接眼レンズを選ばないデジスコ適性の高さです。

W200を選ぶ場合の条件はカメラブラケットを好きなときにはずすことが出来ることが重要かどうかです。つまり、デジスコだけではなく普段使いが出来無いと困る方はW200ということになります。

連写性能は通常のデジスコ撮影においてはどちらもストレスの無い撮影が出来ますのでどちらを選んでも良いと思っています。

画素数はIXY1000が1000万画素でW200が1200万画素と多いですが、1000万画素あれば困ることはまずありませんのでそこにこだわる必要は無いでしょう。

IXY1000はだんだん手に入りづらくなってきました。ご検討されている方は早めに手を打たないと手に入らなくなってしまいます。BR-IXYsuの在庫も少なくなってきましたので決断は早い方が良いですよ。

投稿者 : 23:30

2007年09月10日

SONY DSC-W200を使ってみて

先日、珍しい鳥に出会えるということで出かけてみました。ヘラシギです。この鳥はデジスコをはじめたころ偶然出会うチャンスに恵まれました。その時はまだその出会いの価値をそれほど認識していませんでしたので、しっかり観察をしたわけではなく、あとからちょっと悔やんだ覚えがあります。今回はしっかり見ようと思いW200をお供に行って来ました。
雨が降り出す直前であまり良い条件の撮影ではないため、作例というにはお粗末な写真ですがつけておきます。

使ってみた感想はIXY1000には総合力ではちょっと及ばないところもあるけれども、なかなか快適に使えるカメラだということです。組み合わせたスコープと接眼レンズはニコンED78に30XWFAです。この組み合わせの場合は望遠側で周辺減光が出てしまいますが、画質の低下する2倍ズーム以上は使わないとするとそれほど問題にはならないとも言えます。また、1200万画素あるためトリミングをしても大丈夫ですね。

一番気にしていたレスポンスについては、メモリーが高速タイプのサンディスクのエクストリームIII メモリースティック PRO Duo 2GBだったこともあり、5枚から10枚の連写を適宜繰り返す撮影においては全くストレスの無い撮影が出来ました。
カメラをデジスコだけではなく普段使いでも使用したい方はブラケットの着脱が容易なSONY DSC-W200は良い選択なのではないかと思います。

投稿者 : 22:53

2007年09月05日

背景は選びましょう2

昨日は空抜けになる場合について書きました。今日は背景と被写体の距離に関わる話です。

鳥の撮影は相手があるものですので背景が選べるとは限りませんが、出来ればすっきりとした背景で撮りたいですね。枝が込み入ったような背景ですと鳥が目立ちにくく作品としては面白くありません。背景を作るためにはどの方向から撮影するかということも大事ですが、三脚の高さでも背景を選ぶことが出来る場合があります。
いつも立って撮影している方は、地面近くにいる鳥の撮影の場合背景が地面になりがちです。三脚を低くセットすることで、鳥が少し上に移動してくれれば背景が抜けてくれることもあります。状況を見ながらいろいろ試してみましょう。

投稿者 : 23:30

2007年09月04日

背景は選びましょう1

昨日は順光と逆光に関わる話を致しました。今日はその関連です。

逆光では良い写真が撮りにくいということを書きました。もちろん逆光を効果的に生かして作品に仕上げる考え方もありますが、強すぎる逆光ではどう頑張っても作品にはなりにくいのは事実です。
曇り空の空抜け写真も逆光と同じで良い写真にはなりにくいですね。ところが秋晴れの青空の空抜けのような場合は空抜けでもちゃんと写真になります。そのような場合は青空のバックを生かして写真を撮ってみましょう。
曇り空の場合は自分が移動することでバックに森の緑などを入れることが出来無いかどうか考えて見ましょう。周りで写真を撮っている人や観察の人の邪魔にならないならば、鳥を驚かさないようにいろいろと自分のポジションを変えて写真を撮りましょう。

投稿者 : 23:40

2007年09月03日

光の向きと写り具合

写真とは被写体に当たった光を写し撮るものです。従いまして光の射してくる方向と撮影者の位置には大きな影響があります。

大別すると順光と逆光があります。順光は撮影者の後ろ側から光が来ている状態です。逆光はその逆で被写体の後ろから光が来ている状態です。
順光で撮ることを基本としていますが、それには理由があります。被写体にしっかり光が当たることで細かい部分までしっかり描写されることによります。
逆光のときは細かい部分の描写が甘くなります。ピントの問題以外にも写真が甘くなる要素があるのです。

このことを実感したのはデジスコをはじめたころ、ある場所にカワセミを撮影しに行ったときのことです。カワセミのお気に入りの枝が朝早いうちは逆光で、太陽が回るにつれて徐々に順光になる場所です。
カワセミの出が非常に良い場所でしたので朝から昼にかけてたくさん撮影をしたのですが、ある時間を堺に急にしゃきっとした写真になったのです。良く確認してみるとそこを堺に順光の撮影になっていたのでした。皆様も一度試してみると面白いですよ。

投稿者 : 23:38