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2016年01月29日

【デジスコ用アイピース】 興和プロミナー編

近年のコンパクトデジタルカメラはスマホの台頭により性能が棲み分けされるようになってきた。
①小型ボディー小型CMOSで光学高倍率(~20倍)
②大型ボディー小型CMOSで光学高倍率(~100倍)
③小型ボディー大型CMOSで低倍率、光学重視(~10倍)

以前のCOOLPIX P300やIXY2000等の1/1.7型CMOS&5倍ズームのようなデジスコバランスの良いカメラは姿を消してしまった。しかも③の高級タイプは総じてレンズの明るさを重視し、CMOSも大きいことからスコープの一般的なアイピースとの相性が難しくなってきている。例えば、CANON PowerShot G5X/G7Xなどは一見、デジスコバランスが良さそうであるが、残念ながらフィッティングは超難関であり使用できる領域が極めて狭く使い物にならない。
幸いなことにSONY RX100シリーズはデジスコバランスも良く、BR-RX100やFシリーズでデジスコに使える。
興和のスコープ(884/774/P556)は30倍単焦点のTE-17Wが生産中止となり、撮影ができる汎用アイピースはTE-11WZというズームアイピースのみとなった。もちろん、観察&撮影とも秀逸なアイピースなので問題は無いのだが、合わせることのできるカメラが前述のRX-100シリーズとミラーレス(LUMIXやNikon1)の一部のレンズに限られてしまう。
画質についての議論は今後必要ともなろうが、射撃やアーチェリー確認用のアイレリーフ32㎜実視界2.1°のアイピースTE-17HDは製品として販売されている。定価27000円(税込)とリーズナブルであり、比較的長め(~10倍前後)のカメラとも合うケースがある。これは、デジスコ用アイピースとして再検討したいところである。これにより、デジスコに使えるズームレンズ付きのコンデジの選択肢も広がるであろう。664Mには同様にTE-17HDが該当する。
さらに興和にはフォト&アダプターと分類されるTSN-VA3がある。観察用アイピースとしては使いにくいが、超ロングアイレリーフ60㎜と3°の実視界を合わせて使用すれば高倍率レンズを持ったコンデジ及ミラーレスカメラ、ビデオカメラなどが使用できる。倍率は14倍なので2000㎜オーバーの撮影にするには高倍率カメラレンズが必要になるが選択肢は広い。

さて、Fシリーズブラケットの完成で、幅広いカメラとの接続ができるようになった今、デジスコで使ってみたいカメラに適性があるかわかれば、お気に入りのカメラが使えるかも知れません。

遠慮なく、【でじすこや】にお問い合わせください。カメラ本体をお預かりできればマッチング・フィッティングのご相談ができると思います。(テストしたいカメラの送料はお客様ご負担となります、予めご了承ください)

投稿者 たーぼ♪ : 14:36 | コメント (0)

2016年01月27日

【愛機】 普段使うカメラとしてCANON PowerShot G16


そんなに高級じゃないし、芸術を追求できる資質も少ないけど
なぜかいつも僕の手元にある「CANON Powershot G16」
もう2年も主役を務めている。
デジスコ用のカメラとして購入したのだが、望遠鏡との相性が良くなく使えない(^^; で、新古でヤフオクに出そうと思っていたのですが使っていくうちになぜか馴染んできて、他にもたくさんあるカメラの中で一番活躍するカメラになっている。
今では貴重な1/1.7型裏面照射型CMOS、F1.8-2.8 28-140mmの明るい5倍ズーム。13コマ/秒の高速連写などなど良い理由はいろいろあるけど、なんで使い続けているかというと。
撮影に最低限必要な機能が使い易く、出力を信じて使える。ということに集約されます。大きさ・重さ・手軽さ・使い易さ・撮影成功率・・・たぶん、デジイチに比べても指数の合計は飛びぬけて高いと思います。
と、いろいろ言っているけど使い倒したい道具ってなかなか出会えないんですよね~、デジカメはいろいろ使っているけどどこまでこのカメラを使い続けるのか自分でも楽しみです(笑)

投稿者 たーぼ♪ : 11:47 | コメント (0)

2016年01月26日

接続技術の工夫 『カプラー進化論』

16_1dwswaa.gif

DIGISCO.COMの製品にはいろいろな技術的工夫がなされています。
光学機器にとって軽視できない正確な光軸、適切なレンズ間クリアランス。
撮影機材として求められる着脱性の良さや小型・軽量であることなど可能な限り技術を折込み、
ユーザーが「写すこと」だけに専念できるように作りこんであります。

例えば、究具04バリアブルカプラーVCA-1は後に説明するTA4接合方式、側面固定方法、抜け落ち防止ストッパー付レンズクリアランス調整インナーチューブなど『究具』の名前にふさわしい技術がバランスよく取り入れられて、他では真似のできない製品になっています。もちろん、接合カプラーのTA4シリーズが特殊な接合方式の原点ですので、お時間がありましたら『カプラー進化論』をお読みください。
一見、なんの変哲もなさそうなTA3シリーズでも可能な限りの技術が盛り込まれています。
皆様がお使いのパーツのウンチクを知っておくことも良いことと思います。

■カプラー進化論

投稿者 たーぼ♪ : 15:18 | コメント (0)

2016年01月25日

【デジスコ用雲台シリーズ】 ①デジスコにとっての雲台の役割

★★デジスコ用雲台シリーズ★★


実際の撮影では、野鳥を見つけて照準器で導入し、目にピントを合わせてそのまま構図を作る・・という一連の作業を瞬時にしなくてはなりません。
もちろん、移動時に影響する重さや大きさ、上に載る光学ユニットの重量に耐えられる剛性も選択時の大きな要素です。
デジスコの経験者ならたぶん体験していると思いますが、スコープが御辞儀をして指を挟んだり、首の皮を挟んだり・・冗談ではすまされないような事象も注意しなければなりません。

デジスコシステムの中で雲台の重要性は操作面では最重要と言っても過言ではありません。システムをしっかり保持するための剛直さ、機動力に重要な軽量でコンパクトな可搬性、滑らかな操作性、微動操作、操作回数の少ない機構など要求されていることが多く、一般的な撮影に使用される2~3軸のレバー式雲台やボールヘッド(自由雲台)等は不向きです。デジスコ機材が細長く角度による重心変化が変わること、撮影の瞬間は機材から手を離すことなど特殊な事情からジンバル雲台とビデオ雲台が主流となります。

デジスコ用の雲台選びは、撮影成功率に大きく影響します。
このシリーズはデジスコ用雲台について次の順に説明します。

まず、一眼レフでの野鳥撮影とデジスコでの野鳥撮影の違いを知って頂きます。

一眼レフでの野鳥撮影の場合、基本は機材を雲台を軸にしっかり両手や目の周りで抑えて写す。
ミラーやシャッターの振動を雲台と体で「質量」と「ダンピング」で抑え込むことがポイントとなります。
さらに多くの場合は「指」でレリーズボタンを押すのですからその振動にも対策が必要です。

従って、雲台の役割も自体が大きな質量をもつことや粘性の高いオイルなどを有用に活用して防振や制振を行う機構が求められます。

デジスコ用の雲台はどうでしょう。

写真のように撮影する瞬間は機材から手や目をすべて離し、撮影者の発生する振動を機材に使えない写し方をします。焦点距離が長かったり、暗くてシャッター速度が稼げない場合は特に慎重に静かに写します。
機材に振動発生源が無い「コリメートデジスコ」の場合は、焦点距離1000㎜の場合、振動により発生するブレは1/10以下と言われています。
このメリットを生かすための撮影方法に合わせて設計された雲台がデジスコに適しています。
小型のビデオ雲台も「転用」としてデジスコにも使えますが、やはり、専用設計されたジンバル雲台が最良です。
稼働時にフリクション(抵抗)がかかる構造はデジスコの焦点距離では「揺り戻し」というブレにつながります。それを避けるためにフリクションを緩くすれば仰角がある場合はカックン現象が起こってしまいます。さらにカウンターバランスを使ってもスムーズで反力の発生しない動きは作れません。従って、ビデオ雲台を転用する場合は、デジスコシステムの重量に負けない大型で精緻なフリクションコントロールを持つものが必要となり、それを支えるためにより大きな質量・剛性を持つ三脚が必要となります。

答えとしてはデジスコ用途に合わせて設計されたジンバル雲台が良い。となります。

 ②大きさと耐荷重
 ③軽量・高剛性
 ④ワンアクションの簡単操作
 ⑤パーン棒と微細調整
 ⑥ビデオ雲台
⑦ジンバル雲台

投稿者 たーぼ♪ : 09:46 | コメント (0)

2016年01月23日

【新着情報】TSN-PS1(改)あります。

KOWA TSN-PS1 [TSN-880/770 直視型専用 カメラマウントシステム]をもっと使いやすくしたいと思い、改造しました。
スコープをベースにいろいろとチャレンジされたい方にオススメの逸品です(笑)

①裏面にスライドロングシュー加工
ジンバル雲台などで使おうとすると、ロングシューを別途購入し取り付ける必要があったので裏面に溝加工をしました。

②ヒップサポートスライド幅を10㎜拡大、20mmしかなかったものを30㎜に加工。

③サービス穴の追加、M3ネジ穴を左右に3か所ずつ計6か所追加。機材に合わせたオリジナルなヒップサポートを装着しやすくしました。また、照準器ベースなどもDIYレベルで装着可能。

④アルマイト加工 黒塗装を剥離し、アルマイト加工。

仕入れ価格をはるかに上回る追加加工となってしまい、採算はとれない道楽製品ですが、
再度20個、皆様にお分けすることができます。

お値段は、TSN-PS1税込定価の17200円・・・・(採算割れですが)

【でじすこや】オリジナル TSN-PS1(改)限定販売までお問い合わせください。



投稿者 たーぼ♪ : 20:26 | コメント (0)

2016年01月20日

【フォトブック】vivipriで作ってみました。

実は一回も作ったことが無くて(^^ゞ
やってみました。大きさやP数、配置やキャプション。
全部自分でできる(やる)んです。・・・やってみてわかるけど、本職のデザイナーって凄い。
今回は写真印画紙で印刷製本できる(Vivipri)にお世話になりました。アプリをダウンロードして写真をはめ込んで作ります。なにせ気合入りましたので好きな写真だけ集めてやってみました。
プリント画質はインクジェット並みと言って良いでしょう。しかも富士フィルムの銀塩印画紙(100年プリント)とのことで、ちょっと高いけど納得のできばえ。色合いや明るさもほぼモニターで見るイメージに近いのでOKです。サイズはB5縦判を選んだので横位置写真ならB4までいけます。全18P、もっとページ増やしても良かったけど見てる間に飽きちゃうから(笑) 本自体は上質な絵本といった感じでなかなか宜しい。
発注後3~4日で手元に届きました。価格は運賃込で4000円弱。これなら、作りたいときに気楽に作れますよね。オンデマンド印刷製本がこんなに簡単にできちゃうなんて驚きでした。
結構、楽しいです。皆さんも是非お楽しみください。

■私の作例を見たい人はこちら

■vivipriの公式WEBサイト

投稿者 たーぼ♪ : 14:51 | コメント (0)

【4Kカメラ】LUMIX TX-1 発表

Panasonic LUMIX DMC-TX1 公式サイト

1インチCMOS採用の光学10倍レンズ付き4Kコンパクトが3月に発売されます。
搭載されるLEICAのレンズとデジスコの相性は気になりますが、4Kの機能は充分にデジスコで活躍しそうで、今までできなかったことが解決される可能性があります。

狙いはSONYのRX-100シリーズの牙城を崩すこと(笑) RX-100M4のズーム域を広げた感じの位置付けです。画質的には比べて見なければわかりませんが、同等ならばデジスコーパーの選択肢は間違いなく広がると思います。
各社の30倍ワイド系アイピース及びKOWA、スワロのワイドズームなどとそのまま相性良く使えれば経済的にもねらいのカメラになりますが、10倍ズーム=長い鏡筒・・・と考えると、ロングハイアイ系のアイピース(KOWA TE-20HやVA3 Nikon FEP-25LER)でのチェックも必要かも知れません。

特に気になっているところは4Kフォト関連機能。すでに進んでいた3つの4Kフォト機能に加えて長時間連写の強化と新機能の「フォーカスセレクト」フォーカス面を変化させて連写しておいて、撮影後に合わせたい画像を選べるというもの。使ってみないとわかりませんが、結構ありがたい機能のような予感がします。

なにはともあれ、高級コンパクトに殴り込みをかけたTX-1、かなり気になります。
お値段は8~9万円。高いですが・・・どなたか人柱に(笑)


投稿者 たーぼ♪ : 08:29 | コメント (0)

2016年01月18日

【液晶フード】EVFとルーペ付液晶フードの見え方

EVF(電子ビューファインダー)とルーペ付液晶フード、どちらが良いかについては一長一短あるので一概には比較することはできません。ここでは実際の見え方について実証してみたいと思います。
まずは、EVF及びルーペを覗いた時の映像を撮影し比較してみることにしました。

左:電子ビューファインダー:0.47型TFT液晶、約144万ドット、視度調節機能付き、明るさ調整可能
右:3.0型TFTカラー液晶(約104万ドット)+3倍ルーペ付液晶フード

V2のEVFは144万ドットなのでV3の電子ビューファインダー DF-N1000の236万ドットに比べれば数値的には粗いのですが、実用上なんら問題ありません。もちろん液晶モニターは100万画素ですからより粗い勘定ですがこちらもピントの山も見やすく速度も速いので大きな差を感じません。しかし、大きさは明らかに異なり。2回りほど大きく見ることができます。個人的には大きく見えるメリットのほうが重要と感じます。
EVFのメリットは小さな装置であるため邪魔にならずカッコイイ。そして画素数も多いこと。但し、お値段はそれなりに高価であるというデメリットがあります。
デジスコにした場合は液晶フードのほうがシステムとして直線的に見えるので良い気がします。

液晶フードは3インチ液晶モニターに固定枠を両面テープで接着します。(取り外しが必要な時はデンタルフロスなどを使ってください)固定枠にはプッシュロッドが4か所装備され、最適な強度でフード本体を固定し、また、簡単に外せる絶妙な強度で調整されています。
ゴムをかぶせるタイプや磁石を使った固定方法を使った製品も市販されていますが、使い勝手においては間違いなく最良と言えます。
デジスコ撮影だけではなく、コンデジやミラーレスでEVFを使わずに液晶を大きく近く見たい方には絶対にお勧めの商品です。やっぱ、ファインダーを覗いて写す感じっていいですよねぇ~。

■デジタルカメラ用ルーペ付3インチ液晶モニターフード HD-30WMC

投稿者 たーぼ♪ : 20:44 | コメント (0)

2016年01月15日

【Fシリーズ】Nikon 1 J5(11-27.5mm)使用時の作例。

本日は、以下の機材で撮影してきました。
スコープ:
EDG85/FEP-30W 

カメラ:
Nikon 1 J5/11-27.5mm

接続パーツ:
TA4/6758/延長リング15/操作リング20
/メインパネル/固定リング/スペーサーリング58
/可変レリーズステー

その他:
DOS-CS2/デジスコケーブル455US/GITZO 2型カーボン
/GIM-01など

■ケラレ・周辺減光状況
レンズ焦点距離:14㎜(35㎜換算:約38㎜・f4)程度から
目立つケラレ・周辺減光は発生しません。
レンズ焦点距離:11-14㎜まではケラレが発生します。

■作例


オオタカ

露出時間 : 1/100秒
レンズF値 : F4.8
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 160
露光補正量 : EV0.0
開放F値 : F4.8
自動露出測光モード : 中央重点測光
光源 : 晴天
フラッシュ : オフ
レンズの焦点距離 : 20.50(mm)



トモエガモ

露出時間 : 1/30秒
レンズF値 : F5.0
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 160
画像圧縮率 : 4/1 (bit/pixel)
露光補正量 : EV1.0
開放F値 : F4.9
自動露出測光モード : スポット測光
光源 : 日陰
フラッシュ : オフ
レンズの焦点距離 : 21.50(mm)



トラツグミ

露出時間 : 1/30秒
レンズF値 : F4.2
露出制御モード : 絞り優先AE
ISO感度 : 160
露光補正量 : EV-0.3
開放F値 : F4.1
自動露出測光モード : 中央重点測光
光源 : 曇天
フラッシュ : オフ
レンズの焦点距離 : 15.60(mm)


投稿者 たーぼ♪ : 13:32 | コメント (0)

2016年01月14日

【デジスコ用雲台シリーズ】 ①デジスコにとっての雲台の役割

★★デジスコ用雲台シリーズ★★


実際の撮影では、野鳥を見つけて照準器で導入し、目にピントを合わせてそのまま構図を作る・・という一連の作業を瞬時にしなくてはなりません。
もちろん、移動時に影響する重さや大きさ、上に載る光学ユニットの重量に耐えられる剛性も選択時の大きな要素です。
デジスコの経験者ならたぶん体験していると思いますが、スコープが御辞儀をして指を挟んだり、首の皮を挟んだり・・冗談ではすまされないような事象も注意しなければなりません。

デジスコシステムの中で雲台の重要性は操作面では最重要と言っても過言ではありません。システムをしっかり保持するための剛直さ、機動力に重要な軽量でコンパクトな可搬性、滑らかな操作性、微動操作、操作回数の少ない機構など要求されていることが多く、一般的な撮影に使用される2~3軸のレバー式雲台やボールヘッド(自由雲台)等は不向きです。デジスコ機材が細長く角度による重心変化が変わること、撮影の瞬間は機材から手を離すことなど特殊な事情からジンバル雲台とビデオ雲台が主流となります。

デジスコ用の雲台選びは、撮影成功率に大きく影響します。
このシリーズはデジスコ用雲台について次の順に説明します。

まず、一眼レフでの野鳥撮影とデジスコでの野鳥撮影の違いを知って頂きます。

一眼レフでの野鳥撮影の場合、基本は機材を雲台を軸にしっかり両手や目の周りで抑えて写す。
ミラーやシャッターの振動を雲台と体で「質量」と「ダンピング」で抑え込むことがポイントとなります。
さらに多くの場合は「指」でレリーズボタンを押すのですからその振動にも対策が必要です。

従って、雲台の役割も自体が大きな質量をもつことや粘性の高いオイルなどを有用に活用して防振や制振を行う機構が求められます。

デジスコ用の雲台はどうでしょう。

写真のように撮影する瞬間は機材から手や目をすべて離し、撮影者の発生する振動を機材に使えない写し方をします。焦点距離が長かったり、暗くてシャッター速度が稼げない場合は特に慎重に静かに写します。
機材に振動発生源が無い「コリメートデジスコ」の場合は、焦点距離1000㎜の場合、振動により発生するブレは1/10以下と言われています。
このメリットを生かすための撮影方法に合わせて設計された雲台がデジスコに適しています。
小型のビデオ雲台も「転用」としてデジスコにも使えますが、やはり、専用設計されたジンバル雲台が最良です。
稼働時にフリクション(抵抗)がかかる構造はデジスコの焦点距離では「揺り戻し」というブレにつながります。それを避けるためにフリクションを緩くすれば仰角がある場合はカックン現象が起こってしまいます。さらにカウンターバランスを使ってもスムーズで反力の発生しない動きは作れません。従って、ビデオ雲台を転用する場合は、デジスコシステムの重量に負けない大型で精緻なフリクションコントロールを持つものが必要となり、それを支えるためにより大きな質量・剛性を持つ三脚が必要となります。

答えとしてはデジスコ用途に合わせて設計されたジンバル雲台が良い。となります。

 ②大きさと耐荷重
 ③軽量・高剛性
 ④ワンアクションの簡単操作
 ⑤パーン棒と微細調整
 ⑥ビデオ雲台
 ⑦ジンバル雲台

投稿者 たーぼ♪ : 13:32 | コメント (0)

2016年01月09日

【アートショット】CASIO EX-ZR60デジスコで楽しむ


今日の撮影はカルガモとオナガガモが相手をしてくれました。しかし、撮影のバリエーションを広げることができず、カメラに付属する「At Shot」を試してみました。
いやいや、なかなか楽しい(笑) たまにはこんな風に楽しむのもありですね。


モデル名 EX-ZR60
シャッタースピード 1/100 s
F ナンバー f/4.5
ISO ISO 200
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
レンズ焦点距離 8.9 mm


モデル名 EX-ZR60
シャッタースピード 1/125 s
F ナンバー f/5
ISO ISO 200
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
レンズ焦点距離 14.6 mm


モデル名 EX-ZR60
シャッタースピード 1/125 s
F ナンバー f/4.5
ISO ISO 100
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
レンズ焦点距離 8.9 mm



モデル名 EX-ZR60
シャッタースピード 1/125 s
F ナンバー f/5
ISO ISO 80
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
レンズ焦点距離 14.6 mm



モデル名 EX-ZR60
シャッタースピード 1/125 s
F ナンバー f/5
ISO ISO 80
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
レンズ焦点距離 14.6 mm


モデル名 EX-ZR60
シャッタースピード 1/125 s
F ナンバー f/4.5
ISO ISO 80
露出補正値 0.00 eV
測光方式 分割測光
レンズ焦点距離 8.9 mm

■詳しい情報はこちら

投稿者 たーぼ♪ : 22:02 | コメント (0)

2016年01月06日

【カメラ情報】 2016年のデジスコ用カメラ

デジスコに相性の良いと言われた1/1.7型CMOSが姿を見せなくなり、また、超高倍率機・大型CMOSハイエンド機に2極化され、一番ユーザーの多かったIXYのような汎用コンデジは残念ながらスマホに移行してしまった。高画質を狙うデジスコにとって大型CMOS(と言ってもm4/3や1インチ)のハイエンド機は喜ばしいのであるが、デジスコを身近に楽しんで頂くには「スマホ」では画質的に楽しめないようである。
すでにガラパゴス化していると言われるデジスコであるが、結果から言えば野鳥撮影には物理的に有用な撮影手法であるため一部のコアユーザーはより高みを目指して探求を進めていくであろう。追い風としては電子シャッターで無振動撮影ができるシステムとして、デジスコ撮影に有意義な機能を汎用化させる方向で進化しているのでカメラは高価になるものの上位機種のアルゴリズムで一部の機能だけパッケージングしたコンデジやミラーレスカメラが伸長するであろうことが予測される。


現状でのトレンドは4K動画&フォトであろう。800万画素クラスの静止画が動画撮影後に切り出せるというイメージである。800万画素と言えば名器S80と同等の画素数であるが、画質はあまり期待しないほうが良い。現状は15~30fpsであるが、今後は30~60fpsに向っていくと思われる。しかし、コマ数を多くすれば記録に必要なエネルギーが超大となり、伝達と発熱がボディーの大型化につながってコンパクトという言葉から遠ざかって行くであろう。フォトに関しては4Kから8Kへの可能性は出てくる気がする。何故なら、8K動画は先に述べた発熱が原因で軽小から重大に移行し、一眼レフボディーやビデオカメラというか、コンシューマの世界から離れることになる。しかし、8Kというのは大きな謳い文句なので、実用的な8Kフォトに姿を見せる予感がする。撮影時間を短くすれば問題も解決する。私が企画担当ならハイエンド機に装備したい。
AFの進化や撮影タイムラグの縮小、耐ISO性能、アート系モディファイなど幅や奥行きが広がって行くが静止画の画質に特化した部分は残念ながら訴求力として難しいので力が入らないような予感がする。

Panasonic LUMIX GH4・GX8・G7など4Kフォト機種。 

トップのGH4は動画撮影アプリケーションなどに魅力はあるものの、1.6M静止画については同スペック機種と大きな差を感じない。4Kフォトがついていて1.6M静止画ならG7が半額で買える。GH8は2Mの静止画が写せることと、それなりに放熱効果も高いので4K動画&フォト、2M静止画という位置づけで納得できる。GH4の次機種GH5も噂されているが、ひょとして8Kフォトがついてきたら面白いかも知れない。
但し、4Kフォトはデジスコ野鳥撮影においては明るさが必要なことと、被写界深度が浅いので向きによっては1~2コマしか有効でないことも念頭に入れておく必要がある。真横に飛んでくれれば成功率も上がるが画角が狭いので入る枚数も限られてしまう。

GH4 ★★★★
GX8 ★★★★☆
G7  ★★★★☆

LUMIXにはGF7・GM1などミドルクラスの汎用機もとり揃えられている。価格がリーズナブルなのに撮影機能などベーシックな部分は上位機種と遜色なく使え、むしろボディーが小さく軽いこともありデジスコには有用な場合が多い。オススメはGM1S。すでにGM1に12-32㎜レンズをつけた構成で撮影データがあるように実績的にも素晴らしい結果が出ている。AF速度や連写性能など十分な素質を持っている。

GM1 ★★★★★ 安くて良い
GM1S★★★★☆
GM5 ★★★★  EVFは良く見えない

レンズ
20mmF1.7Ⅱ ★★★★★ KOWA TE-11WZ、スワロSTXとの相性
12-32㎜    ★★★★☆ ズームアイピース・単焦点などスコープアイピースと相性抜群


Olympus OM-D E-M1

サイレントモードによる電子シャッター撮影ができるので、デジスコ用途に一気に有用な位置づけになりそうです。メカニカルシャターはしっかり振動して画質を荒らすのは予想できるので、サイレント撮影に期待したい。マイクロフォーサーズなのでレンズに関してはLUMIXと共用なので問題なく使用できそうである。個人的には発色や解像感はOlympus推しなので、余裕ができたら本体を買いたいと考えている。

E-M1(評価できず)


Nikon Nikon1 J5・V3

動画に弱いニコンの風土であっても4Kフォトについては静止画の範疇であり、J5で片鱗を見せる形となった。ニコン1シリーズはコンデジの上位進化ではなく、デジイチのベースのアドバンスドカメラという位置づけなので、カメラファンにも入りやすい領域である。1型CMOSはデジスコにとっては最適に近いセンサーですでにニコン1でのデジスコ写真実績に裏打ちされている。解像感を出すためにピクセル等倍ではザラザラ感があった経緯もあるが、現状では品良く解像感と滑らかさを両立させている。ハイエンド機はV3であるが4K機能などは無い、しかしながら普段使いを含めてなんの不満も感じない素晴らしいボディーである。もうすぐ、次機種が出ると思われJ5での4Kフォトをさらに使いやすくアレンジしてくると期待している。J5は標準レンズ搭載で4万円台で購入できるリーズナブルさがありオススメ度は高い。

V3 ★★★★☆
J5 ★★★★☆

レンズ
18.5㎜F1.8    ★★★★★ KOWA TE-11WZ、スワロSTXとの相性
初代10-30㎜   ★★★★
10-30㎜ PD   ★★★★
 

SONY CyberShot DSC-RX100初代・M2・M3・M4

レンズ付きの1型CMOSコンデジはCANONとSONY。CANONのG3X・G7Xがスコープと相性が良くないのでこの領域ではSONYのCyberShot RX-100シリーズとなる。初代・M2に関しては非常に高いデジスコ実績もあり、しかも継続販売されて3~4万円で買える文句なしのトップオブデジスコカメラと言える。M3/M4とレンズも変わっているのだが、実験的評価では充分相性が出るのでFシリーズでセットすれば新たなデジスコが楽しめそうである。メモリーをCMOSに積層したM4については個人的に興味があり、電子シャッターにおいてコンニャク現象が出ないということは解像感をスポイルしている現象が減ってることは確実なので4Kも含めてとても魅力的なカメラと言える。

RX-100初代  ★★★★★ 安くて良い
RX-100M2   ★★★★☆ バリアングル液晶はいまひとつ
RX-100M3   ★★★★☆ もうちょっと頑張ってM4を
RX-100M4   ★★★★★ 期待を込めて・・

CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-100/100PRO/ZR60

1/1.7型CMOSの高級機は現状ではこの一種しかなくなった。興和TSN-VA3と合わせて使うのであるが、カメラの質の高さと画質に驚かされる。特にEX-100PROは倒立像表示ができるのでP556に直結してプリズム抜きユニットを構築すると過去最高の画質が得られた。もちろんTSN-884/774との組み合わせでも画質の良さには驚かされる。但し、1200万画素なのでダイナミックレンジは広くとれるものの、使用用途によっては画素数が不足する場合もある。しかし、1/1.8CCD時代の画質みたいで好感が持てる。

HIGH SPEED EXILIM EX-100 ★★★★ VA3が必要


HIGH SPEED EXILIM EX-ZR60

1/2.3型にも候補はあると思われるが、10倍を超える高倍率レンズを搭載しているものがほとんどで、ケーススタディーとしてHIGH SPEED EXILIM EX-ZR60を紹介する。実はEX-100のハイスピードシステムを継承していて、機能を見るとビックリするぐらいのベーシックな要素が含まれている。まさにハイスピードでありデジスコ撮影になんら不満は無い。しかし、やはり光学10倍ズームレンズを搭載し、鏡筒がニョキニョキ伸びてくる。幸いなことにTSN-664Mに装着できるTE-17HDと相性が良いので面白い。
同社のEX-FC500Sでもフィットする。このアイピースを使えばこれ以外の1/2.3型コンデジにも候補はありそうであるが、起動・AF・記録スピードや連写機能などなかなかこれに及ぶものはない。

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR60 ★★★★ TSN-664M/TE-17HDの組み合わせのみ

今回はオススメできそうなカメラのみを候補にあげましたが、多少、苦労すれば使えるカメラも多いと思われます。デジスコで使えそうかどうかの相談は随時対応しています。遠慮なくお問い合わせください。

■お問い合わせは【でじすこや】

投稿者 たーぼ♪ : 11:28 | コメント (0)

2016年01月04日

【売ります】スワロフスキーEL8.5X42 私物中古

いやいや、新年早々 個人的なお話で恐縮です(笑)
新しいカメラ(ナイショ)が欲しくて金策しています。
オークションに出すつもりですが、買って頂くならこちらの読者の方の方が良いと思い記事にしてみました。今週いっぱいお待ちしてお声掛けが無ければヤフオクに出品します。

2008年に購入しました。
使用頻度は極めて少なく、家族がコンサートや観劇で使用している程度。
私も数回撮影に持参しましたが、デジスコの御伴にはちょっと大きいので防湿庫の肥やしになっていました。

蝶番のでっぱりの塗装がわずかに擦れている程度で、一見、新品に見える外見です。
前後キャップやストラップもあります。但し、箱は紛失してしまいました。

レンズに傷・汚れ・カビなどは無く、ほぼ最高のコンディションと言えます。
ピント・視度補正機構は完全に作動します。

もともと35万円程度の製品ですが、半額を切ってお渡しできると思います。
ご興味のある方は下記までご連絡ください。

私のメール

投稿者 たーぼ♪ : 16:29 | コメント (0)

2016年01月01日

【ごあいさつ】明けましておめでとうございます。

皆さん、あけましておめでとうございます。
いつも野鳥写真研究室にお越しいただきありがとうございます。
今年も、デジスコ文化を推進するために努力いたします。
皆様のお力添えを頂ければ百人力です。

今年もどうぞ宜しくお願いします。

たーぼ♪@石丸喜晴

投稿者 たーぼ♪ : 01:04 | コメント (0)